<BREATH>製作年/国:韓国(84分) 日本公開: 2008年5月3日 監督・製作・脚本:キム・ギドク 撮影:ソン・ジョンム 音楽:キム・ミョンジョン 出演:チャン・チェン,チア,ハ・ジョンウ,カン・イニョン,キム・ギドク 他 〔ジャンル:ドラマ/ロマンス〕 「サマリア」「うつせみ」等のキム・ギドク監督が台湾の人気俳優チャン・チェンを主演に起用した異色のラブ・ストーリー。 死刑が確定しているにも関らず、何度も自ら自殺未遂を繰り返す囚人チャン・ジンのもとに、夫との不仲に悩む主婦が突然面会にやってくる。見ず知らずの二人の間に、特別な感情が生まれ始める・・・ ***** シチュエーションなどはやっぱり本作も極端ぎみだと思う。 それでも、また、登場人物たちのバックグラウンドがどうであれ(描かれてなくとも)、 目の前に展開された愛のドラマに、しっかりと心を捉えられてしまった私・・。 監督自らが演じる刑務所の偉い人(?) の判断とか、 ご都合よろしいところはあるんだけどもね(笑) 面会室で季節を演出する彼女についても、 ユーモラスと言うより個人的には歌のシーンに失笑なんだけど(´∀`;) だけどそのテンションが、感情の“ゆがみ”や終盤の話の深さにスパイスをかけれてる気もするんだし、結局無駄には思えないところが不思議・・・ 彼女と出会い、心に“ブレス”を吹き込まれ、彼は生への執着を憶える。 愛が生まれたが故、さらに生き地獄と化す人生・・ しかしそれもつかのま・・ 愛が愛を邪魔する・・ 全ての愛が複雑で、ピュアとは程遠い、憎悪の入り混じった狂おしいほどの感情。執着。 求めている本人すら何を本当に求めているのか、正確なものなど無いような・・ 愛とはどんだけ深くて難解なものなのか。。愛ってなんだろうね、ほんと、、 ラストでは、揃って冬の歌を歌ってる姿自体はどこか滑稽ながら^_^; その意味に考えをめぐらされる。 そして主役のチャン・チェン。 主役の囚人役が彼でなければここまで自分の感情が深入りしなかったかもしれない。 台湾出身売れっ子俳優、単純にカッコいいと一言では言い表せないほど、その表情にやられた。 切なくて、孤独で、危うげなあの眼に・・ この映画、感情移入できなかったら全く面白くない気もするし、全く受け入れられない人がいても不思議じゃない気もする。でも、私は十分に鑑賞後の余韻もたっぷり堪能させてもらった。 そうそう、こういった“余韻”を体験したくて、映画館に通ってるようなもんだ。 ![]() |
犬好きにとっては(そうでなくとも)結構際どい扱い(もちろん演出上だけだろうけど)でヒヤッとするねこれ^_^; 「殺人の追憶」「グエムル−漢江の怪物―」等のポン・ジュノ監督デビュー作。 インディーズ色はとても強いけどなかなか面白いし、やっぱり上記有名どころの作品を観た上でこれを観ると、共通したテイストが最初っからあったんだな〜。と納得できる。 あくまでさらっとした感覚でみせる風刺やコミカルな演出、そして展開がうまーくまとるな〜。って。 いいバランスだよねぇ。 まぁ、最初の方はちょっと退屈気味な感じも無きにしもあらずだったけど(笑) 主役の女の子は同監督作には「グエムル」にもアーチェリーの子として出てたけど、こっちは一層キュートだった。 彼女が男性を追いかけたり犬を救出しようとしたり、フードをきゅっとしばるまるでヒーロー物の「変身の合図」みたいなんも可愛いし、 映画自体、そういったシーンを(取り立ててすんごい見ごたえのある状況でもないはずなのに)音楽とかテンポとかでグンと盛り上げて見せてくれるのがいい。 ラストも、「時は流れ、彼らは今・・」的シーンでパターンとしてはよくあるものだけど、雰囲気とか役者達の表情とかね、よい感じだったよ♪ 話の内容そのものは確かに地味だけどね、中々味わいを感じられて、観て良かったと思える作品ですね。 ![]() |
パク・チャヌク監督による「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」に続く“復讐三部作”のラスト。 主演のクムジャさんは「JSA」「チャングムの誓い」等のイ・ヨンエ。 悪役(?)に「オールド・ボーイ」で主役だったチェ・ミンシク。 共犯の男に騙され、一人罪を被せられて13年も刑務所暮らしを強いられたクムジャさん。 刑務所では誰にでも優しく接し、「親切なクムジャさん」と呼ばれていたが、彼女が唯一生きる目的にしていたのはただただ、出所後の復讐の事だけだった・・・ ******* 彼女が協力者を作る為親切にした行為や、親切を受けた元受刑者の紹介とか、“現在の”クムジャさんの進行を妨げることなく凝った差し込み方でされていて、リズムを崩さず見られた。 彼女が復讐対象を見つけ、そしてそれが誰で何故なのかはたいした謎でもなく結構すんなり運ぶんだけどね、 いざ復讐対象の男を捕まえてからが面白かったな。 「親切なクムジャさん」とタイトルになるだけの意図はこういうことだったのか。 「オールド・ボーイ」ほどの“おぉ!”と思う展開ではないけどね。 グロさも全然控えめです。 そのかわり(?)子を持つ母としてのテイストも話しにボリュームをつけていて、複雑な人間味を一層味わう事が出来たと思う。 どこかコミカルに描く様も本作でもなかなかうまくはまってた。 単純な“復讐劇”に留まらない要素はしっかりあったと思う。 なかなかだったけど、私は「オールド・ボーイ」の方が断然面白かった。 「オールド・ボーイ」のストーリーそのものがまず単純に面白かったもんね。 技術面うんぬんが一緒だったとしても。 三部作最初の「復讐者に憐れみを」は未見だがこちらも是非見てみたい。 ![]() |
全体的に浮世離れした感じをうける映画だった。 同監督作はまだ2作目だけど、そう思うと最初の「うつせみ」も現実離れした部分があるなぁ。 そして、寓話的でもある。。 主役の老人と少女は作中一言も台詞が無い。 海上の船で老人と少女が二人生活し、少女が17歳になったら結婚予定。 弓でもって少女を他の男性から守り(男性を寄せ付けず)、占いをし、 時には感情表現の代わりに弓で音楽を奏でる。 ・・というか釣り人が来る度あんなエロイのはおかしいでしょ(笑) そもそも老人が弓使いってのも突飛ですが、この弓がほんとキーになっている訳で。 とある「象徴」なんですね。 はっきり言ってこの老人は確かにヤバいし自己中でしょうけどw でも切ないくらいおじいちゃんの想いに入り込んじゃったね〜^_^; あのシーンでは涙もぐわっと来てしまった。 ・・と思ったらすぐ後のあの儀式のシーンが滑稽で笑わしてくれるし^_^; でもあれは別に笑わすつもりはないんだろうね・・ 終盤はもうほとんど御伽噺っぽい状態ですけどね、受け入れられました。 二人の関係性、それぞれの相手に対する感情、危うい関係だけどすごく素直にジンワリ染みてきましたよ。 ![]() |
〔ジャンル パニック/ドラマ/ホラー 〕 怪物パニック映画がカンヌに選出かぁ。と昨年興味を持たされたのですが、やっぱり単なるパニックアクションが第一の見ものという映画ではなかったね。 同監督の「殺人の追憶」でも見られたコミカルさとシリアスさがうまく混ざり合った、家族を描いたなかなか“アリ”な映画だった ![]() ずっと最後まで楽しんで見られました。 ホルムアルデヒドからの変異、しかも一匹だけ。 黄色い粉を被って血を吐く人もいれば平気な人もいる。などなど、 細かく設定を気にしたら突っ込みどころもあるけれどそんなことは 映画を楽しむのに何も邪魔するものではなく。 娘であり孫であり姪である少女を必死になって探し回る家族の姿を描く前の、あの葬式のシーンがね、私はすごく印象的だったんだ ![]() この家族の絆の深さを描くプロローグとしてコミカルなくせにすごくわかりやすくその度合いが伝わってきてね。 その後の展開を見届ける上で彼らの必死さに全く違和感が無かったと言うか。 CGだけじゃなく、画の雰囲気もいいしね。 パニック映画って最高潮のクライマックス後、エンディングがシリつぼみと感じる事もあるけども、これは終わり方も好きだったな。 特別強い人やスペシャリストが怪物に立ち向かうわけではない。 ごくごく一般の人が、愛する者を救う為自分達だけの知恵と力でどんくさく熱く怪物に立ち向かう。 ダサかっこいい兄弟3人が素敵だ。 政治的風刺もほどほどに少しコミカルに描き、押し付けがましくなくて良いと思うし。 ![]() |
ある金曜の夜から日曜の朝まで(多分w)、同じ時間軸を別の登場人物の視点から3回繰り返す。 別れた彼女への多いが断ち切れない、マジメな青年「宮田武」編、 宮田の親友で私立探偵、女性の扱いには慣れてる「神田勇介」編、 ストーリー途中から突如登場、実は気のいい!?ヤクザの親分「浅井志信」編。 きちんと区切られてるのはこの3つだけど、プラス、彼と別れたばっかの女性「桑田真紀」側からの時間軸もあったりして、計4回ともいえるよね。 最近では「アモーレス・ペロス」「バベル」などでイリャニトゥ監督が、そしてタランティーノ監督の「レサボア・ドッグス」「パルプ・フィクション」、古くはキューブリック監督の「現金に体を張れ」など等・・ 同時間軸の交差というパターンはもう決して目新しくないのだけれども。 でも本作は本作でそれぞれの絡み方がとてもよく出来ているお話でなかなか良かったよ。 一方から見てたそのシチュエーション、こっち側から見たら実はこんな事になってたのか!! なんて風に、ただ同じ時間をそれぞれがばらばらに過ごしてるんじゃなく、一応主役?の宮田パートの話の裏には実はこんな事がおこってたんだよーー!と、ネタばらし的に後のパートが描かれていく。 なので全く同じシチュエーションであっても視点は別だから全然飽きる事も無く。 失恋の痛みから立ち直れない不器用な男と女の新しい恋の芽生えをほんわかと描くストーリーなのかと思いきや・・ですな。 最後もちょっとだけ嬉しくなれる終り方で、さらに、「結局あれはどうばれてどうなるんだろう?」とその先も気になる感じで締められて、 なかなかうまく纏まってましたよねぇ。 本作はカンヌ映画祭で小さい?賞を結構受賞して話題になり、タイトルは聞いたことあったんだけど。 例の素人監督登竜門的?ぴあ主催のPFFアワードで入選後、後援もらって撮った内田けんじ監督デビュー作らしいね。 【受賞メモ】 ◆2005年カンヌ映画祭: ・フランス作家協会賞(脚本賞) ・最優秀ヤング批評家賞 ・最優秀ドイツ批評家賞 ・金のレール賞 ![]() |
ゲイの男性に対し「結婚とか恋人とかは関係なく、ただ子供が欲しい。いいお父さんになれそうな目をしたあなたに協力して欲しい」と突然申し出る女性。子宮を摘出しないといけないかもしれない彼女は思い切った行動に出る。 申し出をきっぱり断れないその男性に対し、その恋人(当然男性)は気が気ではないが・・ ****** 人生をごく普通の人達のように歩むことが出来ずそれぞれ孤独感を抱えていた3人が自然とお互いの距離感を縮めていく。 人生はまだまだいろいろあるだろうけど、自分達の進むべき道も不確かだけど、でも今は昔と違い、心の拠り所がある・・って感じかな。 中心の3人の周囲でもいろんな問題があって、それはごちゃまぜのようでいて、でもなんだかちゃんとうま〜くひとつにまとめられていて、 そもそもの結構奇抜な設定にも関らず無理やり感は全くなく、ごく普通っぽい感じでみてるんだけどなんか面白かった。 そして、彼ら3人のはっきりした結果が出る前に話しも終わってるけど、すごくすがすがしい気分になれる終わり方。 子作りの事も、社会的に難しい問題ではあるけど、重くならず考えられる。 役者さん達もみんなよくってね。特に片岡礼子良かった!難しい役どころなんだろうけど、ごくナチュラルでもあり。 そして、つぐみもすごい表情してたね(笑)ああいう女性ほんとにいそうでリアルに怖い^_^; その他サブキャラ達もみんなちゃんと立ってて良かった。 光石研はもちろん、チョイ出の岩松了もお父さんも、秋の陽子もゲイの人たちも。みんな味があった。 ほんとチョイ役で加瀬亮も出てた。 さり気にいいよね、これ♪ ![]() |
マジメで温厚、人当たりもとてもよく、親のガソリンスタンドで働く兄、稔。 田舎から東京に出て一流カメラマンとして活躍する、しがらみに捕われない自由人の弟、猛。 仲の良い兄弟ではあるがその性質は対照的な二人。 二人の知るある女性がつり橋から落ちて死亡する事件をきっかけに、そんな二人の間の心理が揺れ動く様が描かれる。 男兄弟でなくても姉妹、親友、ごくごく近しくて大事な人であるのに、また別の感情が自分の心に擡げかかる・・ そんな感覚に人知れず頷いてしまう人も多いのではないかと思う。 まず最初に女性をめぐって、猛の中にある兄への複雑な感情が露になる。 そしてそれに感づく稔の笑顔と背中・・ すぐに後味の悪さを憶える猛・・ 明かされるは罪の行方、重さのはずの裁判で、兄弟がお互いどこかずっと引っかかっていた相手への感情が、露呈されていく・・ 唯一の目撃者である猛のフラッシュバックでもって、観客ものちのち事件の事実の断片を映像で見させられるわけだが、その映像さえ、猛の感情に揺らされる記憶であって・・・ 感情が揺れ、記憶もゆらぐ。全てのものが危うくゆらぐ。 「ゆれる」という主題でもってうまく描写・表現された話ですね。 まぁとにかく香川照之がすごい! オダジョーもすごいと聞いていたし彼本人ももうこれで役者を辞めても良いと思えるぐらいと比喩的に語っていたが、 私は彼のほかの映画のキャラのほうが良かったと思った。 これも良かったけど、今までで一番なのかな?と観る前に勝手に思っていたので。 香川さんがすごいから余計そう感じたのかも知れんけど。 稔がバスに乗ったか乗らなかったか(猛の元へいったのかどうか)、その後を描いていないのは、後は皆さんのご想像で。・・ということじゃないように私は感じた。 もうあの笑顔が一つの答えな訳なんだよね・・・ ![]() |
“ELI, ELI, LEMA SABACHTHANI?” とは、 「神よ、何故に我を見捨てたもうや」<マタイ27章 46節> というイエスが十字架に張り付けられながら唱えた最期の言葉のことらしい。 舞台は2015年の近未来。正体不明の致死ウィルスが蔓延した世界。 感染者はある日突然自殺してしまう。 有効な治療法も見つからない中、日本のあるミュージシャンが作る音楽を聴くと治療効果があるらしいとの臨床結果が・・ 人間の前進、生に向かう意志を謳っているのですか? はっきりいって、面白い要素が全くわからなかった。 ストーリーは何の複雑さもないが。複雑さがあるとすれば人の感情。しかし・・ またこれ何を意識してるんでしょうかぁ・・・ ストーリーも、映像もぴんとこず、ちょっとだけ未来的なものを意識したセットも世界観が中途半端にしか私には映らず。。 数箇所でも印象的なシーンがあればまたこの手の映画に対する感想は変わってきそうな気がするんだけどね。。 無理やり最後まで観たけどやっぱりなんもなかった。 まぁ、この後の「サッド・バケイション」では鼻に付く感じが取れた感じだったのでよいのですが(笑) ![]() |
まずこの設定に完敗ですね。 人の存在、孤独、愛情、交わり、などなど、こんな表現の仕方もあるんだと、改めて思う。じんわり、ひしひしと伝わってくる。 空き家に入り込んで生活をする、いわゆる社会から見て「実態のない男」 そして心にぽっかり穴の開いた女性が唯一その存在を見つけ、捉え、 自分自身もその世界に馴染んでいく。 そして男は、世の中にとって影の存在となることを身につける。 彼女以外の目では、彼を捉える事は出来ない。。 そこには虚しさも、切なさも、激しさも同居し、 究極の愛の形のひとつを見せつけられた気がする。 噂に違わずいいです。これ。素直に。とても。 【受賞メモ】 ◆2004年ヴェネチア国際映画祭 : ・監督賞 ![]() |
1986年〜1991年の6年間にわたり、韓国の小さな村で実際に起きた10件の連続殺人事件を基に作られた作品。 その事件を担当する刑事たちの側から描かれていく。 徐々に犯人を割り出す為のキーワードが明らかになっていくものの依然追い詰める所まではいかず。 やっと有力な容疑者を捕らえる事が出来たかと思えば確たる証拠がない・・・ 追い詰められていく刑事達の焦り、疲労困憊ぶり、心情の変化等がどんどん深くシリアスに描かれていく。 前半コミカルなノリを多く含んで描き進んできた事も、その後の緊迫感を一層強調する役割となっていたと思う。 この連続殺人犯は現在も捕まっていないらしいので 作中でも迷宮入りのままで終わっている。 けど「犯人不明のまま」という要素が逆にうまく生かされた面白いストーリーだった。 2003年に時が移ってのエピローグ的部分は、始まってすぐは「その前で終わっても十分よかったんじゃ?」と思ったけど、すぐに撤回。 とても重要な締めとなっていてとてもよかった! 時代が変わり、何もなかったかのごとく過ごしている現在。 それでも彼らは未だ事件に捕われている。そして今また犯人の影が再び目の前を霞める・・・ それにしても、本作がどこまで事実に近いのかわからないものの、自国でDNA鑑定さえ出来なかったこの時代、もし現代の科学捜査レベルがあれば状況は違っていただろう。 そこからなんとなく、旧ソ連体制により連続猟奇殺人犯を捉えるのに苦悩する刑事の映画『チカチーロ』を思い出した。作風や結末は全く別だけど。 ![]() |
![]() 2007年日本(136分) 日本公開:2007年9月8日 監督・脚本・原作:青山真治 プロデューサー:甲斐真樹 撮影:たむらまさき 音楽:長嶌寛幸 出演:浅野忠信,石田えり,宮崎あおい,板谷由夏,中村嘉葎雄,オダギリジョー,光石研,斉藤陽一郎,辻香緒里,とよた真帆,豊原功補 他 〔ジャンル:ドラマ〕 9月より順次全国公開予定の本作、舞台挨拶付きプレミア上映にて一足早く鑑賞できました。 大阪には浅野忠信、 石田えり、青山真治監督が登場。 みんなのトーク、面白かったですねぇ。 まず浅野さんから話を振ろうとしたMCの方、いきなり 『ではアサノノタダノブサン』と噛んでしまうw するとすかさず、『どうも、アサノノタダノブです』と浅野さん。 会場ノッケから大うけww いや〜、浅野さん、すごい素敵な人だったなぁ。 またねぇ、上半身は結構がっちりしたガタイなのに足はメッチャ細い!w んで、石田えりさんは、生で見ると一段と若い!服装も若かったけどそれが全然似合ってる! 石田さんのトークも、そして浅野さんや青山さんが語った石田さんエピソードも、やっぱり「石田さんってオットコ前〜!」っていう物だったww まじかっこいいね♪あんな風に年取りたいww 青山監督も、普段は人の映画をかなりの辛口で切ってるしどんな感じの人なんだろうと思ってたけど、愛想のいい兄ちゃんだったw 舞台挨拶には満足させて頂きました♪ で、肝心の映画のお話――― ![]() |
山口沙弥加 〔ジャンル:ドラマ〕 河瀬直美監督長編デビュー作。 奈良県のかなり山奥、とある村のとある家族の物語。 広大な自然に囲まれた中でゆったりとした時が流れる。 家族のお家は、土間があって大きなかまどがあって、外の井戸水が洗面所。 私も小さい頃の記憶で田舎の祖父母の家がそんなのだったのを憶えている。 はっきりした時代設定はわからなかったけど多分普通に現代ですよね。 前半の話しは過去10数年位?遡ってるけど。 ![]() |
独身女性とバツイチ男の同棲生活に、突如男性の前妻との息子が加わる事になってから、それまでうまくいっていた二人の関係にひずみが生じ始める・・ 本作も諏訪監督の特徴である台本は無く台詞はアドリブ、即興演技という形でもって描かれたもの。 タイトルは、MOTHER(マザー)のMとOの間に区切りを入れて、“M”と“OTHER(アザー)”。 いくら好きな男性の子供でも突然何の前触れも無く母親と同じ行為をしないといけなくなったら。 これまでの自分の世界が壊されてしまったら・・ 決して母親ではないしなれない。いやなりたくない。 でも・・・ そんな葛藤にあえぐ女性の姿、そして恋人間の感情のズレなどを 静かに、リアルに映し出していきます。 固定カメラ長回しもあれば、ハンディカメラ撮影も多用。 ![]() |
『M/OTHER』で一段と名を馳せた監督さんでしたがなんだか最近はフランスを拠点に活動されてるんですかね。オムニバス映画の『パリ・ジュテーム』にも参加してるしフランス映画際にも作品出品されてたし。 本作はその諏訪監督の初監督作品ですね。 痛い、痛すぎます。この作品。想像以上に見入ってしまいます! あらかじめ決められた台詞は無く、置かれた状況の中役者自身がセリフを発して行くという特殊な方法で作られています。 オールアドリブって言い方でもいいのかな。 西島君も愛里ちゃんもすごいっすね! ![]() |
“EUREKA”とは「わかった」とか「発見した」という意味の言葉で、アルキメデスがアルキメデスの原理を見つけたときに叫んだと言われる言葉として有名ですが、 本作を観ていて、最初からずっとセピア色で覆われたこの映像も主人公たちが「EUREKA」になった時にカラーになったりして。と思ってたらほんとにそうなってた。 彼らの視界が、前途が、開けた瞬間、傷が少し癒されたその時、その心を表すかのようにセピアからカラーの映像に変わっていきました。 バスジャックされ、目の前で複数の人が殺され、犯人も射殺される。そんな中辛くも生き残ったバス運転手と幼い兄弟。 一つの悲惨な事件が人にどれほどの影響を及ぼすのか。そして世間の反応がどうなってしまうのか。どうすればその呪縛から解き放てるのか。 ・・心の闇にすべてを囚われてしまった彼ら“被害者”のその後をじっくりじっくりと描いていきます。 ![]() |
昨日3月9日の「蟲師試写会チケット」が手に入ったので観にいってきました。
オダギリジョーは好きだし、この作品が滋賀の山奥でロケされてた事やヴェネチア映画祭出品作で海外からのオファーも多く寄せられてる事ぐらいは知識にあったけど、肝心の漫画の事は全く知らず。大友監督も漫画の『AKIRA』は昔大好きででっかいコミックも持ってたけどほんとそれだけしかわからずです^^; 蟲師/2006年日本 監督:大友克洋/プロデューサー:小椋悟/EX.プロデューサー:パーク・サンミン,二宮清隆,泉英次 / 原作:漆原友紀 / 脚本:大友克洋,村井さだゆき / 撮影:柴主高秀 / 水中撮影:さのてつろう / 特殊メイク:中田彰輝 / 美術:池谷仙克 / 造型:中田彰輝 / 衣裳:千代田圭介 / 編集:上野聡一 / 音楽:配島邦明 / 衣裳デザイン:おおさわ千春 / 音響効果:北田雅也 / 出演:オダギリジョー,江角マキコ,大森南朋,蒼井優,りりィ,李麗仙,クノ真季子,守山玲愛,稲田英幸,沼田爆 他 〔ジャンル:ファンタジー/ミステリー〕 100年前の日本。時に人間にとりつき、奇妙な現象を引き起こす怪しき生きもの「蟲」がいる。そしてその命の源を探り、とりつかれた人々を癒す力を持った人間は「蟲師」と呼ばれていた。 その「蟲師」、ギンコ(オダギリジョー)が主人公ですね。 ギンコが蟲から人々を癒していく様と彼の生い立ち・秘密等の話が交差しながらストーリーは進みます。漫画を知らなくて話がわからない、という事は無かったです。 映像はとても綺麗で、自然の姿を存分に生かしていたと思います。 (あれは本当にあの滋賀の山々の風景だけ?w) フレームに収める構図というか、1つ1つ切り取ってもすごくバランスいいだろうなーって素人が思うぐらい、その辺も印象に残りました。画の色もなかなか良かったです。まれに全体の色で好き嫌いが出ちゃうきらいがある私なのでよかった。 そして、「蟲」の存在を巧みなVFXで表現しています。これは軽く想像してたよりクサくも無く、自然とうまくマッチしててそれなりにいい感じだったと思います。 ただ、漫画ファンの方々から観てそのイメージがあってるのかどうか、結構その表し方は重要なんじゃないかなぁ。実際、どうなんでしょうね。 ![]() |
【あらすじ】妻子もいるごく平凡なサラリーマン、オ・デス。ある日娘の誕生日プレゼントを買って帰宅途中突然誰かに誘拐され、ビルの一室に監禁される。テレビもあり食事も与えられるが、もちろん監禁の理由はわからない。そのまま15年間監禁され続けた後、突然解放されたデス。デスは解放後に知り合った女性ミドの助けを借りて、監禁した相手の正体を探り始める。そしていつしかミドはデスに愛情を抱くようになる。そんな2人の前に謎の男ウジンが現れ・・ しんどい映画かと勝手に想像してたけど(確かに話の内容はメチャ重だが)ぽんぽんとリズム良く進行し、気が付けばもうクライマックスだった。 また、終始シリアスタッチかと思えばそうでもなく前半とか特にウィットに富んだ(死語!?)演出もあったりして。センスのいい笑いも見させてもらった。 もちろん、観ている最中顔を歪めてしまうシーンも多々あります。 すごい作品なのは間違いないんだろうけど全てにおいて主人公のチェ・ミンシクの演技に依存しているところも大きいと思う。。 他の主要人物二人ももちろんよかった。 ユ・ジテなんか最初はきしょいお兄さんでなんで韓国で人気なのかわからなかったけど(失礼)辛い過去をもち、復讐の為だけに長い年月を費やしてきたゆがんだ男を熱演していてすごく良かったと思う。 しかし、拉致監禁で理由もわからないまま15年。そしていきなり放り出され、 とにかく今の俺には復讐しかないと監禁の謎を必死で追っていった結果、理由があれだなんて、いやいやほんと、聞いているこっちまで「ぅわゎゎ〜〜!まじで〜〜〜!?!?」むご過ぎだ。。。 そう、与えられた罰は監禁だけじゃなかった・・・ なぜ15年だったのか。。そこにも大きな理由があった。 結末を知った観客も「トンカチ」を食らわされた気分といったところでしょうか。 あの紫のギフトボックスも結局すごく効果的だった。 たわいもない(?)言動が、こんなにも人を傷つけてしまう。 15年間うらみ続けたほうのその執念もすさまじい話しだが、でもやっぱり大なり小なりこういう事は私たちの日常でも起こりえる訳で、見につまされる思いもあった。 「復讐」を糧に突き進んだ二人の男の悲惨で哀れな結末。 お互い自業自得と言われればそうなのかもしれないけど、心が痛い・・・です。 原作は日本のマンガだということで、すごい!と日本人を誇らしく思ったりもしたけど、実は原作より映画のほうがたんぜん面白いと聞いてちょっとがっくり・笑 ハリウッドでリメイクされるそうですが、単なるサスペンスとか娯楽作品にならないことを祈ります。。w (旧ブログより引越し分) ![]() |
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