まったり、のんびり、綴っていきたいなぁ。。人生もw
ぜんぶ、フィデルのせい(2006)
2008-02-05 Tue 17:14
フィデル
<LA FAUTE A FIDEL! >
2006年イタリア・フランス/2008年1月19日日本公開 (99分)
監督・脚本: ジュリー・ガヴラス
製作: シルヴィー・ピアラ
製作総指揮: マチュー・ボンポワン
原作: ソミティッラ・カラマイ
撮影: ナタリー・デュラン
音楽: アルマンド・アマール
出演: ニナ・ケルヴェル,ジュリー・ドパルデュー,ステファノ・アコルシ,バンジャマン・フイエ,マルティーヌ・シュヴァリエ,オリヴィエ・ペリエ,マリー・クレメール,ラファエル・ペルソナーズ 他 〔ジャンル:ドラマ〕 
舞台は1970年代フランス。世界的に革命やらなんやら激動の社会情勢時代。
主人公のアンナはフランスで暮らす9歳の女の子。
裕福な家庭で楽しく過ごしてきたのにある日両親が突然「共産主義」になり、狭い家に引越しはするわ大好きなメイドは変わっちゃうわ料理は口に合わないわ大好きな宗教の授業は受けさせてもらえないわ、昼夜問わず得体の知れない大人たちが常に我が家に入り込むわでアンナは不満だらけ。いつも仏頂面なのだ・・
*****

色々と「時代の人」の名が出てきたり活動の様子が描かれてはいますが、
その情勢を知らなくても問題なく堪能できる本作。
もちろん、知ってる方がもっと深く味わえるんでしょうけど・・
タイトルの“フィデル”は「フィデル・カストロ」の事。

キャッチコピーはトリュフォー監督の『大人は判ってくれない』に被せた『やっぱり、大人は判ってくれない』。
あっちも子供目線の世界観がたっぷりですが、こっちもほんとたっぷりたっぷり、もう参ります(笑)

大人の事情に巻き込まれる子供達。その後の人生がそれで影響されるのかと思うとなんだか深い問題を考えなきゃいけない気もするんだけど、
そんな他人の心配なんかどうでもいいと言わんばかりにアンナは子供の判断でもって不条理な大人の世界に体当たりしていくのですなぁ。

とにかく子供の吸収力とその解釈の仕方に改めて脱帽!ですw
決して誇張して描かれてるんじゃなくすんごい納得。
大人へのアンナの返答が常にイケすぎww
オマセで頭も良いけど、言葉の取り方が子供ならではで、とてもオモロイ。
そしてアンナの弟がこれまたアンナと対照的なゆるゆるオトボケキャラでとっても名コンビ(´∀`;)

アンナなりに紆余曲折しながら、
そして本人もしらぬ間に大人世界に染まりつつ、
最後はすっかり大人びてヒッピー系の洋服をまとったアンナの姿を見ると、その成長をどう取るべきか、うーん、、なんて結構深いポイントだったりしてと考えちゃうんだねぇ・・・
でも、上から引いて捉えたあの映像、子供社会の新天地に踏み込んだアンナの姿になんか目頭熱くなったね。いや全く泣けるシーンじゃ無いんだよ。なんか知らない間にアンナのオカンになってた気分で、輪の中に自然に入れてよかった。と、ね^_^;
政治的対立で大人たちはやんややんや言ってるけど、ほら子供達ならこんなにすぐに言葉も無しに・・・って事がアピールされてるようにも感じたね、なんか。

キッズの可愛さは満載だけど決してチャイルディッシュな作品ではなく、難しい社会情勢や家族のあり方を子供目線からオリジナリティも感じられる描き方で見せてくれた映画だったと思う。
んで、観てすぐより時間経ってからの方が、なんか徐々によく思えてきた。



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