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2007-02-14 Wed 10:53
【あらすじ】母(ナタリヤ・ヴドヴィナ)とささやかに暮らしている、アンドレイ(ウラジーミル・ガーリン)とイワン(イワン・ドブロヌラヴォフ)の二人の兄弟。ある日、家を出ていた父(コンスタンチン・ラヴロネンコ)が突然12年ぶりに返ってきた。写真でしか見たことのなかった父親の登場に戸惑う兄弟。父も母もその事情を話そうとはしない。しかも次の日の朝いきなり、父親と一緒に小旅行に出る事になる。道中息子たちに高圧的な態度をとる父に対し、兄のアンドレイはそれなりにうまく接し、徐々に慕う気持ちが膨らんでいくが、弟のイワンはときが経つほど反抗的になっていった。そんななか3人は、ある無人島に着くのだが・・ これ、ちょっとのけぞりました。"あの"事件から最後までが特に、圧巻。 伏線と思っていたものが答えのない疑問のままで残り、 そうなる事でそれら全てが最後の子供たちの悲痛な感情とつながり、共鳴するんです。 ・・映画の中の世界と観る側との間に距離はありませんでした。。。 とても美しい映像とあわせながら兄弟それぞれの性質をさりげなく表し、そして初めて一緒に時を過ごす親子の戸惑いや心の葛藤を、絶妙な緊張感と共に見事に見せてくれます。 基本は淡々と進みますが、父親が何を考え、この次にはどうなるのか、常にその先が気になり、'サスペンス感覚’というと大げさですが、近い感じで引き込まれてしまいました。 この映画はつい子役の存在に目が行ってしまいがちだし、実際二人ともとても良かったんですがやっぱり父親役のあの威圧感もとても重要だったと思います。 荒くれているのか。愛はあるのか。一見怖そうだけど寡黙な中たまに発する言葉はいつも「理」にかなっている。子供の微妙な気持ちを表すにもまずそこに、つかみ所のない父親の存在感がないと際立たなかったでしょう。 父親も自分の子供にどう接すればいいのか、わからなかっただけ。 必死で走って追いかけるあの姿からも、確かに愛を感じます。 とにかく、色々書くより、やられました の一言です。とても、、感慨深かった。 (旧ブログより引越分) 【その他賞メモ】 ■2003年ヴェネチア国際映画祭 : 新人監督賞 『アンドレイ・ズヴャーギンツェフ』 ■2003年ヨーロッパ映画賞 : ディスカバリー賞 『アンドレイ・ズヴャーギンツェフ』 |
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の一言です。