まったり、のんびり、綴っていきたいなぁ。。人生もw
リード・マイ・リップス(2001)
2007-09-01 Sat 00:34
リード・マイ・リップスSUR MES LEVRES

<SUR MES LEVRES>
2001年フランス(119分)

監督:ジャック・オーディアール
製作:フィリップ・カルカソンヌ,ジャン=ルイ・リヴィ
製作総指揮:ベルナール・マレスコ,アリックス・レイノー
脚本:ジャック・オーディアール,トニーノ・ブナキスタ
撮影:マチュー・ヴァドピエ   音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:エマニュエル・ドゥヴォスヴァンサン・カッセル,オリヴィエ・グルメ,オリヴィエ・ペリエ,オリヴィア・ボナミー 他
〔ジャンル:サスペンス/ロマンス〕
主人公である社長秘書の30代独身女性は難聴の為補聴器をつけて働いている。
美人でもなく性格も活発ではない彼女はプライベートでも満たされない毎日。
さらに、難聴だった事から人の口の動きで言葉が読める為、聞きたくない事も“聞こえてしまう”。
そんな彼女が社長命令もあって自分のアシスタントを募集、そこに刑務所帰りの男性が応募、興味を持った彼女が彼を採用したことで、二人のもちつもたれずの微妙な関係が始まった・・

主人公の女性の仕事へのストレスや、プライベートで充実感を感じられない感覚。
淡々と、それでいてすごく的を得た描き方というか・・。
んでまた、たまに性悪根性を見せるところがまた奇麗事にしてなくていいんだよねぇ。
その行為に同調はできないけどね(笑)

2人の関係性も、偶然のめぐり合わせにより不釣合いの二人が徐々に恋愛に発展していくのかと思いきやそんな単純なものじゃなく。

一緒にいたいが自分にコンプレックスを持っている事もあり、
「違う形」で彼をそばに引きとめようとする彼女。
そこに本来の性悪根性も軽く入っててねw

男性側は恋愛感情が芽生えてるのかどうなのか、ずっとあやふやなままなのがまたいい。

そして、所々色んな形で表現される2人のつかず離れずのあの距離感が、その息詰まり加減が、またなんとも良い感じなんだなぁ。

なんというか、全体的に、クサくないし感情がリアルだし程よく切ないし・・
よいのだなぁ。

最後は一応、ああいう形で終わってはいるものの、
なんせ男性側の気持ちについてははっきりと彼女に傾いたとは信じられず(笑)、
これから先もこの2人はこれまでの「もちつもたれつ」でしか成り立たないような不安感に苛まれた(笑)
製作者側が最後どう思わせたかったのかその意図はわからないけど、個人的にはそのあやふやな2人の関係をそのまま終わらせてくれた感じでそれがまた余韻になる。

ヴァンサン・カッセルはやはりこういう汚れ役の方が好きだ。
他の作品に比べて決して見栄えのいい役ではないけど。
それに、困りながら一生懸命コピーしてる姿がまたかわいいじゃないかっww

【受賞メモ】
◆2001年セザール賞 : ・脚本賞 ・録音賞 ・主演女優賞(エマニュエル・ドゥヴォス


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靴みがき(1946)
2007-09-01 Sat 00:23
靴みがき <SCIUSCIA>
1946年イタリア(90分)

監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
製作:パオロ・W・タンブレッラ
原作:チェザーレ・ザヴァッティーニ
脚本:ヴィットリオ・デ・シーカ,チェザーレ・ザヴァッティーニ,セルジオ・アミディ,チェザーレ・ヴィオラ,アドルフォ・フランチ
撮影:アンキーゼ・ブリッツィ   音楽:アレッサンドロ・チコニーニ
出演:リナルド・スモルドーニ,フランコ・インテルレンギ,アニエロ・メレ 他 〔ジャンル:ドラマ〕
有名な『自転車泥棒』の監督さんですねぇ。
こちらも有名な作品で、戦後まもないイタリア、
例のネオ・リアリスモですね??

戦後、生きていくにはとても厳しい時代に靴みがきをしながら
(たまに悪さもしつつ)逞しく、けなげに生きている子供たち。
主人公の少年二人組は、大人たちに紹介してもらった仕事、違法であるアメリカ品の横流しで得たお金でいよいよ夢だった自分たちの馬を買うことが出来た!
でもその矢先に警察に捕まってしまい、拘置所に入る事に・・・

そこでのある事がきっかけで、大親友でいつも一緒だった少年二人の友情に亀裂が走ってしまうんですなぁ・・
それがまた、親友を思うが故の出来事なのに、誤解されてしまって。。辛い・・
そこからはほんと、やきもきしちゃうような2人のすれ違いの姿。
お互い、大好き同士なのにさぁ・・
アル意味、恋人同士のすれ違いみたいだよね。

まぁ、大まかな筋書きだけで考えると、この映画じゃなくても最近のものでも他にあるだろうけど、不要なうるさい演出で着飾る事も無く、描くべきものをリアルに描き、さらにモノクロの映像が少年たちの表情をこれまた引き締めて見せてくれるんだねぇ。

そしてなんと言っても最後の悲劇ですよ!
そう、出来事自体は後悔先に立たずの悲劇だけど、こういう纏め方をしてくれることで、それまでの歯車の食い違いが一層大きくのしかかる。
世知辛い世の中を子供ながらいっぱしの大人のように生き抜く様を思い返す。
心に残る映画なんですねぇ。。。

それにしても、大きい方の男の子はメチャ男前だね〜^^;


【受賞メモ】
◆1947年アカデミー賞 : ・特別賞

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カンパニーマン(2002)
2007-09-01 Sat 00:17
cypher1

カンパニーマン
<CYPHER>2002年アメリカ(95分)
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
製作:ポール・フェダーブッシュ,ウェンディ・グリーン,ケイシー・ラ・スカラ,ハント・ロウリー
製作総指揮:シェブネム・アスキン
脚本:ブライアン・キング
撮影:デレク・ロジャース
編集:バート・キッシュ
音楽:マイケル・アンドリュース
出演:ジェレミー・ノーサム,ルーシー・リュー,ナイジェル・ベネット,ティモシー・ウェッバー,デヴィッド・ヒューレット,アン・マリー・シェフラー,マシュー・シャープ,ネルソン・タインズ 他
〔ジャンル:サスペンス/SF〕

B級テイストながら(後で知ったがかなりの低予算製作でもあったらしい)
映像もプロットも凝っていて、なかなか面白いと思う。
何の気なしに前情報も無く観たのでCUBEの監督とは知らずだった。
逆にそれが必要以上の期待を持たずに観れてよかったのかもね。

念願の産業スパイとして雇用され意気揚々としていたが、実はその裏に本人も知らない中企業の“洗脳”が行われていた。ライバル会社へスパイとして送り込む為に全く新しい人物像を記憶に埋め込まれるのだーーー


2重スパイって事で、出てくる会社名をしっかり把握しておいた方が
話しは理解しやすいと思う。
やはり字幕もかなりはしょってるっぽいし。(わかんのかよっ!?)
ややこしいとか難しいって事は決してないんだけど。

別人格の振りして2重スパイをやる羽目になっていくうちに、
こりゃもともともう1つの人格も実はありそうだ・・と思うと、やっぱり・・
って事にもなるし、
そんなに鋭い方ではない私でも主人公のオチが明らかになる前になんとなくの予想もつく。
が、それでも十分面白かったです。
結構こだわってそうなCGデザインの割に相対的な安っぽさ(いい意味で)、
音楽もRPGゲームで流れそうな?適度ないい雰囲気(いい意味でw)、
B級として楽しむポイント十分(どういう意味か自分でもわからんゾ!?)。

それに最後、意外に好感持てちゃったんだよねぇ。
そもそもスパイ活動に関わった理由ってのが最後に明らかにされてるんだけど、
ヘタしたらクサいよね、あれ。
それが、あそこまで浸りきった雰囲気で描かれるとこれまた良かったんだよね〜。

まぁでも、あの理由は人によっては、、?かな?

CUBEと比較して見るべからず。これはこれでちゃんと面白い^^。

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ポビーとディンガン(2005)
2007-09-01 Sat 00:15
ポビーとディンガン<OPAL DREAM>
2005年オーストラリア/イギリス(86分)

監督:ピーター・カッタネオ
製作:リジー・ガワー,ニック・モリス,エミール・シャーマン
製作総指揮: フィノラ・ドワイヤー,アンガス・フィニー,ロバート・ジョーンズ,ベン・ライス,デヴィッド・M・トンプソン
原作:ベン・ライス『ポビーとディンガン』
脚本:フィル・トレイル  撮影:ロバート・ハンフリーズ
音楽:クリスチャン・ヘンソン,ダリオ・マリアネッリ
出演: クリスチャン・バイヤーズ,サファイア・ボイス,ヴィンス・コロシモ,ジャクリーン・マッケンジー 他     〔ジャンル:ヒューマン〕
豪&英合作の本作、ごくごくハリウッドのチャイルド物的なお話し(まとめ方)でしたねぇ。(決してハリウッドを否定している訳でなく)

オパールの採掘地で暮らすある家族。オパールを発見して一山当てる夢を追い、父親と息子のアシュモルは日々採掘に励んでいる。
しかしアシュモルの妹ケリーアンは妄想癖があり、“存在しない友人”ポビーとディンガンといつも遊んでいた。

ケリーアンの架空の友人を信じてあげる事と、オパール発掘の夢を信じる事をうまくリンクさせ、さらに街の人々も絡ませる要素(問題)も用意し、人のつながり、信じる心を描くヒューマンドラマ。

ケリーアンの妄想に戸惑いつつも話をあわせてやる家族。そして、特に妹の事を恥ずかしがっていたアシュモルが、妹の具合が悪くなるにつれその妄想に付き合い、必死で具合を良くしようとするところが可愛い。
そして、あの生死を確認しに行ったところはとても印象的。もちろんほんとに居る筈は無いけど、妹を助けたい気持ちから、妹の信じるポビーとディンガンが自分にも実際のもののようになってきたんでしょうかねぇ。

エンディングでアシュモルが語る言葉がこの映画の全てですね。
『何かを信じればそれは本当になる。人間も本物になる』
『どんな夢も分かち合える。
そばにいる時も、いなくなった後も。』
『夢は永遠だから』・・などなど。



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