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2008-01-29 Tue 22:16
マジメで温厚、人当たりもとてもよく、親のガソリンスタンドで働く兄、稔。 田舎から東京に出て一流カメラマンとして活躍する、しがらみに捕われない自由人の弟、猛。 仲の良い兄弟ではあるがその性質は対照的な二人。 二人の知るある女性がつり橋から落ちて死亡する事件をきっかけに、そんな二人の間の心理が揺れ動く様が描かれる。 男兄弟でなくても姉妹、親友、ごくごく近しくて大事な人であるのに、また別の感情が自分の心に擡げかかる・・ そんな感覚に人知れず頷いてしまう人も多いのではないかと思う。 まず最初に女性をめぐって、猛の中にある兄への複雑な感情が露になる。 そしてそれに感づく稔の笑顔と背中・・ すぐに後味の悪さを憶える猛・・ 明かされるは罪の行方、重さのはずの裁判で、兄弟がお互いどこかずっと引っかかっていた相手への感情が、露呈されていく・・ 唯一の目撃者である猛のフラッシュバックでもって、観客ものちのち事件の事実の断片を映像で見させられるわけだが、その映像さえ、猛の感情に揺らされる記憶であって・・・ 感情が揺れ、記憶もゆらぐ。全てのものが危うくゆらぐ。 「ゆれる」という主題でもってうまく描写・表現された話ですね。 まぁとにかく香川照之がすごい! オダジョーもすごいと聞いていたし彼本人ももうこれで役者を辞めても良いと思えるぐらいと比喩的に語っていたが、 私は彼のほかの映画のキャラのほうが良かったと思った。 これも良かったけど、今までで一番なのかな?と観る前に勝手に思っていたので。 香川さんがすごいから余計そう感じたのかも知れんけど。 稔がバスに乗ったか乗らなかったか(猛の元へいったのかどうか)、その後を描いていないのは、後は皆さんのご想像で。・・ということじゃないように私は感じた。 もうあの笑顔が一つの答えな訳なんだよね・・・ |
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2008-01-29 Tue 22:15
“ELI, ELI, LEMA SABACHTHANI?” とは、 「神よ、何故に我を見捨てたもうや」<マタイ27章 46節> というイエスが十字架に張り付けられながら唱えた最期の言葉のことらしい。 舞台は2015年の近未来。正体不明の致死ウィルスが蔓延した世界。 感染者はある日突然自殺してしまう。 有効な治療法も見つからない中、日本のあるミュージシャンが作る音楽を聴くと治療効果があるらしいとの臨床結果が・・ 人間の前進、生に向かう意志を謳っているのですか? はっきりいって、面白い要素が全くわからなかった。 ストーリーは何の複雑さもないが。複雑さがあるとすれば人の感情。しかし・・ またこれ何を意識してるんでしょうかぁ・・・ ストーリーも、映像もぴんとこず、ちょっとだけ未来的なものを意識したセットも世界観が中途半端にしか私には映らず。。 数箇所でも印象的なシーンがあればまたこの手の映画に対する感想は変わってきそうな気がするんだけどね。。 無理やり最後まで観たけどやっぱりなんもなかった。 まぁ、この後の「サッド・バケイション」では鼻に付く感じが取れた感じだったのでよいのですが(笑) |
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2008-01-24 Thu 22:58
主人公マックスは学校の成績は悪いけど、そのバイタリティと様々なひらめきについては天下一品。 も一つ、とっても勘違いな野郎でもある。 そんなわが道を行く彼のハチャメチャ学園生活(?) そんな彼と意気投合し、友人になる会社社長はいい年のおっさんのくせして精神年齢はマックスと一緒なんだ。 くたびれたオヤジの役にビル・マーレイはほんとはまる!! 情けない哀愁が、いいねぇ(笑)常にどこかコミカルだしw マックスってイタい奴なのは間違いないけど、純粋っちゃぁ純粋。 奇行の多い奴だけど、でもマックスなりに色んな体験をして徐々に心が成長していく。 そして周囲の皆も少し幸せに出来るようになる。 コメディながら、実はほろ苦青春映画ってヤツだね^m^ マックス役のジェイソン・シュワルツマンは本作がデビュー作、そしてコッポラ一家と親戚だそうだ。顔そのものがインパクトある彼、ナイスなキャスティングだよねw 父親のキャラ設定もさり気に好きだなぁ。なんか癒される(笑) これ系って「玄人さん」とかがすごく好みそうなテイストなのかな。 それに“こういうの”ってまた、自分が何気なく見過ごしている中にもすんごい計算とか緻密にされてんだろうな(笑) 逆に、全く肌に合わない人もいそうな気もしないでもない!?^_^; 【受賞メモ】 ◆1998年インディペンデント・スピリット賞 : ・監督賞 ・助演男優賞 (ビル・マーレイ) ◆1998年全米批評家協会賞 :・助演男優賞(ビル・マーレイ) ◆1998年NY批評家協会賞 :・助演男優賞(ビル・マーレイ) ◆1998年LA批評家協会賞 :・助演男優賞(ビル・マーレイ) |
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2008-01-24 Thu 22:51
ドライヤー監督初のサウンド映画。 そして、人に噛み付く様子は一切出てこないヴァンパイア映画。 とある城に宿を取ったアラン・グレイ。そこはただならぬ気配が漂い、不可思議な人物たちが徘徊していた。 突如自分の部屋に訪れた老人は、謎のメッセージと、「自分の死後これを開いてくれ」とある物をグレイに委ねる。 そしてまもなくその老人は死に、例の荷物を解いてみるとそれはヴァンパイアに関する記述の乗った一冊の本だった・・ タダでさえ不気味な雰囲気漂うとある町。 人のシルエットだけがそこかしこを動き回る。 それは人間の魂であり、時折体から離脱し、また元にもどる。 老人の死後空けた本の内容は、現実の出来事とリンクする・・ 採血されたグレンは自らも不思議な体験をする。 グレンさえも魂の離脱が起こり、棺おけの中の自分を見つめる。 棺おけからのショットはとても印象的だ。 シルエットとしての魂の彷徨いだけでなく、全てのもののシルエット(影)がとてもインパクトがある。 へんな不気味さがジワジワと伝わってくる。 恐摩訶不思議な世界。どこからどこまでが、どうなのか・・。 台詞と音楽はあるものの、サイレント映画だったとしても その映像から十分満足できる。(そもそもまともな台詞は少ないし。) |
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2008-01-24 Thu 22:49
ジャンヌ・ダルクが裁判にかけられ火あぶりになるまでの様子を、 フランスに残る裁判記録をもとに、実際5ヶ月以上もかかった歳月を1日の時間軸で描かれた作品。 彼女が戦火の中活躍する姿ではなく、大勢の修道士に責められ 死と向かい合い、弱々しくも凛とした彼女の様子が捉えられる。 カール・Th.(テホ)・ドライヤー。カール・テオドール・ドライエル。等、 カタカナ表記だと色んな名を持つ監督さん^_^; 本作はサイレント映画の傑作のひとつと謳われてるものですね。 きっと他のどのジャンル・ダルクよりも、この映画で彼女の姿を知ることが(見ることが)できてよかった。深い根拠もなくそう思っているのです。。 30cm程の至近距離から登場人物の顔を捉え、そしてそれに見事にハマる役者達の幅広い表情(演技)。 すごく迫力がある。様々な感情がひしひしと伝わってくる。 出演者全てノーメークだそうだ。 ジャンヌ・ダルクを演じるのは当時モデルと舞台女優で活躍する方。 本作が唯一の映画出演だそう。 常に流すあの涙は全て本物で、彼女が自然と涙を流すまで監督は時間を取ったらしい。 火あぶりのシーンはほんとに特に引き込まれる。 彼女が生きている間は彼女の体と炎は別々のショットで撮られ、 煙だけが二つに共通するのだけど、彼女のその演技により、 映画の雰囲気により、今からだが燃えているのだと、リアルに伝わってくる。 そして、煙が充満する中それを悲痛な顔で見守る群衆、 既に焼死体となった彼女の体を一層の火が包み込み、その煙が延々と立ち込めるなか我慢の限界を通り越し暴挙となる群集と立ち向かう兵隊・・・ マジですごいです。 素人にとっては1920年代というこの時代にどのショットがどれだけ凄いことなのか具体的にはわからないけど、ただ一人の観客として、圧倒されるのは間違いない。 ずっと見たくて見たくて、でもレンタル屋にもなくリバイバルもなく悶々としていた中 とうとう昨年見たことないままDVDを買ってしまったというマイコレクションの一つ。 結局その後地元の隣県でこの完全版がリバイバル上映されたけどね(笑) まぁ、そんなもんだ。買った事に後悔はなし。 |
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2008-01-17 Thu 18:26
![]() <EFTER BRYLLUPPET> 2006年デンマーク・スウェーデン/2007年10月27日日本公開(119分) 監督: スザンネ・ビア 製作: シセ・グラム・ヨルゲンセン 製作総指揮: ペーター・オールベック・イェンセン,ペーター・ガルデ 原案: スザンネ・ビア,アナス・トーマス・イェンセン 脚本: アナス・トーマス・イェンセン 撮影: モーテン・ソーボー 音楽: ヨハン・セーデルクヴィスト 出演: マッツ・ミケルセン,ロルフ・ラッセゴード,シセ・バベット・クヌッセン,スティーネ・フィッシャー・クリステンセン,クリスチャン・タフドルップ,フレデリック・グリッツ・アーンスト,クリスチャン・グリッツ・アーンスト,イーダ・ドゥインガー 他 〔ジャンル:ドラマ〕 本作は「ドグマ‘95」ではなかったようですが、今回もハンディカメラ撮影で臨場感たっぷり、いま思い返してみると「セット撮影」もまた無かったかな? まぁとにかく、これ観て改めて気付いた。 映画の中で完璧一つの世界が作られてるんだけど、でもその世界と私たち見る側の距離感が、すんごく近い感覚に陥るんだ。 リアリティというか、「近い」ね。 大事なものを持つそれぞれの人達の立場、葛藤、そして選択が、静かに、時に熱く、ジワジワと描かれます。 主役は「しあわせな孤独」でお医者さんだったマッツ・ミケルセン。 あの社長の思惑は、身勝手とも言えるだろう。 彼の皮算用が後々本当にうまく行くかどうかもわからないよ。 だけど、それでも。 愛するものを守りたいと強く願う思いは誰も同じだから。 ヤコブがインドの孤児達には自分が必要だと思うのと同じ事だから。 結果、こんな究極チックな選択が強いられる事になってしまう・・ 社長が思いっきり恐怖を爆発させた時はほんと、溜まらんかったなぁ・・ それにしても、あの孤児の子がちょっとかわいそうなんだけど・・(笑) 結構何度か泣いてしまった。 ここんとこ劇場鑑賞時は泣かされてばっかの気がするぞ!? 地元では来週は同監督の別作品「ある愛の風景」も公開予定。必見♪ またハリウッドに活動を移しての最新作も今春頃に公開予定だし。 ほんと楽しみだ。 ****** 鑑賞後に心置きなく本作のチラシを読み返してたら、監督がハリウッドで次作を作っただけでなく「しあわせな孤独」と「ある愛の風景」がハリウッドリメイクされるらしい。 別にハリウッド物を貶すつもりも全く無いけど、 何でもかんでもリメイクしすぎじゃない?(笑) リメイクのまえに元ネタをもっと大々的に宣伝&公開したらいいのに・・・ |
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2008-01-17 Thu 18:19
![]() <REIGN OVER ME> 2007年アメリカ/2007年12月22日日本公開 (124分) 監督・脚本: マイク・バインダー 製作: ジャック・バインダー,マイケル・ロテンバーグ 製作総指揮: ジャック・ジャラプト,リンウッド・スピンクス 撮影: ラス・オルソーブルック 音楽: ロルフ・ケント 音楽スーパーバイザー: デイヴ・ジョーダン 出演:アダム・サンドラー,ドン・チードル,ジェイダ・ピンケット=スミス,リヴ・タイラー,サフロン・バロウズ,ドナルド・サザーランド,マイク・バインダー 他 〔ジャンル:ドラマ〕 アダム・サンドラーってよく活躍されてるもののこれまで彼の作品ってあまり興味を持ったものが無くほとんどまともに観たことない・・。 なんとなーく勝手に持っていた彼へのイメージとは全然別だった。 よかったよ。 アメリカ9.11事件で妻と子供を奪われ、そのショックから立ち直れぬまま辛い記憶を硬く閉ざして生きるチャーリー(アダム・サンドラー)。 歯科医で家族にも恵まれ、女性にもそこそこモテるものの、今の生活や自分に何か漠然とした不満をもち悶々と暮らすアラン(ドン・チードル)。 大学時代親友だったこの二人が偶然街で再会し、改めて友情を深め、お互い心に抱える問題が少しずつ癒されていく。 人の心の傷なんて、通り一遍等なやり方で何でも直るわけじゃなく。 本人にとってどうする事が最善の方法なのか、何が優しさなのか・・ 辛い過去に記憶も耳も閉ざし、ただ毎日を自由に暮らすチャーリーに振り回されつつも、アランは彼の傷を救おうと親身になる。 そしてアラン自身もチャーリーと時間を共にすることで、生活に活気を感じ、自己の問題が徐々に好転していく。 チャーリーたちの心の傷はすごく深刻だけど、クスクスッと笑える部分も結構あり、決して重いノリで進んでく訳じゃ無い。 チャーリーに関る人々が一同に介する裁判所のシーンでは、チャーリーの悲痛な様子にもかなり心痛められたし、 それだけでなく、事情を知らなければ一見風変わりな男にしか見えないこの男を必死で守ろうとする周囲の人の思いも最高潮に高まり伝わってくる。 アランだけじゃなく、税理士さん(マイク・バインダー監督)も、セラピスト(リブ・タイラー)も、家主さんも、、みんなの心配する様子もほんとに印象的だった。 ドナルド・サザーランド演じる判事さんがあとであの小憎たらしい弁護士をやりこめる所は気持ちよかったー(笑) とても切なくてそして少し温かいお話し。結構良かったですね。 |
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2008-01-17 Thu 14:39
過激というほどの描写は無いながら、かなりエロティシズムが濃厚に詰まった作品だと思う。 かといってR18指定なのはエロティックだからなのではなく、心身ともに影響を受けやすい若年層に(といっても主人公の女性は21歳と一応成人なのだが) このような完全なる囚われの身を見せることが危惧されたのではないかと思えたりもする。 それぐらい、その他の社会から切り離されたかのようなあの建物の中で二人が作り上げる世界は、そして彼女の精神状態はまさにスムーズに、“そこ”に堕ちていく・・ 昔女子寮だったあの建物そのものがミステリアス。 結局素性がよく明かされないままの子供やその他の住人は、そんな建物の雰囲気を演出する為の道具のようだった。 得体の知れぬ魅惑を持ち合わせた博士からプレゼントされた まさに自分にピッタリの「靴」を履いた彼女は、 生活&心のバランスが不安定っぽかったそれまでの生活から、徐々に、 まるで暗示にかけられたかのように、また、自分の欲望にも突き動かされるかのように 自分の“居場所”へ歩を進めていく事になる・・ 標本にするものがないと答えた女性が後に見つけた対象物は・・。 まるでラボそのものが、博士にとっての標本の器であったかのようだ。。 それにしても主人公の艶々した生足の美しさがメチャ印象的!(笑) 夏の気温に汗ばむ肌もじっとりとした空気の流れやエロさ^_^;を助長する。 原作は読んでないので本来の意図はわからないけど、 それでも、どれが正解というのではないといういい具合の幅が映画にはあって、映画単体としてとても引き込まれた。 もし欲を言うならもうちょっとあの同居者の男性との気持ちの行き来を引っ張っても良かったような気もするけど。 結局あっちから逃れられないというのが一層感じられそうな気もしてね。まぁ、全然いいんだけど(笑) 十分満足させていただきました。 |
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2008-01-11 Fri 23:58
![]() <GRBAVICA> 2006年ボスニア・ヘルツェゴヴィナ/オーストリア/ドイツ/クロアチア製作(95分) 2007年12月1日日本公開 監督・脚本:ヤスミラ・ジュバニッチ 製作:バーバラ・アルバート,ダミル・イブラヒモヴィッチ,ブルノ・ワグナー 撮影: クリスティーン・A・メイヤー 出演: ミリャナ・カラノヴィッチ,ルナ・ミヨヴィッチ,レオン・ルチェフ,ケナン・チャティチ 他 〔ジャンル:ドラマ〕 貧しいながら母娘仲良く暮らす二人。父親は紛争で亡くなったシャヒード。 母親の苦悩と子供への深い愛、そして、子供の成長がじっくりと描かれる。 娘が知らない母親のある秘密については私たち観客側は割と早くに想像がつく。 その過去の経験によるトラウマに耐えながら、生活の為、子供の為必死に逞しく生きようとする。 子供がその事実を知り、ギクシャクしたあと、あのバスでの姿を見てハッと喜ぶ母親の姿が、そこはアッサリ目に描かれるもののこちらもすごくきゅんと嬉しくなる。 この家族の心の傷からの再生だけじゃなく、意外と心に残るのが、 どこでもまるで時候の挨拶のように犠牲者の話題が出るという実態・・・。 ボスニア・ヘルツェゴヴィナあたりの事情というと、個人的には大好きなクストリッツァ監督作でよく目にしてきた。 本作の主役ミリャナ・カラノヴィッチもクストリッツァ監督常連さんですが、この映画では紛争の悲惨さを、争う様子も銃も使わず、深く深く心に傷を負った人達の「いま」を描く事で表現している。 本作の監督さんもサラエボ出身だそうで、これがデビュー作なんだそうだ。 女性監督というのがうなずける内容かもね。 ストレートに、そして丁寧に、今も残る争いの傷を背負いながら前を向いて生きようとする人々の姿を ある種尊敬の念を持って捉えたような、そんな作品だと思う。 【受賞メモ】 ◆2006年ベルリン国際映画祭 : ・金熊賞 ・エキュメニカル賞 ・平和映画賞 |
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2008-01-11 Fri 23:57
まずこの設定に完敗ですね。 人の存在、孤独、愛情、交わり、などなど、こんな表現の仕方もあるんだと、改めて思う。じんわり、ひしひしと伝わってくる。 空き家に入り込んで生活をする、いわゆる社会から見て「実態のない男」 そして心にぽっかり穴の開いた女性が唯一その存在を見つけ、捉え、 自分自身もその世界に馴染んでいく。 そして男は、世の中にとって影の存在となることを身につける。 彼女以外の目では、彼を捉える事は出来ない。。 そこには虚しさも、切なさも、激しさも同居し、 究極の愛の形のひとつを見せつけられた気がする。 噂に違わずいいです。これ。素直に。とても。 【受賞メモ】 ◆2004年ヴェネチア国際映画祭 : ・監督賞 |
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2008-01-11 Fri 23:56
冷静に考えると結構単純なストーリーって気もするんだよ(笑) それでもね、独特の空気感があってね。 これまで良かった的噂はとりたてて耳に入ってこなかった本作だけど 私は全然OKですね。これ。好き系ですよ。 ダメダメ男が人生に行き詰って自殺を考えたその時、目の前にモデルばりのナイスバディ美人が現れ、自分より先に川に飛び込まれてしまう。 あわててそれを助けた男。そしてそれからその美人は男と行動を共にする・・ 人間臭くて、そしてああいう結果になる天使ってなると私にとってとっても大好きな『ベルリン天使の詩』がどうしても浮かんでくるけどテイストは全然違うので比較する気は全くならないし。 でもこっちも騒がしい割に結構哲学的台詞をかなり噛み砕いた感じで出てくるよね。 ベッソン監督って、シリアスからさり気に外す雰囲気が、好きなんだなぁ。 ラブ・ストーリーではあるけど人生に疲れた人たちへの励まし的な雰囲気もね、有り得ない設定とかクサイ要素もうまくすんなり入ってくるって感じ。 素直になって愛を告白するアンドレが愛しい(笑) ちょっとほんわかステキな気分になれるんじゃないかな。 |










































































































