
<LE FILS DE L’EPICIER>
2007年フランス(96分)
2007年8月15日フランス公開
日本公開:未定
(2008年フランス映画祭にて鑑賞)
監督:エリック・ギラド
製作:ミレナ・ポイロ、ジル・サクト
撮影:ローラン・ブリュネ
出演:ニコラ・カザレ,クロティルド・エスム,ダニエル・デュヴァル,ジャンヌ・グピル 他 〔ジャンル:ヒューマン〕
都会で一人暮らしをしている30歳独身の青年。
定職にもつけず(就いても長続きせず)、うだつのあがらない生活を送っていた彼だったが、田舎で食料品屋をやっている父が倒れ入院してしまった事で、残された母を手伝う為、田舎に帰る事に。
そしてまた、好意を寄せていた隣に住む女性を勉強の気晴らしにと田舎に誘う。
なんとなく、なんとなく日々を過ごしていた彼が、久しぶりの帰省をきっかけに、人生を見つめなおす事になる。新しい人生、自分をスタートさせる事になる。そんなお話し。
成長物語というには主人公はもう30歳なんだけど^_^;
でも程よいさりげなさで主人公はもとより父親や母親、そして兄達の悶々とした心情とかが描かれていてなかなか良かったですね。
まぁ主人公の心の描き具合に比べたら周囲の感情の変化については少しあっさりしてるかもしれないけど。
フランスのどっかのすんごい田舎ののどかな美しい風景もとてもよくってね。
そこには高齢者ばっかりで、食料品屋の移動販売の車にのっそりのっそりやってくる。フランス風(?) のちょっとしたコボケが結構ちりばめられてまして、笑う程でもないけど(声を出して笑ってる人も結構いたよ)微笑ましい感じ。
自分の居場所、人生の方向性、大事なものを見つける。
そして、家族との絆の問題。
目新しい題材ではなくどちらかと言うと人間の成長過程での普遍的な要素が描かれた作品なんだと思うけど、
ごくごくさり気に、何かしら心に沁みて、温かみもあって、最後もさり気に少しだけさわやかな気分にしてくれる。
そんな映画でした。