まったり、のんびり、綴っていきたいなぁ。。人生もw

少年と自転車(2011)

少年<原題:LE GAMIN AU VELO>
<英題:THE KID WITH A BIKE>
ベルギーandフランス、イタリア製作(87分)
2012年3月日本公開
監督・脚本:ジャン=ピエール・ダルデンヌリュック・ダルデンヌ
製作:ジャン=ピエール・ダルデンヌリュック・ダルデンヌ、ドゥニ・フロイド
製作総指揮:デルフィーヌ・トムソン
撮影:アラン・マルコァン
編集:マリー=エレーヌ・ドゾ
出演:セシル・ドゥ・フランス、トマス・ドレ、ジェレミー・レニエ、エゴン・ディ・マテオ、ファブリツィオ・ロンジョーネ、オリヴィエ・グルメ 他 〔ドラマ〕
この兄弟監督、カンヌでどれだけ賞取るねん(笑)
昨年2011年度でグランプリを。それ以前にも2008年に脚本賞、2005年と1999年にパルムドールですよ
いやほんと、すごいね。
この監督作品は、賞を取った取らないに関係なく、私もずっと好きです。
基本撮るもの、撮り方のスタンスが変わらないというかで、ずっと肌に合う感じです。

さてさて本作について、この脚本の構想は監督達が日本に『息子のまなざし』のプロモーションで来た時、『赤ちゃんの頃から施設に預けられた少年が、親が迎えに来るのを屋根にのぼって待ち続けていた』という話を聞いてできたそう。

主演の少年シリルはオーディションで選ばれた新人くん。
撮る人が優れているのか、子供が優れているのか、新人でこれなんだからまいっちゃうよね。
脇には「イゴールの約束」「ある子供」「ロルナの祈り」とダルデンヌ作品常連のジェレミー・レニエも少年の父親役でチョイ出演。

育児放棄する親いれば、母性愛に目覚める他人もいる。。
少年がサマンサに里親になってもらおうとするのも、サマンサが少年に道徳以上の愛をおぼえるのも、ストーリー的にはいきなり感がある気もするけど、映画全体を感じる上でそれは特に問題なく、血で結ばれてなくても深い絆で結ばれることができるという事、献身的な愛で一人の少年の人生が救われる事もあるという事、実際なかなかできる事ではないけども、かといって映画の中だけの絵空事でもなく、とても熱く胸に伝わってきた。

とはいえ、この映画の少年シリルは週末の里親になってくれたサマンサがいたから救われたけども、
これは幸運なほうの出来事には間違いなく・・
ダルデンヌ兄弟が救われる方のお話を描いたよ。

それにしても、ラストのシーン、
シリルが起き上がって顔をこすりながら、親子に「いいよ」というあの表情が、とてもとてもよかった。
あくまで子供の表情で、自然で、でもそこに、たくさんの意味が含まれている。
色々な事を受入れた少年の成長が、あの顔に含まれていると思う。

そして彼はまた自転車乗って前に進む。
彼の行く先には、愛が待っている。

相変わらず、画面的には唐突な終わり方ですが(笑)
良かったです。

ワルの少年に「君のためにやる」ってくったくなく言い切ったシーンもとても印象深かったな・・


・2011年カンヌ国際映画祭:グランプリ
・2011年ヨーロッパ映画賞:脚本賞

(2012年5月劇場鑑賞)
[ 2012/05/11 19:25 ] ヨーロッパ映画 | TB(1) | CM(0)

孤島の王(2010)

孤島<原題:KONGEN AV BASTOY>
<英題:KING OF DEVIL'S ISLAND>
ノルウェー(andフランス・スウェーデン・ポーランド)製作(117分)
2012年4月日本公開
監督:マリウス・ホルスト
製作:カーリン・ユルスルード
脚本:デニス・マグヌッソン
撮影:ヨン・アンドレアス・アナスン
編集:ミカエル・レズチロフスキ
音楽:ヨハン・セーデルクヴィスト
出演:ベンヤミン・ヘールスター、トロン・ニルセン、ステラン・スカルスガルド、クリストッフェル・ヨーネル、エレン・ドリト・ピーターセン、マグヌス・ラングレーテ 他〔ドラマ・サスペンス〕
1970年までノルウェーの孤島「バストイ」には少年矯正施設があり、刑務所には行かせずここで矯正させるための非行少年たちが収容されていた。一般の授業のほかに島という地の利を生かし、農作業など実務も経験させるプログラムと言う事で世界的にも注目された施設だったが、内実は矯正の名の基に少年たちには日々非人道的な懲罰が与えられていたという。

そんな中、その場所で1915年に実際に起こった事件を基にして作られたのが本作です。

奇をてらったところはなく、映画全体としてシンプルな感じなんだけど、
この重圧感、この切迫感、胸を締めつけられる想い。
ほんと、息を止めてしまいそうなほど。
なんだろ、バストイ島とそれを取り囲む海、雪、どこまでも続く氷の世界の圧倒的映像もそうだし、
C-19とC-1(少年たちの呼び名)を筆頭とした少年たちの圧巻の演技もそうだったんだろう。
演技と言うか彼らの、その眼が非常によくて・・・心に入りやすかった。
もちろん、彼らを押しつける側の院長や料長たちのにじみ出る嫌み加減も(笑)
孤島2

教育、躾という名の暴力、虐待。
大人たちの保身。虚だらけの汚い世界。
不条理に耐える事だけを強いられる少年たち。

こういった要素が盛り込まれる映画は多々あるけども、
この映画はひとつも見飽きた感は感じさせず、
本当に最後まで見入ってしまった。

クライマックスネタバレになるけども、、
少年たちが起こした行動は、もう、我慢の限界ぎりぎりでそれまではちきれんばかりの想いが一気に溢れだした「革命」だったにもかかわらず、
孤島の王になり得えそうでそれは、大人が本気になれば赤子の手をひねるほどの事であって・・・
わかってはいるものの、あまりに切なく伝わってくる。

ラストも本当に心から、逃げ遂せる事を信じて見守った^^;
あぁぁ、、エーリングよぉぉぉ・・・

いやぁ、こんなどっぷりつかるとは思ってなかった(笑)
良かった。

(2012年5月劇場鑑賞)
[ 2012/05/08 22:36 ] ヨーロッパ映画 | TB(1) | CM(0)

裏切りのサーカス(2011)

サーカス<原題:TINKER TAILOR SOLDIER SPY>
イギリス・フランス・ドイツ製作(128分)
2012年4月日本公開
監督:トーマス・アルフレッドソン
製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ロビン・スロヴォ
製作総指揮:ジョン・ル・カレ、ピーター・モーガン
原作:ジョン・ル・カレ
脚本:ブリジット・オコナー、ピーター・ストローハン
撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
編集:ディノ・ヨンサーテル
音楽:アルベルト・イグレシアス
出演:ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース、トム・ハーディ、ジョン・ハート、トビー・ジョーンズ、マーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチ、キアラン・ハインズ 他
〔サスペンス〕
いやいや、おもしろかった。
しかし、難しかった(笑)
それでも、満足した(笑)

***東西冷戦下の英国諜報部。その中にソ連の二重スパイがいるという情報が。しかしその証拠をつかもうとした最初の作戦は失敗。それを指揮したリーダーは責任を取って辞職後不審な死を遂げる。次にそのスパイを見つけ出すべく白羽の矢が立てられたのは、その旧リーダーの右腕スマイリーだったが・・***
的なお話。

二重スパイの話しで、その要素だけでも話しついてくのややこしいだろうに、更に部隊背景とかもろもろ、全くわかんないし、ある程度公式HPなどで下調べをして臨んだ方がよいのかもしれない。
原作をを知らなくても、だいぶ説明が割愛されてるだろうことは映画を見てて一目瞭然。

でも、でもね、それでも、見応えあったさ〜
じっとりとした映画の演出に、豪華俳優陣のどっしりした演技、そしてもちろん、ストーリー展開。
あれってどうなのどうなの??と人に聞きたい部分もたくさんあるけど。
実際一緒に行った友達と聞きあっても答えは出なかったけど(笑)

でも、よかったです。

かのゲイリー・オールドマンも、完全なるおじいちゃん枠やな〜^^;
シド・ナンシーの頃が懐かしい・・・(笑)


「ぼくのエリ 200歳の彼女」の監督さん。
作品ジャンルは全然違うけど、落ち着いた空気感の中、ピーンと張り詰めた緊張感、そのいい按配が、ほんとどちらも共通してたね〜。

(2012年5月劇場鑑賞)
[ 2012/05/07 21:47 ] ヨーロッパ映画 | TB(1) | CM(0)

予想外のヒット?

3月某日、「この年末年始は予想外な映画がロングランヒットしている」という記事を見た。
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20120312/enn1203121516006-n1.htm

私は宇宙人ポールしか観ていないけど、他に挙がっている作品も周囲の映画好きの人たちからとても評判の高い映画ばかり。

「作品自体が面白いというわけではなく結果的に特別にマニア受け」するようなものであれば、
予想外でも仕方がないかもしれない。
でもこれらはみんな作品自体おもしろいんだよ?
なのにそれを売れないと思ってた前提で予想外という媒体や、配役やスタッフが地味だったら買おうとしない大手配給会社がどうかしているんじゃないかと思いますが。

配給会社の思っている通り、人気アイドルを使って番宣をある程度すれば人は入ります。
面白くなくてもね。

でももし、面白い映画をそれぐらいお金かけて番宣してみてよ?
もっと興行成績挙がるかもよ??

と、前々からほんと言いたかったんだよね!!(笑)

[ 2012/03/13 16:20 ] 雑記 | TB(1) | CM(0)

僕達急行 A列車で行こう(2011)

A日本製作(117分)
2012年3月公開
監督・脚本:森田芳光
プロデューサー:白倉伸一郎、三沢和子、川田亮
ラインプロデューサー:木次谷良助
撮影:沖村志宏
編集:川島章正
音楽:大島ミチル
出演:松山ケンイチ、瑛太、貫地谷しほり、ピエール瀧、村川絵梨、星野知子、伊東ゆかり、笹野高史、伊武雅刀、西岡徳馬、松坂慶子 他〔コメディ・ドラマ〕


鉄道マニア?鉄道オタク?二人のほのぼのコメディドラマ。
森田芳光監督は本作完成後の2011年12月に逝かれたそうで、
これが遺作という訳です。

不動産会社に勤める小町と父親の経営する町の小さな鉄工所に勤める児玉は、ふとしたきっかけで出あい、お互い鉄道マニアという事ですぐに仲良くなり、とある事情もあって小町は児玉の住む社員寮に住み、さらに友情を深めていく。

そんなこんなで、この二人の鉄道への熱い思いがプラスの方に向かったりして、紆余曲折、ピュアな男どもの友情青春物語。
松ケンも瑛太も、こういう素朴で純な青年を演じてるほうが似合う(笑)

試写会当たったので観に行きましたが、そうじゃなかったらきっと観てなかっただろう^^;

すごくほんわかちょっぴり幸せな気分になれる映画でした☆

(2012年2月劇場鑑賞)
[ 2012/02/29 23:18 ] 東アジア映画 | TB(1) | CM(0)

灼熱の魂(2010)

灼熱<INCENDIES>

2010年カナダ・フランス製作(131分)
2011年12月日本公開
監督・脚本:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
製作:リュック・デリー、キム・マクロー
原作:ワジ・ムアワッド
撮影:アンドレ・トュルパン
編集:モニック・ダルトンヌ
音楽:グレゴワール・エッツェル
出演:ルブナ・アザバル、メリッサ・デゾルモー=プーラン、マキシム・ゴーデット、レミー・ジラール 他 〔ミステリー〕



*********
母親の遺言は、死んだはずの父親と存在しないはずの兄を探しだし、母親からの手紙を渡してほしいというもの。
残された双子の兄弟は、意味も分らぬまま「その人物」を探すため母親の生前の軌跡を追う。
すると、全く知らなかった母親の壮絶な過去が徐々に明らかになっていく。
そして、母親のいう、父親とは、兄とは・・・
*******

こんな展開あんのん!?という驚きのオチ、
宗教対立や戦争等が招く悲劇、虚しさを、こういうアプローチの仕方で人々に伝える事もできるんだと、しみじみ感じました。

母親のこれまでの運命をたどっていく兄弟の「現在」と、母親の時代の「過去」とをうまく交差させながら
物語は進みます。
この母親にはどんな過去があったのか。
母親の人生そのものが非常に波乱万丈でそれだけでも飽きさせないうえに、
死んだはずの父親とは、兄はいつどこでどうなっているのか。
ずっとその問いを考えつつみるので、ずっと引き込まれてみていました。
内容的に適切ではない表現ですがおもしろかったし、見ごたえありました。

ただ、周囲でも評価の高いこの映画、
個人的にはストーリーのインパクトや映像は確かに良いとは思いますが、
そこまで映画そのものが素晴らしいのとはまた違う気がしちゃいました・・

面白いんだけど、
このストーリーであれば映画としてもっともっと心に突き刺さってもよさそうなのに。
せっかくなのに、おしい。と逆に欲張っちゃってるんだろうか。
まぁでももちろん、見る価値あり。

(2012年1月劇場鑑賞)
[ 2012/02/06 20:53 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

ヒミズ(2011)

ヒミズ<ヒミズ>
2011年日本製作(129分)
2012年1月劇場公開
監督・脚本:園子温
製作:依田巽、吉岡富夫
プロデューサー:梅川治男、山崎雅史
エグゼクティブプロデューサー:小竹里美
原作:古谷実 撮影:谷川創平
編集:伊藤潤一 音楽:原田智英
出演:染谷将太二階堂ふみ、渡辺哲、諏訪太朗、川屋せっちん、吹越満、光石研、神楽坂恵、渡辺真起子、でんでん、村上淳、窪塚洋介、吉高由里子、西島隆弘(AAA) 他〔ドラマ〕

園子温監督作はずっと興味あったものの何故か見そびれてて、知ってるのはハザードだけだった。
また、本作の原作漫画家、古谷実作についても、「稲中」「僕といっしょ」「グリーンヒル」など超大好きな作品だけど、この一切ギャクを封印した第一作目「ヒミズ」は未見だった。

原作読んでからにしようかどうしようかかなり悩んだ挙句、流れで映画から。

いやほんと、凄かった。ストーリーもさながらだが、何を言っても、主人公二人がほんとに凄かった。
ヴェネチアでマストロヤンニ賞取ったからっていう訳じゃない。
マジでこの複雑な感情のはざまで揺れ動く少年たちを、演技とは思わせない素晴らしい演技で、圧倒させてくれた。

住田の難しい心情の表現を演じた染谷くんはもちろん、あの茶沢さんというこれまた特殊な人物像をこうもキュートで、切なく、元気に、センシティブに演じた二階堂ふみちゃんもマジでよかった。

「ヒミズ/日不見(日見ず)」とは・・・
トガリネズミ目モグラ科ヒミズ属ヒミズ。
低山帯の森林や草原の落ち葉の下に生息するが、モグラとは違い地下のごく浅いところで生活していて、自分で長大なトンネルを掘ることはない。夜になると地上を徘徊することもあるが、日光が照る所には出てこない。「日見ず」という和名もここに由来する。(wikiより抜粋)

日光が照るところには出てこない。か・・
「普通サイコーーー!」と叫ぶ主人公住田。
目立つ事を求めずただ普通に平凡に暮らしていく事を望む住田の生活環境は決して普通でない。
そして、ある事をきっかけに彼はそんな平凡な希望を抱く事すらできず、自分の残りの人生を「悪人をヤル」事に費やすと決める・・

古谷実作品はギャグ漫画であろうと、人の心の痛い部分弱い部分をついて描かれており、その表現の仕方等がとても好きだったのだけど、これもほんと、原作を見ていないにしろ、できるだけ忠実に作ったという園監督の力と、役者の力が古谷作に絡み合って男も女も大人も少年も、いたたまれない心が映画のそこかしこにあふれていて、それは、いたくつんのめって伝わってきた。

映画撮影中に2011年3月11日、あの災害が起こり、大幅に脚本を変え、被災地でもカメラを回した園監督。
漫画と違うラストにしたのは、災害の影響だろうか。
そこには、救いようのないところに一縷の希望が差し込んだかのような、熱い涙とエールがあふれていた。
編集ぎりぎりまで漫画と同じラストの展開にしようか悩んだそうだけど・・・
別バージョンもちゃんと録ってたそうだ。

言い方がちょっと悪いけど、あんなに、「がんばれ」が空々しくない映画もなかなかないと思う。
私は、この終わり方で良かった。

けど、漫画は漫画で違う終わり方だからもっとよかったんだろう・・
絶対読まねば。

(2012年1月劇場鑑賞)

【受賞メモ】
2011年ヴェネチア国際映画祭:マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞) 染谷将太二階堂ふみ
[ 2012/02/06 18:59 ] 東アジア映画 | TB(0) | CM(0)

CUT(2011)

CUT
2011年日本製作(120分)
2011年12月劇場公開
監督:アミール・ナデリ
プロデューサー:エリック・ニアリ、エンギン・イェニドゥンヤ、レジス・アルノー
脚本:アミール・ナデリ、アボウ・ファルマン
共同脚本: 青山真治、田澤裕一
撮影:橋本桂二
出演:西島秀俊、常盤貴子、菅田俊、でんでん、鈴木卓爾、笹野高史 他〔ドラマ〕


この映画について、どう表現したらいいんだろう。
ストーリーのある映画、、ではなく、「映画祭とかの企画物」で、コンセプトが"VIVA!名作映画!"ってつきそうな、非常に、偏った映画だと思った。結局いい意味でかな。しかもとてもパワフルでね(笑)

観始めは、ちょっと辟易しそうだったんだよ。
主人公の映画監督が、すごくすごく今のシネコン映画産業を辛辣に批判して、やたらとサイレントムービー時代の名作をアピールして・・
””シネコンで上映される金儲けのためのクソ映画が「真の映画」(芸術性の高い。内容の無いエンターテイメント映画でないもの)を葬り去ろうとしてる””
・・的な事をね。

もちろん私も、主人公の吠えてる内容はおおむね賛成してる側ですが、それでも、です(笑)

なんかさぁ、あんたも映画監督なら、映画業界側ならさぁ、って、こっちからはそう見ちゃうとこもあるし、
例えば、批判してる人がすんごい巨匠なら、まだスッと入るんだよ。その言葉も。
だけど、作品の中にはこの映画監督の技量はいかほどのものか出てこない。
だから、お金が無くていいものが作れない若者が、とりあえず吠えてるだけのような感じにしか見えなくて。
(もちろん吠えるだけでも何もしない私たちより何倍もえらいですし、吠えてるだけじゃなくて自分で上質ムービー上映会したりしてるんだけども)
しかも、ぜったいこの主人公の人生だらしない(爆)

そして、主人公の行動だけでなく、事あるごとに、上映会の手書きフライヤーだったり主人公の部屋のポスターだったりDVDだったりを枠に収め、過去の素晴らしい映画たちをじっくりと紹介してくる。
物語の「間」の時間に。
主人公の人となりをその生活空間で紹介するというよりは、ほんとただ単に、「こんな素敵な映画たち」を映しこんでる。って感じなんだよね(笑)

しかも、主人公は黒沢明や小津安二郎、溝口健二のお墓に足を運ぶのです
これまたちょっと引いた(笑)

それでも、だんだん、だんだんね、この映画のパワーに圧倒されてきてる自分がいたんだよ。
それはもちろん、西島秀俊の鬼気迫る演技にもよるんだろうけど、そういう事じゃなく、
このスタンスの映画をこれほどまでに情熱を持って作ってるのは何なんだろう。
もしかして監督はこういう作品を取らなきゃいけない事を宿命としてるのか。
なんなんだ、なんなんだ・・・
っていう高揚感と、西島演じる主人公の、ラストに向かうその状況とがシンクロする感じで、
なんか、最後はパンフまで買って劇場を後にしました^^;
(ちなみに普段気に入った映画しかパンフ買わない私)

物語の途中途中で紹介される名作映画は、ほんとに芸術と呼ばれるクラシック映画が多く、とくにモノクロ系をおしてたのですが、
最後の映画100本リストはちゃんと(?)2000年代のものも入ってて、そこでもごり押し感がちょっと癒されて良かった(笑)


でも、やっぱり、「映画」としては、お勧めする気になれない(笑)
面白く、は、ないんじゃない(笑)

ナデリ監督と西島さんの情熱には拍手!

あ、共同脚本に青山真治監督がいるんだけど、本編中に映される名作映画上映会チラシの中にちゃんと自作の「EUREKA」も入れてはったのはちょっとにやけた^^;


(2012年1月劇場鑑賞)
[ 2012/01/19 23:56 ] 東アジア映画 | TB(0) | CM(0)

宇宙人ポール(2010)

宇宙人ポール<原題:PAUL>
2010年アメリカ製作(104分)
2011年12月日本公開
監督:グレッグ・モットーラ
製作:ニラ・パーク、ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー
製作総指揮:ライザ・チェイシン、デブラ・ヘイワード、ナターシャ・ワートン、ロバート・グラフ
脚本:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト
撮影:ローレンス・シャー
編集:クリス・ディケンズ
音楽:デヴィッド・アーノルド
出演:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ジェイソン・ベイトマン、クリステン・ウィグ、ビル・ヘイダー、ブライス・ダナー、 シガーニー・ウィーヴァー、セス・ローゲン(ポールの声) 他 〔SFコメディ〕
W主演のサイモン・ペッグ、ニック・フロストが脚本も書いている本作。
いや〜!おもしろかった〜
年明け1発目の劇場観賞がこれで大正解でした〜

アメリカで開催されるコミック業界最大のイベント「コミコン」に参加するためはるばるイギリスからやってきたSFオタの主人公二人。
イギリス人もアメリカに来ると何かと勝手が違ったりでいわゆる「異邦人」=「エイリアン」になるわけです。

そしてSF好きの二人はコミコンだけでなく宇宙人にまつわる土地をキャンピングカーでめぐる旅に出る。
そしたらなんと!本物の宇宙人に遭遇する事に!
・・って感じでお話は進みます。

なんてったって宇宙人ポールのキャラがイケてる!
これまでにないおやじキャラの宇宙人です。さらに言う事めっちゃ的を得てたり、人情味あふれてたり、おもしろかったわ〜
んでその酒ヤケのような迫力のあるオヤジ声をやってたのが若干30歳のコメディ?俳優さんとは(笑)

二人の主人公のさりげなオタぶりもよかったし、脚本も良かった。
ただのSF映画ではありません。
人間のつながりというものを描いたいいお話です(笑)

それにしても、物語中ずっと正体が伏せられてた「ビッグ・ガイ」、実はあの人がこなすとは。
このオファーを受けた大物女優に拍手。

また、後で知ったのですがポールの電話相手のあの映画監督、あの声はご本人がされてるそうで!

(2012年1月4日劇場鑑賞)
[ 2012/01/19 17:57 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(0)

哀しき獣(2010)

哀しき獣<原題:黄海(THE YELLOW SEA)>
2010年韓国製作(140分)
2012年1月日本劇場公開
監督・脚本:ナ・ホンジン
撮影:イ・スンジェ
音楽:チャン・ヨンギュ、イ・ビョンフン
出演:ハ・ジョンウ、キム・ユンソク、チョ・ソンハ、チョン・マンシク 他
 〔サスペンス・アクション〕






この監督のデビュー作『チェイサー』がかなり気に入ってたのでこの映画も絶対見に行くつもりで楽しみにしていた!

チェイサーより圧倒的にチェイスシーンの迫力が増していた。
バイオレンス要素がかなり高まり、アクションやカーチェイスの迫力、そのめまぐるしい展開は息をもつかせぬといった感じで
ほんとパワーアップしていた。
男性的には、そういう意味でもこっちのほうが前作より好みっぽいかな。

それにしても、物語の背景となる延辺朝鮮族自治州に暮らす韓国系中国人とか、韓国への密入国とか、そのあたりはまったく初めて触れた世界だったですね〜。。。

それにしても、何回斧で殴られたら死ぬねん(笑)
どこまでタフで獣な男たちやねん(笑)

普通のタクシー運転手が、必要にかられ、どんどん闇の世界に引きずり込まれ、そこには駆け引きの上の駆け引きがあり、それぞれ、自分の目的を果たすため、命を守るため、必死に出口を探して考え、逃げ、戦う。主人公の顔つき、行動には、いつぞやのタクシー運転手の頃の面影はなく・・・
いやほんと、みんな迫力あったわ〜
そんでそんでやっぱ、ハ・ジョンウってマジでいい役者さんだ〜♪

物語の終盤になって、最初にナレーションで入った狂犬病の話しが思い出された。
あぁ、そういう意味だったのか・・・
オリジナルタイトルは「狂犬(病)」でもよかったんじゃないのと勝手に思った(笑)

ただ私は、敢えて言うなら、前作「チェイサー」のほうが好きだし、深い見ごたえがたくさんあった。
今回の邦題、「哀しき獣」となっているが、「チェイサー」で私はほんとに「人間の獣の部分の匂い」を感じたんだ。
当時の感想にも書いているように。
あっちのほうが、一対一の殴り合いがこんなにも痛くリアルに伝わるかと、
猟奇殺人者の豹変ぶりがこんなにもリアルかと、
追いつ追われつの緊迫感と息遣い、ぶつかりあいが、この哀しき獣より描くスケールはちっちゃくても、十分にガツンと伝わってきたのだった。

ここを使ってまた前の感想書いてるみたいになったけど
まぁ、個人的にはそんな感情もアリ、一部評価のように本作が「チェイサー越え」とは思いませんが、
でもこれはこれで、十分おもしろくって満足です☆

(2012年1月劇場鑑賞)

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(2012/06/02)
ハ・ジョンウ、キム・ユンソク 他

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[ 2012/01/19 11:53 ] 東アジア映画 | TB(0) | CM(0)

マイブラザー(2009)

マイブラザー<原題:BROTHERS>
2009年アメリカ製作(105分)
2010年6月日本公開
監督:ジム・シェリダン
製作:ライアン・カヴァナー、シガージョン・サイヴァッツォン
製作総指揮:タッカー・トゥーリー、ザック・シフ=エイブラムズ
脚本:デヴィッド・ベニオフ
(オリジナル脚本:スサンネ・ビア、アナス・トマス・イェンセン)
撮影:フレデリック・エルムズ
編集:ジェイ・キャシディ
音楽:トーマス・ニューマン
出演:トビー・マグワイアジェイク・ギレンホールナタリー・ポートマン、サム・シェパード、メア・ウィニンガム、テイラー・ギア、ベイリー・マディソン、キャリー・マリガン 他 〔ドラマ・戦争〕
デンマークのスザンネ・ビア監督作品「ある愛の風景」のハリウッド・リメイク版。
ほぼ丸々オリジナルから変な手を加えず、見どころ的な部分も全く同じな作りでした。

なのであらすじも自分が「ある愛の風景」で書いた文面そのままぱくっとく。
***
穏やかな人柄で、当然妻と二人の子供とも仲良く暮らし、そして兵士としてエリートでもあった夫が、戦争の為赴いた異国の地から帰ってきたとき、まるで別人のようになっていた。。

戦地で夫が死亡したと一旦聞かされていた一家は悲しみに暮れ、それでも前向きになんとか進もうとしていた。
それまで素行の悪かった夫の弟が、その家族を支えつつ・・
****

豪華キャストで、皆さんの演技も当然ながら素晴らしく、とてもよかったと思います。

ただ、オリジナル版とこのリメイク版と両方見る必要無かったな。というのがすなおな感想。

ビア監督のを見てたらそれでもういいと思う。
先にこっちを見たなら、オリジナルをわざわざ見なくてもいいと思う。
そんなに、この役者さんがやったからこうなる、っていうオリジナリティ的なものも感じなかったし。
(もちろん先述のように迫真の演技だったけども)
でも良く言えば、どっちも良かったんだよw

よくリメイクされたら、オリジナルの良さがすっかり消されてるとか、全く別物とか思ったりするけど、
こうも似通っているとそれはそれで、どうなんだろってなるね(笑)

オリジナル版自体、ビア監督作の中では私的にそれほど高い順位じゃなく、思い入れも少なかったからかな。。

マイ・ブラザー [DVD]マイ・ブラザー [DVD]
(2011/02/02)
トビー・マグワイアジェイク・ギレンホール

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[ 2012/01/18 20:53 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(0)

永遠の僕たち(2011)

永遠の僕たち
<原題:RESTLESS>
2011年アメリカ製作(90分) 監督:ガス・ヴァン・サント
製作総指揮:デヴィッド・アレン・クレス、エリック・ブラック、マイケル・シュガー他
脚本:ジェイソン・リュウ    撮影:ハリス・サヴィデス
編集:エリオット・グレアム   音楽:ダニー・エルフマン
出演:ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ、加瀬亮、シュイラー・フィスク、ジェーン・アダムス、ルシア・ストラス レイチェル 他 〔ドラマ〕
観終わった後、
何ともいえず、ほんとに言葉への表し方がわからないきゅーんとした感情が、心に沁みてしみて、膨らみ、
ちょっと切なくとても素敵な気分になりました。

観てる途中ではそんなにすごいすごいと観ていた映画ではないんだけど。
でもずっと、全体の雰囲気はさりげなくも素敵で、
結構センシティブな話なんだけど音楽はさわやかな青春っぽくて、
それがまたあっていて、
そしてそして、主人公の男の子演じるデニス・ホッパーの息子、ヘンリー・ホッパーのキャラ、演じ方が
とてもいい塩梅に不思議な雰囲気を醸し出していて、
とてもいい調和のとれた映画だったんだな〜
って思った。
最後のあの表情、間、とてもよかったなー・・・・

「死」に執着する主人公の男の子がある日余命いくばくもない女の子と出会い、恋に落ち、
そして、「死」にとらわれた状態から解放されていく。
女の子の人生ももちろん物語としてはあるけど、
やっぱ、これは単純に言ってしまえば男と子の成長物語。
とてもよかった。ほんと、途中より、観終わってから、そう思った(笑)

こんなにガチで加瀬亮が出てると知らなかったので驚き。
主人公の友達役、と言ってもカミカゼ特攻隊で死んだ日本人の幽霊役。
英語の発音もネイティブっぽかったんだけどw

(2011年12月劇場鑑賞)
[ 2012/01/18 20:51 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(0)

マイウェイ 12,000キロの真実(2011)

マイウェイ
<原題:MY WAY>
2011年韓国製作(145分)
2012年1月日本公開
監督・脚本:カン・ジェギュ
製作:カン・ジェギュ、キム・ヨンファ
撮影:イ・モゲ
音楽:イ・ドンジュン
出演:チャン・ドンゴンオダギリジョー、ファン・ビンビン、キム・イングォン、キム・ヒウォン、 オ・テギョン、夏八木勲、山本太郎、佐野史郎 他〔戦争・ドラマ〕


カン・ジェギュ監督、オダジョー、 チャン・ドンゴンが登壇する試写会が(まさかの)当選して観てきましたが。
いやびっくりした。
いわゆる「アイドル」的存在の人がゲストの試写会初めて行ったもんだから。
会場はほぼドンゴンファンと思われる方々が埋め、映画館にうちわ(←ライブとかに持っていくやつ)持参、そしてゲストがはけたら映画も見ずに退場。。
マジですか〜・・
いや私もそりゃオダギリ目当てでの応募ですけどね(笑)
でもまず映画目的であって(笑)
そしたら隣の女性も同じ思いだったらしく「こんなことあるんですか!びっくりですね〜」って話しかけてきはった(笑)
しばし二人で談笑(笑)ちなみにその女性はドンゴンファンらしいw

でもたぶんその追っかけファンの方たちは一般公開のときにまた応援も兼ねて見に来るんであろうけど。
すごいねw

さてさて、映画本題。

メインキャストがこんなに戦地を移動する映画は初めて見たんじゃないかな。
韓国に始まり、ロシアにいって、そしてドイツと、奇妙な運命のいたずらによって、幼いころから因縁のライバル関係である主人公二人は同じように戦地を渡り歩くことになる。
これが実話をもとにしてるっていうからさらに驚き。

戦地を変え、立場が変わることで、さまざまなことが逆転し、それまでの自分自身の行いや戦争そのものについて、いろんな方向から考え直す機会となる。
それ自身はいいコンセプトだと思いました。
ひどい日本人の描き方もしてるけど、決して日本人がひどいという打ち出しはしてないよ。
韓国人も、ロシア人も、ドイツ人も、戦争という名の下、人間が正常な精神でいられなくなっている様を描いていると思います。
戦争シーンも迫力あって見応えありました。

ただ、、何というか、メインストーリーというのですか、戦時中を背景に数奇な運命をたどった二人の男の友情を描いてるわけなんですが、それ自体があまあまというか、軽い2時間ドラマに毛の生えた脚本って感じで、、
まぁ、数奇な運命の割に、単純なお話におわっちゃった気がせんでもないかな〜。

もっと重厚な作品になりそうなのにね(^_^;)
逆にいえば、戦争映画の割に見やすい映画ってことでまとめときますw

(2011年12月劇場鑑賞)
[ 2012/01/18 20:50 ] 東アジア映画 | TB(0) | CM(0)

サヴァイヴィングライフ-夢は第二の人生-(2010)

サヴァイヴィング
<原題:PREZIT SVUJ ZIVOT-TEORIE A PRAXE->
(SURVIVING LIFE-THEORY AND PRACTICE-)
2010年チェコ製作(108分)
2011年8月日本公開
監督・脚本:ヤン・シュヴァンクマイエル
出演:ヴァーツラフ・ヘルシュス、クラーラ・イソヴァー、ズザナ・クロネロヴァー、エミーリア・ドシェコヴァー、ダニエラ・バケロヴァー 〔ドラマ・ファンタジー〕

今回、作品の冒頭にストーリーとは関係なくシュヴァンクマイエル監督が出てきて、延々とこの映画をとったいきさつとかなぜこういう作風にしたのかとかを語りだす。
お金が無くて今回はコラージュ撮りしたとか、何言ってたっけ。もうすっかり忘れたが。

実写とコラージュを織り交ぜた、相変わらずのコマ撮りアナログ感たっぷりな独創的世界。
私の好み的には、この2D的なコラージュの世界より粘土や人形アニメが強い監督作品のほうがいいな〜。とは思ったな。

ある日不思議な夢に出てきた魅力的な女性の事が忘れられずにすごす主人公は、夢をコントロールできる方法を見つける。そして彼は、職も家族も顧みず、彼女に会うため毎日毎日寝て夢を見てくらすのだが・・・

夢の世界で起こるお話が実は・・・
夢と現実の交差があり、人間の生誕、輪廻転生、、
不思議な事へなっていく。。


いやー、ありきたりだけどやっぱ、シュールだねーー♪って言いたくなる(笑)
シュールレアリスモの監督に向かって(笑)

精神科医にかかっている時の会話とか、哲学的な事をもっと理解していれば更に楽しめただろうなぁ
ユングとフロイトの肖像ががんばってはった(笑)

この監督さんの作品は観た後なかなかその映像が消えない事しばしばですが、
今回もあの真っ赤の浴槽のシーンとか、頭から離れない。。

ほんと、毒気に気持ち良くやられる♪

(2011年10月劇場鑑賞)
[ 2012/01/18 20:10 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

ミケランジェロの暗号(2010)

ミケ
<原題:MEIN BESTER FEIND>(MY BEST ENEMY)
2010年オーストリア製作(106分)
2011年9月日本公開
監督:ヴォルフガング・ムルンベルガー
製作:ヨゼフ・アイヒホルツァー
脚本:ポール・ヘンゲ
撮影:ペーター・フォン・ハラー
音楽:マシアス・ウェバー
出演:モーリッツ・ブライブトロイ、 ゲオルク・フリードリヒ、ウーズラ・シュトラウス、マルト・ケラー、ウーヴェ・ボーム、ウド・ザメル 他 〔サスペンス・ミステリー〕
太平洋戦争時代のウィーン。画廊を営むとあるユダヤ人一家は、貴重な宝、ミケランジェロの素描を隠し持っていたが、ある事をきっかけにその情報がナチスへと伝わってしまう。それを手にしようとナチスは一家を追い詰めるが・・・

といったお話。

モーリッツ主演映画が久しぶりに日本公開って事で楽しみにしてました。

もっと深刻な重めの映画なのかと思いきや、結構笑えるシーンもあって、コミカルに描かれている、娯楽系作品でした。

邦題はダヴィンチコードとかを連想させるような感じでつけられてるけども、
この話の核となるミケランジェロの素描の隠し場所はすぐに読める(笑)
なので「暗号」の意味をたどって解明するミステリーを楽しむ映画ではないです。

ストーリー展開もよく、テンポもよく、
最後もすかっと終わって、おもしろかったわ~♪

(2011年10月劇場鑑賞)
[ 2012/01/18 20:09 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

さすらいの女神たち(2010)

女神<原題:TOURNEE>
2010年フランス製作(111分)
2011年9月日本公開
監督:マチュー・アマルリック
製作:レティシア・ゴンザレス、ヤエル・フォギエル
脚本:マチュー・アマルリック、ラファエル・ヴァルブリュンヌ
撮影:クリストフ・ボーカルヌ
出演:マチュー・アマルリック、ミランダ・コルクラシュア、スザンヌ・ラムジー、リンダ・マラシーニ、ジュリー・アン・ミュズ、アンジェラ・ドゥ・ロレンゾ、アレクサンドル・クレイヴン、ダミアン・オドゥール 他 〔ドラマ〕

海外ではほんとに、高年齢且つぽっちゃり(だいぶ)がちゃんと女と見られてて、いいよな〜(笑)

大好きな俳優マチュー・アマルリックの監督作にしてカンヌ最優秀監督賞を受賞した本作。
すごく楽しみにしておりました。
が、なんと大失態、仕事帰り、寝不足で疲れていたのもありますが、、
途中、ほんの一部、といっても後半の結構重要であろう部分に居眠りをするという・・・・涙

その状態で感想を言うのもなんだけど、忘備録につきやはり書いておくのだ。

なんか、女性監督が作ったんじゃないかと思うような、女性に対する理解と温かいまなざしが感じられる
そんな映画だった。

ダンサーのおねい様がたは明るくパワフルだけどももちろんみんな心には何かしらのものを抱えていて、
けどそれをひとつひとつ取り上げるんじゃなく、ほんとこの人たちの毎日の生活の一部を自然に切り取って、一生懸命生きてる人間を描いた、温かいドラマ。

マチュー・アマルリック演じる主人公はショーガールを引き連れフランスを巡業興業して回る。
その道中で起こるひきこもごもが描かれる作品。

ショーダンサーを演じている方たちはみんな本物現役のダンサーなんだって。
キャバレーショーから発展した、セクシーでユーモラスな演出、衣装でもりあげる、「ニュー・バーレスク」と呼ばれるジャンルのダンサーさん。
すんごく自然で、みんなよかった。

さすらいの

(2011年10月4日劇場鑑賞)
[ 2012/01/17 20:05 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

ゴーストライター(2010)

ゴーストライター
<原題:THE GHOST WRITER>
2010年フランス、ドイツ、イギリス製作(128分)
2011年8月日本公開
監督:ロマン・ポランスキー
製作:ロマン・ポランスキー、ロベール・ベンムッサ、アラン・サルド
製作総指揮:ヘニング・モルフェンター
原作:ロバート・ハリス
脚本:ロバート・ハリス、ロマン・ポランスキー
撮影:パヴェル・エデルマン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン、キム・キャトラル、 オリヴィア・ウィリアムズ、トム・ウィルキンソン、ポール・エメット、ティモシー・ハットン 他 〔ミステリー〕
ロマン・ポランスキーらしいまったりとしたいい雰囲気が出ていて、それがゆっくりと進んでいくミステリーにはまっていて、いい感じだったんだけど。

そう、まったりと丁寧な感じで進んでいくのは想像の範疇だったし、魅力の一つだ。けど、この話の展開的に、ちょっとそれならそれで、もひとつ山があってもいいんじゃないかというか、逆にもっと簡潔にするとか、とにかく、まったりがただのゆっくりになってしまった感を受けて、少し残念な感じがした。

元イギリス首相が自伝本を出版するためにゴーストライターとして雇われた主人公。
元首相の身近にいるうち、前任のゴーストライターの死や謎に興味を持ったが為に、触れてはいけないところに踏み込んでしまい、危険な目に陥る・・

というお話です。

(2011年10月2日劇場鑑賞)
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(2012/02/02)
ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン 他

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[ 2012/01/17 20:04 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

明日のパスタはアルデンテ(2010)

あしたのパスタは
<原題:MINE VAGANTI>
2010年イタリア製作(113分)
2011年9月日本公開
監督:フェルザン・オズペテク
製作:ドメニコ・プロカッチ
脚本:フェルザン・オズペテク、イヴァン・コトロネーオ
撮影:マウリツィオ・カルヴェージ
編集:パトリツィオ・マローネ
音楽:パスクァーレ・カタラーノ
出演:リッカルド・スカマルチョ、ニコール・グリマウド、アレッサンドロ・プレツィオージ、エンニオ・ファンタスティキーニ、ルネッタ・サヴィーノ、イラリア・オッキーニ 他 〔ドラマ〕
邦題がいま一つであまり観る気がそんなに起こらず⇒予告を観て期待値あがり⇒本編みて、「まぁこんなもんか」。

悪くはなかったですけどね。普通に楽しめました。ハートフルコメディ。

パスタ会社の社長である父に、自分がゲイである事を打ち明けようとしたところ、兄に重大発表を先を越されてしまい、カミングアウトできず、しかも、父は兄の告白にショックを受けて倒れてしまい、自分が会社を代理で観る羽目に!?

といった流れのお話。

ゲイ仲間の件とか面白かったわ(笑)

(2011年10月劇場鑑賞)
[ 2012/01/17 20:03 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

ミラノの奇跡(1951)

ミラノの奇蹟 [DVD]<原題:MIRACOLO A MILANO>
1951年イタリア製作(96分)
1952年日本公開
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
原作:チェザーレ・ザヴァッティーニ
脚本:チェザーレ・ザヴァッティーニ、スーゾ・チェッキ・ダミーコ
撮影:G・R・アルド
音楽:アレッサンドロ・チコニーニ
出演:フランチェスコ・ゴリザーノ、パオロ・ストッパ、エンマ・グラマティカ、ブルネラ・ボーヴォ 他〔ファンタジー〕

**********
ロロッタおばあさんは自分のキャベツ畑に捨てられた赤ん坊を発見、トトと名付けて育てるがトトが幼少のうちに死亡。
トトはその後孤児院に引き取られ、成人になって初めて独り立ち、街へ出るも右も左もわからない。が心底人が良く明るいトトは貧乏人と仲良くなり彼や同じく貧乏人ばかりが集う土地で暮らすことになり・・
***********

久しぶりに、心からあったまり素直に幸せになれる映画を見た。
最近そういう映画が無いというんでなく、自分のチョイスの問題(笑)

一度見たかったこのヴィットリオ・デ・シーカ監督の有名な作品、映画館で無くても大きいスクリーンで見れて嬉しいw

非現実的な設定の中明るいテンションでのコミカルな風刺、
ファンタジー感たっぷりなのに"人間"というもののリアル感もたっぷり。

特撮も今この時代から技術を見返せばとてつもなく陳腐なんだろうけども
改めて、ストーリーは技術に勝ると思った。
ラストのシーンも見事に気持ちの高揚と相まって圧巻だった。

(2011年11月19日大阪ヨーロッパ映画祭にて鑑賞)

【賞メモ】
1951年カンヌ国際映画祭:・グランプリ  ・国際映画批評家連盟賞
1951年NY批評家協会賞:・外国映画賞

[ 2012/01/12 20:16 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

キャラメル(2007)

キャラメル [DVD]原題<SUKKAR BANAT>
2007年レバノン・フランス製作(96分)
2009年1月日本公開
監督・脚本:ナディーン・ラバキー
製作:アンヌ=ドミニク・トゥーサン
撮影:イヴ・セナウイ
音楽:ハレド・ムザンナル
出演:ナディーン・ラバキー、ヤスミン・アル=マスリー、ジョアンナ・ムカルゼル、ジゼル・アウワード、 シハーム・ハッダード 他〔ドラマ〕
 

レバノンはベイルートのヘアサロン且つエステサロン?に務める女性たちを中心にして、それぞれの日常がさりげなく描かれる。
当然みんないろんな悩みがあって、大小や種類に関わらず、本人にはとても重要な問題で、
そんななかなんとか毎日毎日を生きている。

このサロンの人々っていうより、なんだか不思議とこのサロン自体が人の集まる場所って感じ。
そんなところ、そんな不思議なパワーのあるものってあるよね。

力を入れず自然体で楽しめる、そんな映画でした。

キャラメルって、脱毛をするのに砂糖から作ったキャラメル材で思いっきり抜くのねー〜涙
チョーいたいxx
[ 2011/12/12 20:07 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

ハウスメイド(2010)

ハウスメイド<原題:THE HOUSEMAID>
2010年韓国製作(107分)
2011年8月日本公開
監督・脚本:イム・サンス
製作:ジェイソン・チェ
撮影:イ・ヒョンドク
音楽:キム・ホンジプ
出演:チョン・ドヨン、イ・ジョンジェ、ソウ、ユン・ヨジョン、パク・チヨン、アン・ソヒョン 他 〔サスペンス〕
1960年に発表されたキム・ギヨン監督「下女」というのがあり、それをリメイクした作品だそう。

なんかおもしろそうで興味を持っていたんだけど、、
どっか、中途半端気味の感覚も覚えつつ、でもおもしろかったよ(笑)

*******
純真な心を持つ女性がハウスメイドとして働きに行ったお金持ちのお屋敷。
そこでは卑しい心や荒んだ心を持った人間が私利私欲でいろんな事をたくらんでるのさ。
主人公はそんな彼らに翻弄され、結局最後には・・
*******
といったお話。

それにしても、韓国の映画って、真面目な顔してコミカルなテイストをにおわす。ってところがいい塩梅に作られてる作品多いですね。

フィクションながら、この映画みて「お金持ちはやっぱ図太いからお金持ちなんだよね」と納得したわ(笑)




(9月13日劇場鑑賞)
[ 2011/11/17 19:01 ] 東アジア映画 | TB(0) | CM(0)

未来を生きる君たちへ(2010)

未来を<HAEVNEN/IN A BETTER WORLD>
2010年デンマーク/スウェーデン(118分)
2011年8月日本公開
監督: スサンネ・ビア
製作: シセ・グラム・ヨルゲンセン
原案: スサンネ・ビア、アナス・トマス・イェンセン
脚本: アナス・トマス・イェンセン
撮影: モーテン・ソーボー
音楽: ヨハン・セーデルクヴィスト
出演: ミカエル・パーシュブラント、 トリーヌ・ディルホム、ウルリク・トムセン、ウィリアム・ヨンク・ユエルス・ニルセン、マルクス・リゴード 他 〔ドラマ〕
 「しあわせな孤独」「アフター・ウェディング」等のスサンネ・ビア監督作。

「暴力(復讐)」か「許し(愛)」か・・・
とても難しい問題について2つの異なる舞台を用意し、真っ向から向き合った作品。

これまでのビア監督作品と比べて状況の説明がとても丁寧な感じだった。
それだけに、非常にセンシティブにこのテーマを扱っている気がした。

北欧の人たちでもアフリカの難民キャンプに暮らすような人たちでも、
人間の本質というか、感情は一緒なわけで。
憎いものは憎い。悲しいものは悲しい。

そんな2カ国を通じて「復讐」では何も解決しないと心に誓っているこの映画のあの父親の態度は、
下手な精神論を口頭で並べたてられるよりもずしんと本当の強さが伝わってくるのだ。

てか2つの異なる場所ってだけでなく、
そもそも、デンマークとスウェーデンが仲悪いというところもこの物語の片隅に含まれているんだね。

父親が思わず吐き出してしまったあの感情、これもとても痛いほどつたわり・・・

もちろん子供たちの感情もイタくイタく伝わり・・・

「赦し」を理解できず、「復讐」を取ってしまったその先に何が待っているのか、
そして言い表せないような後悔のあと、実感した自分への「赦し」。。

とてもよくできている映画だった。。

まぁでも、このテーマはねぇ、ほんと、マジで難しいよね。。。

小さなコミュニティの中であったり、
遠い異国の生活状態が全く違うところであったり、
その葛藤は、場所をとわず生まれる。

「憎しみを越えたその先でどんな世界を見るのだろう。」
映画のキャッチコピー。いいよね・・・
この映画は邦題も珍しくいい感じ。



2010年アカデミー賞 外国語映画賞
2010年ゴールデン・グローブ賞 外国語映画賞

(8月30日劇場鑑賞)
[ 2011/11/16 20:26 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(3)

人生、ここにあり!(2008)

人生<SI PUO FARE>
2008年イタリア製作(111分)
2011年7月日本公開
監督:ジュリオ・マンフレドニア
製作:アンジェロ・リッツォーリ
原案:ファビオ・ボニファッチ
脚本:ジュリオ・マンフレドニア、ファビオ・ボニファッチ
撮影:ロベルト・フォルツァ
編集:チェチーリア・ザヌーゾ
音楽:ピヴィオ、アルド・デ・スカルツィ

出演:クラウディオ・ビシオ、アニタ・カプリオーリ、ジュゼッペ・バッティストン、ジョルジョ・コランジェリ、アンドレア・ボスカ、ジョヴァンニ・カルカーニョ 、ミケーレ・デ・ヴィルジーリョ、カルロ・ジュゼッペ・ガバルディーニ 他 〔ドラマ・コメディ〕
********
1978年、イタリアで精神病院廃絶法が制定され、精神病患者は入院治療ではなく地域の精神保健サービス機関で予防や治療に当たりつつ、地域社会と共存するという体制を取る事になった。
本作は、その状況で実際に起こった出来事を基に描かれています。
********

うまく行きすぎな感がいなめないところはあるけども、、
でも、実際の出来事をもとにされてるんだよね??すごいよ。。

ほんと、いい映画でした。
心温まるところも、
心締めつけられるところも・・・・
考えさせられるところも・・・・

実際の制度として、色々と難しいところはあるんだろうけども、
こういう制度にしてしまった以上、後ろ向きばかりに考えていられない。
希望はあるさ。。

不器用ながらもキャラをしっかりもってる個性派たちが、観る者の背中を押してくれる
広い意味でどの国のどの人達にもどのシチュエーションにも置きかえられるお話。

うーん、思った以上に素敵な映画でした。。♪

2011年8月劇場鑑賞
[ 2011/08/29 16:20 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

ツリーオブライフ(2011)

ツリー<THE TREE OF LIFE>
2010年アメリカ製作(138分)
2011年8月日本公開
監督・脚本: テレンス・マリック
製作: サラ・グリーン、ビル・ポーラッド、ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、グラント・ヒル
製作総指揮: ドナルド・ローゼンフェルト
撮影: エマニュエル・ルベツキ
編集: マーク・ヨシカワ
音楽: アレクサンドル・デスプラ
出演: ブラッド・ピットショーン・ペン、ジェシカ・チャステイン、ハンター・マクラケン、ララミー・エップラー、タイ・シェリダンスティーヴ他 〔ドラマ〕

ご注意ください。
ブラピ&ショーン・ペンの豪華共演だからといって、いわゆる"ハリウッド大作”でもなければ、賞を取ったのはアカデミー賞ではなく「カンヌ映画祭のパルムドール」なのです。
そんなん、一癖もふたくせもある可能性大なのは最初から予想できるではないですか(笑)

もし二人が出ていなかったら、いくら「シン・レッド・ライン」「ニュー・ワールド」などで著名なテレンス・マリック監督とはいえ日本の配給会社が買っただろうか?買ったとしてもこんな大々的にしかもすぐ上映されただろうか。それもシネコンで。上映されても、2年後に単館系がやっとやってくれる。そんな感じでしょうね。
・・・と思わせる映画です(笑)

だから、普通にブラピ&ショーン・ペンを見に来る感じではないほうが得策です。
CMの打ち方も悪いよね(笑)難しそうなところは一切流さず(^^ゞ、内容の濃い家族ドラマみたいな感じ?で作って。
だからめちゃめちゃ悪い評判も食らちゃうんだよ(笑)

本作、一家族の問題だけにはとどまらず、
ひいては、地球の誕生から生死の原点、宗教的な要素・・・、非常に壮大な観念が盛り込まれた映画でした。
ただ、それらの事を象徴してる映像がかなりの時間を占めてるのはさすがに・・すごいなぁぁ、、と、
凡人は引き気味ですが(^^ゞ

もちろん私はそういう話だと取っただけで、その辺の解釈は人それぞれでしょう。
それに、こういうのになるともう本当の思惑なんてつくり手しかわからんやろし(笑)
解釈をあれこれ考えるより、頭でなく感覚で映像を観といたらいいんだと、思いますし(笑)

まぁその辺の映像の事は置いといたとして、
あの親子の関係を、息子のセンシティブな感情を、余分な説明せずでもここまでリアルに、状況や子供の行動などをただ見せるだけで表現できるのはすごい。と、彼らの様子にかなりのめりこみました。
めちゃめちゃ心に来ました・・・

んで、ショーンペン演じるジャックの大事な子供時代の彼はまためっちゃよかったね!!
いや〜、良かった。弟も雰囲気あったけどね。演出がそう見せるのか、役者がすごいのかはあれですが、
いやとにかく、
子供時代のシーンはブラピの愛情あふれるが厳格で怖い父親役含め、よかったわ〜。

それがあったから、あの恐竜すら登場する壮大すぎる映像も(笑)なんとか心に響き残るわけで(^^ゞ

ただ、ショーン・ペン(ほどの役者)をあの役に置くのはほんとに必要だったのか(笑)
逆にあの役は個の存在が強くない方が良かったような気もしますが。。
あの子供の頃を経ての今の感情や神への問いかけはあの映像が表現しているであって、
その人はその存在があればそれでいいだけのような。うーん、書いていて意味不明な文章と認識中(笑)
とにかく、せっかくのショーンペンがもったいない感じでした(笑)
シン・レッド・ライン」のからのからみがあるとはいえ。

それにしてもほんと、ここまでこの手の映像が入るなんてもちろん全く想像してなかったので、
そ、そうですか。。という感じでしたが(^^ゞ
これまたなかなか、良かったです。




2011年カンヌ映画祭パルム・ドール

2011年8月劇場鑑賞
[ 2011/08/18 22:56 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(2)

この愛のために撃て(2010)

konoai<A BOUT PORTANT>
2010年フランス製作(85分)
2011年8月日本公開
監督: フレッド・カヴァイエ
製作: シリル・コルボー=ジュスタン、ジャン=バティスト・デュポン
製作総指揮: ダヴィ・ジョルダーノ
脚本: フレッド・カヴァイエ、ギョーム・ルマン
撮影: アラン・デュプランティエ
編集: バンジャマン・ヴェイユ
音楽: クラウス・バデルト
出演: ジル・ルルーシュ、エレナ・アナヤ、ロシュディ・ゼム、ジェラール・ランヴァン 他
〔サスペンス・アクション・犯罪〕

またクッサい邦題つけてさーー(-.-)
きっと監督の前作「すべて彼女のために」がヒットしたがゆえに同じ系統でつけたと思われる(笑)

原題の意味を調べると、「至近距離で」だそうです。まぁそれもどうなんだろ、確かにそうだけど・・(笑)

フレンチ・ノワールの定義が「犯罪映画」であるならこれも間違いなくフレンチ・ノワールだろうけども、
多分そのフレーズから想像するイメージってのと、この映画とは違うんじゃない?
そんな男汁満開でもないし、主人公の役なんか若干コミカル仕様だし(笑)

だからフライヤーには「ニュー・フレンチ・ノワール誕生」となってるのね(^^ゞ

どちらかというとつくりはハリウッド的サスペンスアクションのイメージを受けましたが、
とにかく純粋にとても面白かったです♪

テンポよく次々と進み、展開もよく出来ていて、ドキドキしながら見れて、よっしゃ!と奇麗にすっきり出来て☆

ごく普通の看護師助手が悪事を働く男たちに巻き込まれ、誘拐された奥さんを助けるために危険な状況に陥っていくという話しですが、最初の短い時間の中で、いかに夫婦が仲睦まじいかもちゃんと伝わってきたのでそのあとの旦那さんの無謀な行動も違和感なく(まぁ基本は奥さん守る為なら必死になるでしょうが。基本は)見れたし。

ちょこちょこなじみの役者さん達、それぞれいい味だしてました。

上でも言ったように最後のにこやかな顔(悪人のサルテ曰く"善人すぎる顔")はじめ、若干コミカルな雰囲気を醸し出してくれたジル・ルルーシュ(そう思うのはあたしだけか)、渋さ満開のジェラール・ランヴァンやロシュディ・ゼム。

気軽に良質の娯楽映画を観たいときはこれで満足☆☆

評判のいい前作見逃しちゃってるので更に観たくなったわww


2011年8月劇場鑑賞
[ 2011/08/17 21:29 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

海洋天堂(2010)

海洋<海洋天堂~OCEAN HEAVEN~>
2010年中国製作(98分)
2011年7月日本公開
監督・脚本:シュエ・シャオルー
製作:ビル・コン
撮影:クリストファー・ドイル
美術:イー・チュンマン
音楽:久石譲
出演:ジェット・リー、ウェン・ジャン、グイ・ルンメイ、ジュー・ユアンユアン、ドン・ヨン 他
〔ドラマ〕



〜平凡にして偉大なる全ての父と母へ〜

あたし、「ハンカチのご用意を」って言われる映画に限って、そんな感動泣きする事ってあんまりないかもしれないんだけどね(笑)
まぁ、ラブストーリー系では泣かないが、親子系、老人子供系には弱い私です。
しかし、そんな人の嗜好をおいといて、これはマジいい映画だと思います。

まじでヤバいです。

ジェット・リーがこの話に感動し、ノーギャラ出演を決めたという。
そして、彼自身初となるノーアクション出演(笑)
いや〜、めっちゃ「普通」でやさしくて、いいお父さんの役を見事に演じてらっしゃいます。

余命3カ月の父親と、自閉症の21歳の息子。他に身寄りもなく、自分が死んだあとの息子の事を気に病む父親は・・・

もうこの設定だけで泣けそうだけど(笑)
映画自体ほんといい映画でしたよ。

自閉症の役もごっつ自然だった・・・・

父子の愛情も、周囲の人たちの態度、やさしさも、映像も音楽も、
言葉は悪いけど決してくさすぎず、適度なさりげなさと美しさ、繊細さが映画全体を
流れるように包んでる感じで、
もう、父親のあたたかさ、人のやさしさ、大福(←息子の名前、"ターフー”ねw)の健気さ、
純真さにただただ感涙するしかないんです(笑)

ほんとに、とても美しく、心にしっかりのこるいい映画です

海洋1

2011年7月劇場鑑賞
[ 2011/08/17 20:29 ] 東アジア映画 | TB(0) | CM(0)

黄色い星の子供たち(2010)

黄色い☆<LA RAFLE.>
2010年フランス・ドイツ・ハンガリー製作(125分)
2011年7月日本公開
監督・脚本: ローズ・ボッシュ
製作: イーラン・ゴールドマン
製作総指揮: マルク・ヴァドゥ
撮影: ダヴィド・ウンガロ
編集: ヤン・マルコール
出演: ガド・エルマレ、ラファエル・アゴゲ、ユゴ・ルヴェルデ、メラニー・ロラン、ジャン・レノ、オリヴィエ・シヴィー 他
〔ドラマ〕

1942年、フランス政府がナチスドイツに協力して行ったユダヤ人一斉検挙事件という実話を映画化したお話。
監督さんは元ジャーナリストだそうで、実際の情報を入念に調べ上げ、製作したものとか。

フランスでは、戦時中、ユダヤ人は終始黄色い星のワッペンを服の上につける事が義務づけられていた。
そして、彼らに危険が迫ったときはかくまってあげるよう、フランス人は教育されていた。
実際、大抵のフランス人とユダヤ人は普通に仲良く一緒に生活していた。

しかし、政府はとうとうユダヤ人迫害政策を要求するドイツに従い、パリに住む外国籍のユダヤ人一斉検挙を決定する・・・

ナチス・ドイツのホロコーストを描くお話ですが、小難しく描かれている訳でもなくてとても見やすかったです。
かといって映画的に言う「盛り上がり」はそんなにない感じでした。

女子供の痛々しいシーンはたまらないし、ヴェル・ディヴ等の収容所の様子はとても悲惨なもので、
それは十分伝わってきました。
この事件のひどさは私なりに頭ではある程度把握できたと思います。
何度か涙も出てしまいました・・
ほんとに、悪くない作品だと思います。
ただ、第二次大戦中の大量虐殺や、ホロコーストを描いた「映画」として言うなら、
そんなに。。かな〜(^_^;)

また、どっちかって言ったら、
「フランス市民はこんなにもユダヤ人を大事にしていた。守った」ってテイストのほうが強い映画だな~って思いました。
実際、政府が予定していた一斉検挙数の約半分ぐらい?はフランス市民がかくまったりして検挙を免れたそうで、
映画の最後にも、「誇らしくも~」的な感じで文面でそれが紹介されてました。
ほんと、すごい事だと思います。

2011年7月劇場鑑賞

[ 2011/08/17 19:24 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

トランスフォーマー ダークサイドムーン(2011)

トランスフォーマー<TRANSFORMERS: DARK OF THE MOON>
2010年アメリカ製作(154分)
2011年7月日本公開
監督: マイケル・ベイ
製作: ドン・マーフィ、トム・デサント 他
製作総指揮: スティーヴン・スピルバーグ、マイケル・ベイ 他
脚本: アーレン・クルーガー
撮影: アミール・モクリ
編集: ロジャー・バートン、ウィリアム・ゴールデンバーグ、ジョエル・ネグロン
音楽: スティーヴ・ジャブロンスキー
出演: シャイア・ラブーフ、ジョシュ・デュアメル、ジョン・タートゥーロ、タイリース・ギブソン、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー、パトリック・デンプシー、ケヴィン・ダン 他
声の出演: ピーター・カレン、ヒューゴ・ウィーヴィング 他
映画のシリーズ物はどんどん劣化するというイメージがありますが・・・

ちょっと懸念していた、「アクションばっかになって内容が薄くなりすぎないか」って点も思ってたほどじゃなく、ちゃんとドラマもあって(3作の中では一番うすいが)、アクション、CGはもちろん凄すぎだし、十分楽しめました♪
まぁ、相変わらず、「そこはすぐに倒せちゃうのかよ」ってつっこみは出ますが。

珍しくこの手の映画にはまってるのはオプティマスを筆頭にトランスフォーマーのしっかりしたキャラ設定にあり、
ガチガチの最先端メカが人間臭い男汁を出してるところが好きで、ちょっとおとぼけな感じも好きで、
そういう意味では、サムとの絡みがあんまり多くなかった感じなのが残念だけど・・・

あと、スピルバーグ怒りを買って2作目までのヒロイン、ミーガン・フォックスが降板させられちゃって、
結局ストーリーはあれだけの危険を一緒に乗り越えたラブラブ彼女と別れてまた別の美人と付き合ってるって設定に。
ミーガン・フォックスのほうが絶対奇麗だったのに・・・
今回の女性は「世界の美女100人」??的なやつで4位だかになった人らしいけど、あんまり、、だな~(笑)
それに、サムの彼女として、最初のは経緯があるからいいけども、また次もあんな美人と付き合えるなんてちょっとおかしくない?(笑)

今回の劇場鑑賞は人生で初めて吹替えで観ました。
あれだけめまぐるしい映像に対し、3Dメガネして字幕を追うのは絶対厳しいと思い。
結果的には大正解だった(笑)
声の担当はオプティますとかアニメの時と同じ人たちがやってるそうですね。

3Dについては、、うーん、自分が慣れたのかわかんないけど、そんなに3D!!って感じじゃなかったかな。
2Dでも十分楽しめるよこれ。
もともとの映像がすごいもん(笑)

imaxとかで観たらめっちゃすごそうだけどね。


2011年8月劇場鑑賞
[ 2011/08/15 20:10 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(0)

木洩れ日の家で(2007)

木洩れ日<PORA UMIERAC>2007年ポーランド製作(104分)
日本公開:2011年4月
監督・脚本: ドロタ・ケンジェジャフスカ
製作: アルトゥル・ラインハルト、ピョートル・ミクラシェフスキ
撮影: アルトゥル・ラインハルト
編集: ドロタ・ケンジェジャフスカ、アルトゥル・ラインハルト
音楽: ヴロジミェシュ・パヴリク
出演: ダヌタ・シャフラルスカ、クシシュトフ・グロビシュ、パトリツィヤ・シェフチク、カミル・ビタウ、ロベルト・トマシェフスキ他
〔ドラマ〕


周囲を木々に囲まれた、木造の古い大きな家に住む老女。傍らには一匹の愛犬。
近所には子供たちの集まる音楽教室。
今日も静かに周りの音を聞きながら、景色を見ながら、主人公の老女はゆっくりと時をすごす。

どう説明していいのかわかんないけど(笑)
ひっそりと暮らすおばあさんの周りは、それなりに騒がしい。
子どもたちの遊び声だったり、家を売ってくれと言ってくるあやしい男だったり、たまに訪ねてくる息子の態度だったり・・・

何かしら呆れたり怒ったり、なんやかんややってたおばあさんが、最後にこの家と自分の全てを守る為に取った行動は・・・

大きな出来ごとは何もないけども、気持よく時間の進む、気持良い映画でした。

2011年7月劇場鑑賞
[ 2011/08/08 21:10 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

バビロンの陽光(2010)

バビロン<SON OF BABYLON>
2010年イラク・イギリス・フランス・オランダ・パレスチナ・アラブ首長国連邦・エジプト製作(90分)
2011年6月日本公開
監督・撮影: モハメド・アルダラジー
製作: イザベル・ステッド、アティア・アルダラジー、ディミトリイ・ドゥ・クレルク
脚本: モハメド・アルダラジー、ジェニファー・ノリッジ
音楽: カード・アッチョーリ
出演: ヤッセル・タリーブ、シャーザード・フセイン、バシール・アルマジド 他 〔ドラマ〕

フセイン政権崩壊直後のイラク。
おばあさんと孫の少年が、先の戦争で行方不明になった息子(父親)を探しに遠い遠い旅をするお話・・・

これはあかん、えぐい。えぐすぎる。

これはもう映画って感覚じゃないね。

こんなん「現実を基にしたドラマ」では済まない、
ドラマ仕立てのドキュメンタリーって感じで心して観たほうがよい。

イラクの悲惨な現実がそこにある。

後ろの席から声あげて泣いてらっしゃるのが聞こえた(^^ゞ

この映画観て、それを知って、さぁ、何をどうすればいいのかさっぱりわからんけど・・・・
そこがアカンとこxx

戦争はアカン。争いはあかん。
とにかく、それが判りやすい。
小学校での教材とかにしたらいいんちゃうん。えぐすぎるけど。

戦争シーンのない、「NO!war」映画。

6月28日劇場鑑賞
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Author:Yuu〜ユウ〜 

昔の鑑賞、最近の鑑賞、手持ち作品等
関係なくその時思いつくものをテキトー
にUPしています。
ド素人の勝手気ままなお気楽感想です。

目標は、これまでに観た映画全てを
書き出して自己満データベースを完成
させる事。

musicは'80年〜'90年代を中心に
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