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2007-03-23 Fri 17:52
高校を卒業したばかりの夏。ある一人の人妻と「天国の口(クチ)」を目指した2人の17歳の少年。ほろ苦くて切ない、青春ロードムービー。けど決してさわやかには語らない【R-15指定】(笑)
いかにも17歳の男の子達というテンションでもって期待に胸膨らませた小旅行が始まりますが、途中、ルイサとテノッチが肉体関係を持ってしまい、それをフリオが目撃してしまったところから、何かと衝突が起き始め、微妙な空気が流れ始めます。 お互いに隠していた重要な出来事もばらしてしまい、衝突。ゆるぎないはずの友情が、ぐらつき始める。ルイサも含め、少しギクシャクした、重い雰囲気のまま旅は続行しますが、なんとか偶然にも彼らは本当に「天国の口」を見つける・・ 旅が始まる前も始まってからも、モロなセックスシーンや如何わしい行為(笑)が多々あるのですが、これが意外と作品の内容に重要に関わる行為だったりするんですよね〜w単なるエロい描写を見せてるわけではなく、 時に少年たちの若さと青さと勢いを表し、 時に新しい冒険を表し、 時に、過去から新しい世界へ少し踏み出すきっかけとなるものだったり、、重要な要素の一つになっていると思うのです。 そして、ある人にとっては、それはきっと生きてる証、足跡でもあるわけで・・。 ・・これは、最後に明かされる事実を知ってからそう解釈するのですが。。 美しいビーチでお互いのわだかまりも解け、改めて絆を深めた3人はその夜、お酒にも酔いしれながら、何かの壁を越えたかのように、ごく自然に、お互いを求め、受け入れあっていく・・ そして、それを境に、それぞれ別の道を進んでいく事になる。 キャッチコピーが謳うように、『もう、会う事もない・・』・・・ 少年の壁を超え、少し大人の階段を登ったフリオとテノッチには、あの暑い一夏の経験は二度と戻ってこないけど、少し切なく、少し苦く、心に刻まれているのですね。 また、この物語には、登場人物とはまた別の「第3者」のナレーションが入り、それぞれの人物の気持ちや過去未来の経緯などを説明していきます。結末を知ってから見直すと、途中のナレーションで結末にまつわる重要な想いや何かを語っている事に改めて気付いたりもします。 しかし、あの三人のあの大事なシーン、ガエル君とディエゴ君は実生活でも幼少から親友な訳で、演技とは言え親友同士でああいうシーンを取るのはどんな思いだったんだろう(笑) また、この作品で親友同士二人揃ってヴェネチア国際映画祭の新人俳優賞<マルチェロ・マストロヤンニ賞>を獲得。 ガエル君は実際にマストロヤンニやクラウス・キンスキーのキャリアのスタイルに憧れているというから、デビュー作の『アモーレス・ペロス』で既にどっかの男優賞を取ってはいたけど、これはこれでまたぴったりの賞ですね(笑) 実際に彼も母国スペイン語のみならず、英語、フランス語、イタリア語等複数言語を話し、各国の映画に出ているし、このまま個性的な作品の出演を続けてくれるとこちらとしても色んな意味で一石二鳥でありがたい^^; (記事引越完了分) |
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| ◇◆記憶のキロク◆◇ |
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