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2007-03-27 Tue 16:58
1970年、この頃の黒人映画と言えばまだまだコメディドラマが主流、当のメルヴィン監督も’70年に製作してヒットさせたのはコメディドラマ。しかし彼は、白人社会に物申すような、黒人が黒人である作品を撮りたかった。しかし、当時の業界でそのような作品を作るのは不可能ともいえることだった。だが彼はとうとうそれをやってのけた。。。 後のブラック・ムービー全盛はこの映画なくしてはありえないと言われる、 アメリカン・アメリカン達の為の記念すべき、そして愛すべきインディペンデントムービー♪ '71年作だけど、日本公開は'90年代に入ってから。本作のジャケの顔が監督のメルヴィンその人であり、本作の主役。金銭難と、極端に台詞の少ない(台詞は全部で6つ)役は役者から敬遠されるという結果から仕方なく。 内容は、少年だったスウィートバックは娼婦たちに引き取られ、娼館で育つ。少年はそこで無理やり襲われ童貞を失う。その後成人するにつれて自らのセックスの才能に目覚めていき、大人になった彼はセックスショウ(?)の男優として働いていた。が、ある日彼は無実の罪で白人刑事たちに連行される事に・・。そしてあるきっかけから逃亡を謀り、必死で警察から逃げるのだ。 まず、映画冒頭のシーンから白人社会に向けた挑戦状的な文字が刻まれる。そして主役の「スィートバック」は(虐げられてきた黒人は)、警察に(白人社会に)どんなに執拗に追われようとも、絶対に捕まったりはしなかった。いいかお前ら、待っていろッ!スィートバックは必ず帰ってくる!復讐しに舞い戻ってくるからな!!! ・・・といった具合でストーリー自体も挑戦状になっているのだ(笑) ・・ストーリーはいたってシンプルだけど、当時の映画業界には無かった黒人からの強いメッセージが作中に溢れていた訳です。 当時これを観た黒人さん達は、そりゃもう私たちには想像も付かないほどすごい興奮だった事でしょう。作品自体の出来うんぬんよりも、やっぱりここがポイントの映画ですよね。 ちなみに主役のスウィートバックは物語中、あっちのテクニックでもって、身を助ける事になったりと、作中そういうPlayシーンが多々あるんですが、監督は総て本番でやったが為に相手の女性「淋病」までもらったそうです(爆) えっと、正常な話に戻してw、 また、本作の音楽はメルヴィン自身が作ったものを、当時まだ鳴かず飛ばずだったEarth wind&Fireがアレンジ。 アースの大ブレイクはこの映画音楽がきっかけだったんだそうです。 ***** で、かくして時代は流れ、この映画ではスウィートバックの少年時代を演じ、童貞を失くすベッドシーン!を演じさせられたメルヴィンの息子マリオも大人になり、役者をやりつつ1991年「ニュー・ジャック・シティ」で監督デビュー、役者に監督業にと活躍されてるわけですが、そんなマリオが、この作品から30年以上経って作ったのが『バッドアス!』。映画「スウィート・スウィートバック」製作の舞台裏を映画化しました。
そして製作総指揮にはマイケル・マンの名前が。それだけでもスウィートバック製作時とは違ってブラックムービーを創る環境がいかに恵まれてるかわかるというもの!?(笑) この作品は、ドキュメンタリーで当時を振り返るというのではなく、『スウィート・スウィートバック』製作当時の話を再現ドラマとして描き、ちゃんと一つの娯楽映画に仕上げています。 どのように映画協会をごまかし、資金を集め、役者を揃えてきたか等、成功の為に自分だけでなく家族をも犠牲にしながらこの映画に賭けた様子がよくわかります。 メルヴィンの孤軍奮闘ぶりというか、周りを振り回しすぎというか(^^ゞ とにかくかなり大変だったんだねー、ほんと。やっぱりなんでも礎を作るのに簡単に済むはずはない。 テンポもとてもいいし、十分楽しめる映画ではありますが、とはいえやっぱりこの映画は『スウィート・スウィートバック』ありきの映画ですね。それを観ずしてこれを観るとどんな感想になるんだろ(´∀`;) エンドロールが流れ始めると今度はほんとに当時の関係者だった人たちのインタビューが聞け、そして最後は、ファーザー・メルヴィンのお茶目なショットで締めてくれる、個人的にはとっても満足のいく作品です♪ この映画が出来たからでしょうね。基の「スウィート〜」の方もいつの間にかDVD化されてて(もっと前から出てたら失礼(^^ゞ)、メルヴィン監督のインタビューもタップリ収録。ほんとDVDって、いいね〜(*^。^*) ☆メルヴィン&マリオの親子愛、炸裂☆ (旧ブログより引越分) |
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2007-04-05 Thu 10:25 シネマとミュージックの甘い関係
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| ◇◆記憶のキロク◆◇ |
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