|
2007-02-06 Tue 20:58
【あらすじ・概要】1999年に起きた米コロラド州コロンバイン高校の銃乱射事件をモチーフにした作品。オレゴン州ポートランド郊外ワット高校での初秋のとある一日。ワット高校に通うジョンは、その日の朝酒に酔った父と車に乗って学校に到着。校内ではその他の生徒もそれぞれの日常をいつも通り過ごしていた。そんな中、いじめられっこで内向的なアレックスとエリックはネットで購入した銃を持って学校へと向かう・・ ガス・ヴァン・サント監督お得意!?の「観客に放りっぱなし」な内容。 わかりやすい問題提起・結論も無く判断は全て、観た人それぞれに委ねられる。 当然ながらこの映画は「コロンバイン高校」の実話ありきで観るもので 単体の物語として全てを話の中で示唆してもらおうという訳にはいかない。 観る側も本気でないと、と言ったところでしょうか。 唯一わかりやすい問題が銃を誰でも簡単に買えてしまう所。 罪無き街の人を無差別に撃ち殺していくゲームについてはそれがどこまで影響するのか簡単には触れられないし。 第一、この犯人達はこれからの行為がゲームでない事は認識している。 ジョン君が学校に入っていくところを「危ないから」といって制しているのだから。かといって犯行を始めると、特定の人物を狙うわけでもなく無差別に殺していく。 その気持ちの差には、いったい何があるのか・・ ちょっとした行き違いや衝突がきっかけでとんでもない結果を招いてしまうという怖さを描くものはよくあると思いますが、でもこのエレファントにはそのきっかけや犯人の真相心理たるものはほとんど描かれていない。 (一応いじめられるシーンを若干写してますが) 思えば、少年達が本人なりの理由(苦悩など)を持っていたとしても、それは周りが気付いていなければ、そしてそこまでの事をすると想定できなければ、 事実もこの映画と同じように突然やってくるわけです。 そして、学校内の色んな生徒の視点で時間を描く事によって(同じシチュエーションでも当事者を変えて何度も出てきます)誰もが普通の日常をいつもどおり送っている中に、「無差別」乱射事件がおきてしまう。という事がさらに強調されます。 今隣にいる人が、この後殺人を犯すかもしれない。 何がきっかけでどんな事が起こり得るかもしれない。 誰が何をしでかすか誰にもわからない。 怖さを憶えます。 「なぜ犯行に及んだのか」を明確にしないことで、「特別なこと」では無く観客それぞれの身近な出来事にもその可能性があると言われている気がします。 題材自体とても難しい問題だし観た後結局自分の中でも色んな思いが堂々巡りして明確な答えはそうそうでないものなのかもしれませんが まず「事件そのものの怖さ」を感じる事も必要かなと思います。 (旧ブログより引越し分) ちなみにこれに出てくる学生たちは全てオーディションで選ばれ、 役名もほぼ全員実名。 台詞もほぼアドリブ。 プロの役者は大人数名のみ。 【その他受賞メモ】 ●2003年カンヌ国際映画祭: 監督賞 ガス・ヴァン・サント ●2003年NY批評家協会賞: 撮影賞 ハリス・サヴィデス |
|
|
|
|
||
| 管理者だけに閲覧 | ||
|
|
||
|
|
|
| ◇◆記憶のキロク◆◇ |
|































































































