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2007-05-22 Tue 16:21
1968年に起こったパリ五月革命の時代、 革命にも参加したある学生詩人が一人の彫刻家の女性に出会い恋に落ちる。「永遠の愛」と信じた恋人達の物語。 主人公演じるルイ・ガレルは監督の息子さんですね。 時代の定めのように政府に反発し、革命にも参加し、機動隊と戦い、そして最後は警察に追われて逃げ場を探す。挫折感、虚無感を味わってしまったのだろう。 そして、いつまでも離れる事はないと思っていた恋人とも、その願いを成就させる事は叶わず、永遠は夢でしかなかった。。 “恋愛の革命”も実らなかったのだ・・というのは強引すぎか^_^; フランスの人々が今も忘れない五月革命の重みについては私が計れる訳ではないので本当はその革命を描く裏にもっともっと重要な意味があるのかもしれないですが。 作品は全編モノクロ。 モノクロームといっても作品によって様々な印象をうけるけど、 とても色彩を感じるシュールなモノクロもあればこれはレトロチックに仕上げたソフトなモノクロといっていいですかね。 そんな映像の中で、主人公の性質を象徴するかのような白シャツがとても映える。 そして何と言っても主役のガレルの彫の深い顔立ちがやけにハマっていた。 感受性豊かな若者たちの目線・・・ 作り自体は少々難解気味なのかもしれないけどでも、その中で描かれる人物の感情には若年時に誰しもが持つようなある意味普遍的な要素も感じた。(ってなんか自分がえらくおばさんみたいになっちゃったよぉ) また、人物の顔をアップでじっくり捉えたシーンが目立つ。 感情の変化を言葉ではなくその表情と間(マ)のみで表す。 観る側がどうとるのか。それは人それぞれだろうけど、 とにかく心の奥底の何かをまさぐられているかのような気分になる。 映像の美しさから来るのか、演出からくるのか、役者の演技から来るのか、あるいはその普遍的要素(自分の同調する部分)が影響するのかわからないしうまく言えないけど、とにかく感覚にそのまま流れ込んでくるような感じだった。 とても繊細で、物静かで、そして詩人とくれば、彼女のとった選択の後主人公がどうなるかはある程度予測はつくものの、革命に始まりあのラストで終わるその流れはある意味とてもうまく収まった形だと思ってしまった。 鑑賞中や鑑賞直後より後々ジワジワと色んなシーンを思い出しながら思いを馳せてしまう映画だった。 何とか都合つけて劇場鑑賞できて良かったと思った。 まぁ、とはいえ、観る方をかなり選ぶであろう事は間違いなく、 娯楽のゴの字にも当てはまらないであろう事も一応強調しておきます。 しかしここまで字幕が見にくいのもキツイっすね^_^; 【受賞メモ】 ◆2005年ヴェネチア国際映画祭 : ・監督賞 ・技術功績賞 『ウィリアム・ルブチャンスキー』 ◆2005年セザール賞 : ・有望若手男優賞『 ルイ・ガレル 』 |
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| ◇◆記憶のキロク◆◇ |
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