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2007-05-18 Fri 15:17
ロサンゼルス少年裁判所で殺人の罪に問われている少年たちの学習クラスを受け持っていた経験を持つ監督。 そこでの経験をもとに本作の脚本を作ったそうですね。映画制作時は若干28歳。 犯罪者である少年達は想像していた「怪物」ではなかった。私たちとはなんら違わない人間であり、ただ彼らは取り返しのつかない間違いを犯してしまったのだ。 豪華出演陣にして、抑えたテンションで運ぶ。 とても、丁寧に、この映画のテーマを大切にして作られているんだなぁ。と感じる。 人生は決して楽なものではない。辛い事を乗り越えないといけない。 人一倍ナイーブな少年は、自己防衛により少しでも傷つかないよう、困難な人生を生きていけるよう、全ての事に心を閉ざしてしまっていた。 自分の恋人の弟で知的障害者でもある少年を殺してしまった主人公。 〔僕は罪を犯してしまったかもしれない〕 それはあまりにも残忍な事件ではあるが、実際の少年は無視も殺さないような知的で大人しい人物。 そこには一体何があるのか・・ 主人公に興味を持った矯正施設の教官は、主人公の心の内に触れようとする。 どこまでが善で、どこからが悪か。 そもそも、罪を犯していない人はいない。 罪と知り行う事は罪ではないのか。 誰よりも世の中に溢れる悲しみに捕われてしまった主人公は その対処方がわからなかった。 一般の人のように、グレーな部分をグレーな部分としておいておけなかった。 開放、救出の延長に、罪が来てしまった。 彼に興味を抱く教官を通して、見ている私たちも、少しずつ彼に近づいていく。 彼を中心に、その両親、被害者家族、そして教官、全ての状況がとても丁寧に描かれ、そしてそれが様々な形で交錯し、複雑に絡み合う。 最後の悲劇も、あの青年の衝動を単純にとがめる事はできない・・ 言葉が溢れる映画。 静かなる心の叫びが、頭にこびりつく。 鑑賞後も何かを考えずにいられない作品ではないかと思う。 当時21,2歳位のゴズリング君が16歳の役を演じ、それは素晴らしい演技を見せてくれる。 彼はほんとすごいよね・・ |
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| ◇◆記憶のキロク◆◇ |
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