まったり、のんびり、綴っていきたいなぁ。。人生もw
サラエボの花(2006)
2008-01-11 Fri 23:58
サラエボの花
<GRBAVICA>
2006年ボスニア・ヘルツェゴヴィナ/オーストリア/ドイツ/クロアチア製作(95分)
2007年12月1日日本公開
監督・脚本:ヤスミラ・ジュバニッチ
製作:バーバラ・アルバート,ダミル・イブラヒモヴィッチ,ブルノ・ワグナー
撮影: クリスティーン・A・メイヤー
出演: ミリャナ・カラノヴィッチ,ルナ・ミヨヴィッチ,レオン・ルチェフ,ケナン・チャティチ 他
〔ジャンル:ドラマ〕 
貧しいながら母娘仲良く暮らす二人。父親は紛争で亡くなったシャヒード。
母親の苦悩と子供への深い愛、そして、子供の成長がじっくりと描かれる。
娘が知らない母親のある秘密については私たち観客側は割と早くに想像がつく。
その過去の経験によるトラウマに耐えながら、生活の為、子供の為必死に逞しく生きようとする。
子供がその事実を知り、ギクシャクしたあと、あのバスでの姿を見てハッと喜ぶ母親の姿が、そこはアッサリ目に描かれるもののこちらもすごくきゅんと嬉しくなる。

この家族の心の傷からの再生だけじゃなく、意外と心に残るのが、
どこでもまるで時候の挨拶のように犠牲者の話題が出るという実態・・・。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナあたりの事情というと、個人的には大好きなクストリッツァ監督作でよく目にしてきた。
本作の主役ミリャナ・カラノヴィッチもクストリッツァ監督常連さんですが、この映画では紛争の悲惨さを、争う様子も銃も使わず、深く深く心に傷を負った人達の「いま」を描く事で表現している。
本作の監督さんもサラエボ出身だそうで、これがデビュー作なんだそうだ。
女性監督というのがうなずける内容かもね。

ストレートに、そして丁寧に、今も残る争いの傷を背負いながら前を向いて生きようとする人々の姿を
ある種尊敬の念を持って捉えたような、そんな作品だと思う。

【受賞メモ】
◆2006年ベルリン国際映画祭 : ・金熊賞 ・エキュメニカル賞 ・平和映画賞

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