まったり、のんびり、綴っていきたいなぁ。。人生もw
題名のない子守唄(2006)
2007-09-29 Sat 00:08
題名のない題名のない−テア

<LA SCONOSCIUTA>
2006年イタリア(121分)   日本公開: 2007年9月
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ 製作総指揮:ラウラ・ファットーリ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ,マッシモ・デ・リタ
撮影:ファビオ・ザマリオン 音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:クセニア・ラパポルト,ミケーレ・プラチド,クラウディア・ジェリーニ,ピエラ・デッリ・エスポスティ,アレッサンドロ・ヘイベル,クララ・ドッセーナ,アンヘラ・モリーナ,マルゲリータ・ブイ,ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ 他
〔ジャンル:ミステリー/ドラマ〕
これ面白かったよ!

冒頭、監督からのメッセージで「より映画を楽しんでもらう為結末は未見の方に話さないで」と出る。
宣伝コピーにも「ラストで明らかになる事実!」って感じで謳われてる。
衝撃の結果!って訳じゃ無いですが、確かに秘密を知ってしまうと後半にいたるまでのミステリアスな部分の面白みがガクッと減っちゃうのは間違いない。

主人公のイレーナは、ある家族(夫婦と幼い娘の3人家族)に近づく為手段を講じ、結果その家の家政婦となる。
彼女がなぜその家族に執着するのかその目的も何も明らかにされない。
そこに隠された彼女の思惑とは・・・。


彼女の現在の行動とは別に、時折彼女の過去の忌まわしい記憶がフラッシュパックとして物語に差し込まれるのですが、
その内容はとても悲惨なもので、今狙っている家族の誰かと何かしら関係性がありそうにうまく構成されています。

その差し込まれる過去の映像は時間軸も状況もランダムにしてあって、
いい具合の思わせぶり感がたっぷりです。
それに、ミステリアス感をかもし出すのに音楽もかなり一役買ってます。
音楽担当は、トルナトーレ監督作『ニュー・シネマ・パラダイス』『海の家のピアニスト』等を始め数多く著名な映画の音楽を担当してるエンニオ・モリコーネでした。
私ってそういうところの紐付けは全く持ってうといんだけど、
何かのきっかけでこの人の作品一覧を観たときは『お〜!』と思ってしまった。好きな映画且つインパクトのあった音の作品がやまもりでした。

で、さてさて、彼女の目的は復讐なのか、なんなのか・・・
ですが、当然結果は秘密ですなw

話が進むにつれ、徐々に点が線となって結びつき、秘密がはっきりと台詞として打ち出される前にはもう予想がついてしまうと思いますが
だからって単純とかって問題ではなく、ちゃんと面白い。

んで、最後にもひとつ悲しい事実の上乗せがあるのですが、
それ自体も展開としては事前に読めんでもないけど、でもそれがまた一層切ないドラマ性を膨らませてくれるのですなぁ。。

常にミステリアスな雰囲気で、サスペンス要素も高く、構成もよくってずっと引き込まれました。
そしてそれだけじゃなく、イレーナの想いや過去の傷が非常に丁寧に描かれていて、内容濃いと思います。

イレーナ役の女優さんもまさに体当たりって感じでよかった。

で、ミステリアスで切なくて。だけじゃなく最後には少し救われる状況も用意されていて・・。

ん?“過去の記憶のフラッシュバック”に“登場人物の目的が不明”に
“ミステリアス&サスペンスフル”で、“最後は癒し”って、この前観た同監督の『記憶の扉』とよく似てるw
もちろん内容も見所も全く別ですが。
どっちも面白いけど今回の方がより人間ドラマ的にも内容濃い。

それにしても、あのテア(少女の名前)を“鍛える”シーンはある意味衝撃だった(笑)
大人の拷問シーンより見るのに忍びなかったかも!?ww
もちろんほんとに床に叩きつけたりって訳じゃないんでしょうけど^_^;
ちなみにこのシーンについても、なぜここまでするのかイレーナの心が後々になって切なく響いてくる。。。


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