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2008-03-11 Tue 17:14
<LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON>2007年フランス/アメリカ(112分) 2008/2/9日本公開 監督: ジュリアン・シュナーベル 製作: キャスリーン・ケネディ,ジョン・キリク 製作総指揮: ジム・レムリー,ピエール・グルンステイン 原作: ジャン=ドミニク・ボビー 脚本: ロナルド・ハーウッド 撮影: ヤヌス・カミンスキー 音楽: ポール・カンテロン 出演: マチュー・アマルリック,エマニュエル・セニエ,マリ=ジョゼ・クローズ,アンヌ・コンシニ,パトリック・シェネ,ニエル・アレストリュプ,オラツ・ロペス・ヘルメンディア,ジャン=ピエール・カッセル 他 〔ジャンル:伝記/ヒューマン〕 雑誌ELLEの編集長だったジャン=ドミニク・ボビーはある日突然脳梗塞で倒れ、身体が動かなくなる“ロックト・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)”となってしまう。 しかし彼は唯一動かす事の出来る左目の瞬きだけで言葉を紡ぎ、周りの協力を得ながら本を執筆する・・ その自伝を映画化した本作。 前半は特に、映像の大半がボビーの片目から見た世界。 病院のベッドで目覚めた彼は自分に何が起こったのかわからず、言葉を発しているはずなのに誰にも届かない。 そのうち片目を縫われ、自分の思うように動かせるのは残りの片目となる。頭は普通に働くのに、言いたいことも何一つ伝わらない。 華々しい自分の過去はもう戻らない。 彼の入院生活の様子と彼の記憶が平行して描かれる。 現在の絶望的な状況に、誰にもストレスを発散する事もできず一人苦悶するも彼は徐々に頭の中は自由である事に気付く・・ 心の苦悩やそこからの立ち直り、そして目で言葉を伝えるリハビリなど 決して大げさに盛り上げる事もなく描かれるけども、 逆にその淡々とした流れが、リアル感を持って伝わってくる。 そして、彼の状況や気持ちを比喩する映像がとても印象的。 潜水服で深海を彷徨う姿や蝶の舞う様子などはタイトルからも見えてくる通り主の部分だけど、氷山が崩れ落ちる様、そしてエンディングの復活する様が一番心に残った。 予想以上に静かな語り口な映画だったけどもじわじわと心に残るいい意味で重い作品だったと思う。 ちなみに本作の主演は本当はジョニー・デップがやる予定だったそうですね。しかし彼のスケジュールがなかなか都合が付かず、そうこうしているうちに、マチュー・アマルリックで撮る事になったようだけど。 ジョニーがやると当然ながらまたイメージも変わってきたんだろう。それに何よりも、本作を観る人が圧倒的に増えたんでしょうね(笑) 確かにジョニーは大好きだしフランス語もいけるし凄い役者だと思うけど、 でもマチューも大好きな曲者役者の一人なので個人的にはこの映画の雰囲気にマチューでよかったと思ってる。 【受賞メモ】 ◆2007年カンヌ国際映画祭 : ・監督賞 ◆2007年イギリスアカデミー賞 : ・脚色賞 ◆2007年放送映画批評家協会賞 : ・外国語映画賞 ◆2007年LA批評家協会賞 : ・撮影賞 ◆2007年ゴールデン・グローブ : ・外国語映画賞 ・監督賞 |
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| ◇◆記憶のキロク◆◇ |
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