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2007-02-11 Sun 10:50
【あらすじ】あるとても暑い日。ニューヨークの法廷にて、男が飛び出しナイフで殺された殺人事件について12人の陪審員による討論が始まる。本件の被告は17歳の少年。被害者はその父親だった。誰が見ても有罪と思える状況の中、男たちは早く評決を出して終わらせようと思っていた。しかし、最初の評決で11人が有罪と手をあげる中、1人だけ無罪を主張するものが居た。判決は満場一致でないといけない。12人の長く暑い一日が動き始めた・・ 元々TVで放映され大人気を博した作品を、TV製作時に演出をしていたシドニー・ルメットが自身の手で映画化。アメリカ映画史の中で法廷劇の代名詞と言われる傑作ドラマ。 まずは原作そして脚本が面白いであろう事は間違い無い訳で! そこに役者の素晴らしい演技と、終始飽きさせる事無い作品として完成させたスタッフの力が加わる。 素人だって、天晴れ!と言いたくなりますよ〜。ホント! ☆完璧☆です ![]() 今回陪審員達が受け持った事件は、有罪なら死刑。と決まっている第一級殺人。 陪審員が満場一致で有罪とすればそれは、死の宣告を意味します。 ストーリーのほとんどが陪審員室での様子。他の映像がインターカットされる事も一切無ありません。 最初、12人のうち11人が有罪とするなか、ヘンリー・フォンダだけ『"有罪と確定できる物が無いので"無罪』を主張。犯人かもしれないが、すぐに答えを出さずもっと議論をするべきだ。と告げます。 フォンダが冷静且つ論理的に検察の状況証拠に疑問を投げ掛ける事で、徐々に他の人間の先入観や偏見がこそげ落ちていき、時に動揺し、戸惑いながらも一人、また一人と『疑わしきは罰せず』で無罪へと気持ちが傾く。その様子はまさにひと時も目が離せません! 男たちの会話だけでもって、「サスペンス」感を漂わせる。さらにそんな議論の様子から12人それぞれの人柄もどんどん浮き彫りにされていく。そこがまた面白い♪ 「人を簡単に死刑に追いやっていいのか」。もちろんこのテーマもあるんだと思います。陪審員の責任、重要性。そして、民主主義のあり方についても。 ただ、真剣に議論をする根底にそういう意識が芽生えていたにせよ、彼らの台詞の中に大げさに取り沙汰されるわけでは有りません。議論のその必死さから、自然と伝わってきます。(民主主義の事は結構主張してるけど。) 中々議論が前に進まない中、先を暗示するかのように途中で雨を降らせるあの演出もとても効果があって良いですね。 最後には当然判決が決まる訳ですが、皆が部屋から出た時のあの開放感はなんとも言えない。 そして、裁判所から出た所のシーン。結論がばれちゃうから詳細は伏せますがここもまたとてもよかった☆議論のもう一人の“キーマン”だったリー・J.コッブの姿に注目!ですね。 何回観ても飽きない作品♪ 【受賞メモ】 ■1957年ベルリン国際映画祭 : 金熊賞 『シドニー・ルメット』 国際カトリック映画事務局賞 『シドニー・ルメット』 ■1957年英国アカデミー賞 : 男優賞(国外) 『ヘンリー・フォンダ』 ■1959年ブルーリボン賞 : 外国作品賞 (旧ブログより引越分) |
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| ◇◆記憶のキロク◆◇ |
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