まったり、のんびり、綴っていきたいなぁ。。人生もw

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フルートベール駅で(2013)

フルート<原題:FRUITVALE STATION>
2013年アメリカ(85分)
2014年3月日本公開
監督: ライアン・クーグラー
製作: ニナ・ヤン・ボンジョヴィ、フォレスト・ウィテカー
脚本: ライアン・クーグラー
撮影: レイチェル・モリソン
編集: クローディア・S・カステロ
マイケル・P・ショーヴァー
音楽: ルートヴィッヒ・ヨーランソン
出演: マイケル・B・ジョーダン、メロニー・ディアス、オクタヴィア・スペンサー、ケヴィン・デュランド、チャド・マイケル・マーレイ、アナ・オライリー 他〔ドラマ〕

**********
 2009年1月1日未明、カリフォルニア州オークランドの地下鉄フルートヴェイル駅で、黒人青年オスカー・グラントが白人警官によって射殺される事件が発生する。その一部始終は居合わせた地下鉄利用客たちによって動画撮影されていて、オスカー・グラントが完全に無抵抗な状態だったことが明らかとなり、黒人社会のみならず全米中に衝撃をもたらした。本作はこの事件を題材に、理不尽に未来を奪われた22歳の青年オスカー・グラントが図らずも最後の1日となってしまった2008年の大晦日をどのように過ごしたかを、4歳になる幼い娘や愛する恋人、そして誕生日を迎えた母親との関わりの中で静かに見つめていくドラマ。
 サンフランシスコのベイエリアに暮らす22歳のオスカー・グラント。2008年12月31日の朝、彼は恋人ソフィーナと4歳になる愛娘タチアナとともに目を覚ます。その日はちょうど母親の誕生日でもあった。さっそく母親に“おめでとう”の電話を入れる。前科もある彼だが、根は優しい青年。いろいろと失敗も多い人生ながら、今度こそ良き夫、良き父親になろうと心に誓うオスカーだったが…。
(allcinemaより引用)
**********

人一人の命がいとも簡単に、不条理に失われてしまった日。
その命にはどれだけの愛や希望や挫折や夢があったことか。
その命の周りにはどれだけの人々が関わっていたことか。
その命は決して特殊なものではなく、
ごく普通のどこにでもある、とても特別で尊い命である。

淡々と、シンプルに、でも、とても心にしみる形で、当たり前且つとても大事なことが描かれた映画でした。

本当にこんなことがあったということがいたたまれない。

今でも抗議活動が行われてるようですね。

主役の人の演技も素晴らしかったです。


その日は母の誕生日。
娘と遊び、
家族と少しケンカをし、
友人と笑いあった。
僕の人生、最後の日だった。

2013年サンダンス映画祭 : 作品賞、観客賞
2013年NY批評家協会賞 : 新人監督賞
2013年インディペンデント・スピリット賞 : 新人作品賞

2014年4月劇場鑑賞
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[ 2014/04/07 20:40 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(0)

コーヒーをめぐる冒険(2012)

コーヒーposter<原題:OH BOY>
2012年ドイツ制作(85分)
2014年3月日本公開
監督・脚本:ヤン・オーレ・ゲルスター
製作:マルコス・カンティス、マーティン・レーヴァルト、ミヒャル・ポコルニー
脚本:ヤン・オーレ・ゲルスター
撮影:フィリップ・キルザマー
編集:アニャ・ジーメンス
音楽:ザ・メジャー・マイナーズ、シャーリン・マクニール
出演: トム・シリング、マルク・ホーゼマン、フリーデリッケ・ケンプター、カタリーナ・シュットラー、ユストゥス・フォン・ドナーニー、アンドレアス・シュレーダース、アルント・クラヴィッター、マルティン・ブラムバッハ、ミヒャエル・グヴィスデク 他 〔コメディドラマ〕

***********
2年前に大学を辞めたことを父に秘密にしたまま、“考える”日々を送っている青年ニコ。恋人の家でコーヒーを飲みそこねた朝、車の免許が停止になった。アパートでは上階に住むオヤジに絡まれ、気分直しに親友マッツェと出かけることに。すると、クサい芝居の売れっ子俳優、ニコに片想いしていた同級生ユリカ、ナチス政権下を生き抜いた老人等々、ニコの行く先々でひとクセある人たちが次々と現れる。果たして、ニコのツイてない1日の幕切れは──?
(公式HPより)
***********

とてもきれいなモノクロ作品だった~

特に個人的には後半のBARの画がとても好き♪
光の感じとか、構図とか、カメラの上下とかも。
ドイツのジャームッシュとかって話は、素人がいうのもなんだけど、全然かぶらなかったな。映像も何も。
ドイツには、ヨーロッパにはたくさんのモノクロ巨匠がいるしね。もしたとえるとしたならそっち?


これといって明確なビジョンも持たずフラッと生きていそうな?!主人公が、ある日、彼女の家を出るときにコーヒーを飲み損ねたところからその日一日にケチがつき始める。

流れ込むように自然に不運が舞い込み、そのたびにコーヒーは飲めず、そしてまた彼は次の不運と対面する。

かなりのオフビートさですが、いい塩梅で物語が進んでいきます。
ちょっとクスクスとくる感じが心地いいです。
あのおじいちゃんのシーンはほんと心にひっかかったな~

でもなんやかんや言って、この主人公、「いい人」でしたね(笑)

コーヒー好きとしては、主人公と同じ気分で次の朝のコーヒーが飲みたい
絶対おいしいだろな。コーヒーの醍醐味が味わえるだろな。
・・・いやでもあんな一日はやっぱいやかな~



そう言えば、ドイツ映画久しぶりに観た~
一時期よく観てた(公開されてた)のにね~
ドイツ語が心地いい~


2013年ドイツヨーロッパ賞:作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞・助演男優賞・音楽賞
2013年ヨーロッパ映画賞 : ディスカバリー賞


2014年4月劇場鑑賞
[ 2014/04/03 23:03 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

ダラス・バイヤーズクラブ(2013)

ダラス<原題:DALLAS BUYERS CLUB>
2013年アメリカ制作(117分)
2014年2月日本公開
監督:ジャン=マルク・ヴァレ
製作:ロビー・ブレナー、レイチェル・ウィンター
製作総指揮:デヴィッド・ブシェル、ネイサン・ロス、トニー・ノタルジャコーモ 他
脚本:クレイグ・ボーテン、メリッサ・ウォーラック
撮影:イヴ・ベランジェ
編集:ジョン・マック・マクマーフィ、マーティン・ペンサ
出演:マシュー・マコノヒー、ジャレッド・レトー、ジェニファー・ガーナー、デニス・オヘア、スティーヴ・ザーン、グリフィン・ダン、マイケル・オニール、ダラス・ロバーツ、ケヴィン・ランキン 他
〔ドラマ・実話〕


政府や製薬会社といった大きな組織の勝手な思惑、周囲の偏見って、どこも同じで、いつもなくならない・・

本作は、1980年代のテキサス州ダラスを舞台に、余命30日と宣告されたエイズ患者ロン・ウッドルーフが、エイズ治療のため、病院治療に頼らず自ら勉強しながら違法であっても国内未承認でも有効な治療薬の販売ルート確立に奔走した実際のお話を映画化したもの。

アメリカ社会はてっきりエイズの認識や治療については進んでるのかと思っていた。
でもやっぱり昔はこんなひどい時代があったんだね。

とにかく、マシュー・マコノヒーとジャレッド・レトーの痩せぶりが半端ない(笑)
とくにジャレッドについては化粧もして、あのトレードマーク?の眉毛もないもんだからだれかわかんなかった(笑)

病に侵されながらも、生きることに執着し、国の基準や何かはどうでもとにかく今必要なこと、正しいことをしようと奔走する主人公の生きざまに心打たれる。

そして、その傍らでサポートをしつつも、病魔とドラッグから抜け切れず、主人公へのかなわぬ愛も抱えながら、葛藤の中生きているゲイのレイヨンがまた切ない。
ジャレッド・レトー、ほんと良かった!

こういう人たちがいての、今があるんだって、国は違えど、実感する。
今の日本も、当たり前になってることのもとには、こういった誰かの努力があるんだと、
改めて思い返してみた。



2013年アカデミー賞:主演男優賞(マシュー・マコノヒー)、助演男優賞(ジャレッド・レトー)、メイクアップ&ヘアスタイリング賞
2013年NY批評家協会賞:助演男優賞(ジャレッド・レトー)
2013年LA批評家協会賞:助演男優賞(ジャレッド・レトー)
2013年ゴールデン・グローブ賞:男優賞(マシュー・マコノヒー)、助演男優賞(ジャレッド・レトー)
2013年インディペンデント・スピリット賞:主演男優賞(マシュー・マコノヒー)、助演男優賞(ジャレッド・レトー)



2014年3月劇場鑑賞
[ 2014/03/17 23:47 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(0)

それでも夜は明ける(2013)

slave.jpg
<原題:12 YEARS A SLAVE>
2013年アメリカ制作(134分)
2014年3月日本公開
監督:スティーヴ・マックィーン
製作:ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、スティーヴ・マックィーン 他
製作総指揮:テッサ・ロス、ジョン・リドリー
脚本:ジョン・リドリー
撮影:ショーン・ボビット
衣装デザイン: パトリシア・ノリス
編集:ジョー・ウォーカー
音楽:ハンス・ジマー
出演:キウェテル・イジョフォーマイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ダノポール・ジアマッティ、ルピタ・ニョンゴ、サラ・ポールソン、ブラッド・ピット、アルフレ・ウッダード、ケルシー・スコット、クヮヴェンジャネ・ウォレス 他 〔ドラマ/伝記〕

********公式HPより抜粋*******
本作の原作は、南北戦争が勃発する8年前の1853年に出版されベストセラーとなった、アフリカ系アメリカ人ソロモン・ノーサップの回想録である。この生まれながらの自由黒人だった彼が強いられた、12年間に亘る生々しい奴隷生活が描かれた手記では、従属するとはどういうことかが暴露されている。

1865年まで続いた奴隷制度で、約1100万人のアフリカ人がアメリカ大陸へ渡った。そのうち約40万人がアメリカ合衆国に連行され、彼らの子孫は約400万人にまで増加した。1808年に海外からの黒人輸入が禁止されてからは、奴隷の供給がストップし価格が高騰、ソロモンのような自由黒人を誘拐しては売り飛ばすという犯罪が増加した。奴隷の物語は多々出版されたが、自由黒人から奴隷の身となった経験を記したのはソロモン一人であり、同じ自由な身を持つ人間の体験として誰もが共感できたため、当時大変な反響を呼んだ。
************
ちょうどアカデミー賞授賞式後に日本劇場公開ということで、
なんにしろ見るつもりだったけど、ホットなときに行けた感が(笑)

いや~~、
結局、主演男優賞も、助演男優賞も、「ダラス・バイヤーズクラブ」に取られちゃったけどさ、本作からノミネートされてた主演のキウェテル・イジョフォーも助演のマイケル・ファスベンダーも、すごい良かった!
特にマイケル・ファスベンダーの鬼気迫るものはマジ必見!

同じ日に本作と「ダラス・バイヤーズクラブ」と両方観たんだけど、ほんとどっちの役者さんが賞を取ってもよかったよ~

ところで私、この映画で自由黒人という言葉を初めて知った。
アメリカのこの辺の歴史は疎いけども、それでも十分にメッセージが伝わるいい映画だった。

ニューヨークでヴァイオリニストとして白人とともに優雅に暮らす主人公のソロモン・ノーサップとその家族。
ところがある日、とある興行主に突然騙され、奴隷として売られてしまう。自由黒人であることをどれだけ訴えようと通じることもなく、南部で奴隷として雇われることに・・・


あまりに酷い仕打ちが、当時奴隷という言葉の前に当たり前のこととして行われてきた事実も衝撃。
そんな中、不当で非人道的な扱いをずっと受け続けた主人公は、それでも勇気と威厳を保ち続けた。それも衝撃。
そして、そんな主人公でも、いざ自分が助かるとき、残されるものの手を払い必死に馬車に乗り込む姿もまたリアルでよかった。
また、奴隷を不条理に扱う側の人々も様々なタイプがいて、同じ雇い人でもそれぞれのニュアンスが違うのがすごく出ていて、それはそれでさまざまな葛藤を抱えていて、各々の立場の人間ドラマが本当によく表現されていた。

ただの伝記コスプレものじゃなくて、映画自体、様々な状況のエグさや、その時の人の感情が映像からひしひしと伝わるようになっていて、すごく引き込まれました。

ただずっと表情をアップで撮り続けているシーンから、あの首吊りシーンやレイプシーン、むち打ちシーンといった衝撃の映像も、とにかく目が離せなかった。。

ただ単にアカデミー賞作品賞だからとかじゃなく、観る価値ありでした。

ブラピのチョイ役がおいしすぎ(笑)


2013年アカデミー賞:作品賞、助演女優賞(ルピタ・ニョンゴ)、脚色賞(ジョン・リドリー)
2013年NY批評家協会賞:監督賞
2013年LA批評家協会賞:助演女優賞(ルピタ・ニョンゴ)
2013年ゴールデン・グローブ賞:作品賞


2014年3月劇場鑑賞
[ 2014/03/17 22:47 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(0)

スーパーチューズデー ~正義を売った日~(2011)

<THE IDES OF MARCH><原題:THE IDES OF MARCH>
2011年アメリカ制作(101分)
2012年3月日本公開
監督: ジョージ・クルーニー
製作: グラント・ヘスロヴ、ジョージ・クルーニー、ブライアン・オリヴァー
製作総指揮:レオナルド・ディカプリオ、スティーヴン・ペヴナー、ナイジェル・シンクレア他
原作: ボー・ウィリモン
脚本: ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロヴ、ボー・ウィリモン
撮影: フェドン・パパマイケル
編集: スティーヴン・ミリオン
音楽: アレクサンドル・デスプラ
出演: ライアン・ゴズリング、ジョージ・クルーニー、フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティ、マリサ・トメイ、ジェフリー・ライト、エヴァン・レイチェル・ウッド 他 〔サスペンスドラマ〕

**********
◆正義感あふれる若き野心家スティーヴン・マイヤーズは、民主党の有力候補マイク・モリスの選挙キャンペーンを牽引する広報官。天下分け目のオハイオ州予備選が一週間後に迫るなか、彼はライバル陣営の選挙参謀ダフィから極秘面会を持ちかけられる。時同じくしてスティーヴンは、選挙スタッフの美しく聡明な女性インターン、モリーと親密な関係に。やがてこのふたつの出来事は、輝かしい未来が約束されたスティーヴンのキャリアを脅かし、想像を絶する事態へと選挙戦をねじ曲げていくのだった……。

◆アメリカ、フランス、ロシア、韓国で大統領選挙が行われ、中国でも指導者が交代する2012年は、国際情勢の“激動の年”と言われている。最も注目されるアメリカ大統領選挙は一年がかりの熾烈な長丁場で、とりわけ多くの州で予備選が同時開催される“スーパー・チューズデー”が天王山。候補者たちは政策はもちろん、信仰心から離婚歴までありとあらゆる資質をメディアや有権者にチェックされる。知力、体力、気力を総動員する資金集めや中傷合戦、陰謀めいた裏取引も当たり前。元選挙広報マンの劇作家ボー・ウィリモンが実体験をベースに執筆した戯曲を映画化した本作は、大統領選の舞台裏に渦巻く驚愕の真実をスキャンダラスに暴き出す。(公式HPより)
**********

ライアン・ゴズリング目当てで気楽に観かけた映画でしたが、なかなか面白かったです。
ちょっとした油断が命取りになるこの世界。
表と裏の顔。
端的に、怖い部分がうまく描かれてましたよね。

ジョージ・クルーニーの監督第4作目。
レオナルド・ディカプリオも制作に名を連ねる、政治サスペンス作品。


CS鑑賞
[ 2014/03/03 22:14 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(0)

早熟のアイオワ(2008)

早熟<原題:THE POKER HOUSE>
2008年アメリカ制作(93分)
2014年2月日本公開
監督・原案:ロリ・ペティ
製作:マイケル・ドゥベルコ
脚本:ロリ・ペティ、デヴィッド・アラン・グリア
撮影:ケン・セング
出演:ジェニファー・ローレンス、ボキーム・ウッドバイン、ソフィア・ベアリー、クロエ・グレース・モレッツ、デヴィッド・アラン・グリア、セルマ・ブレア 他〔ドラマ〕




*******
1976年、アイオワ州のカウンシルブラフス。
この何もない小さな町で暮らす14歳のアグネス。
彼女の家は‘ポーカー・ハウス’。その不法居住者の家には、
夜になるとドラッグディーラーたちがポーカー賭博やセックス目的でやってくる。
しかも、母親はアグネスに売春を強要。常に危険にさらされた環境の中、
幼い妹2人を守りながら、絶望の底で生き抜こうと必死にもがく。
しかし、更なる過酷な事件が彼女を襲う――。(公式サイトより)
*******

女優ロリ・ペティが監督として自らの少女自体の体験を基に映画化した作品。

2008年作のこの映画、今年日本公開になったのは完全に、最近ノッてる若手二人、「世界に一つのプレイブック」や「ハンガー・ゲーム」のジェニファー・ローレンスと「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツが出演してるからなんだろうね。彼女達が日本でブレイクする前に出演していた作品。

それがなければ、そのまま埋もれてしまう運命だっただろう。
いや、内容のあるすごく良い映画だったんだけど、いわゆる、作品的に、ありがち?、というか、特出するところもなく、で、埋もれてしまいそうな感じはわかる。

でもほんと、注目株だからってことではなく、上記二人の演技、特にジェニファー・ローレンスの演技は本当に素晴らしかった!
当時彼女は17歳で、14歳の役をやり、大人にならないと、強くなれらないと生きていけない、でもまだまだ心は純真な少女のままで、自分の置かれた過酷な状況を必死に生きている姿をタフに好演していました。
そして、クロエも当時10歳。ちょっとおませな女の子で超かわいかった!

物語には、もう一人の女の子とで3人姉妹の設定なんだけど、この3人姉妹が日々の劣悪な環境の中、それぞれがちゃんと自分の世界を作り、身を守る術、拠り所を作り、明るく前向きに暮らす姿がほんと、痛々しくもありほほえましくもあり、きゅんきゅんでした。

コンパクトだけど、彼女たちの置かれた状況や、それぞれの感情、そして映画が言いたい事がわかりやすく纏まってもいて、そして演者の素晴らしい演技とで、いやいや、いい映画でしたー!

音楽もね、彼女たちの家が黒人たちの集まる場所ってことで'70年代のブラックミュージックがかかってて、個人的趣味としてもよかったのよ~

3人姉妹が車で熱唱する「ain't no mountain high enough」もすごい良かった。
「(登れないほど)高すぎる山はない。」
辛い環境に負けずに前に進もうとする彼女たちの心の叫びがリンクしてました。


ジェニファー・ローレンスって私、「世界に一つのプレイブック」で初めて意識したんだけど、彼女「あの日、欲望の大地で 」のあの少女役の子だったのね!あれも演技派だったもんね~
「ウィンターズ・ボーン」も彼女だったのか~。
若いころから、脚本を選びに選んで出演してるんだとか。プロ意識高い~

2014年2月劇場鑑賞
[ 2014/03/02 16:26 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(0)

旅人は夢を奏でる(2012)

旅人<原題:TIE POHJOISEEN>
<英題:ROAD NORTH>

2012年フィンランド制作(113分
2014年1月日本公開
監督・制作・原案:ミカ・カウリスマキ
脚本:サミ・ケスキ=ヴァハラ、ミカ・カウリスマキ
撮影:ヤリ・ムティカイネン
音楽:カイホン・カラヴァーニ、マウリ・スメン
出演:ヴェサ=マッティ・ロイリ、サムリ・エデルマン、イリナ・ビョークルンド、マリ・ペランコスキー、ペーテル・フランツェーン、エリナ・クニフティラ、アダ・クッコネン 他 〔コメディドラマ〕


******
一流のコンサートピアニストとして成功を収めたが、私生活には失敗してしまった男、ティモ。音楽に全てを捧げる彼のストイックすぎる生活についていけなくなった妻が、まだ幼い娘を連れて家を出て行ってしまったのだ。そんなティモの前に、3歳の時に別れたきり、35年間も音信不通だった放蕩者の父、レオが突然現れる。レオの口車に乗せられて、無理やり始まった親子の二人旅は、ティモにとって、自分のルーツを探る旅となる。存在すら知らなかった母親違いの姉を訪ねることから始まり、行く先々でとんでもない家族の秘密が明かされていったのだ。最初は反発しか覚えなかった父に、次第に共感を抱き、いつしか自分のなかにも父と同じ人生への愛を見出し始めるティモ。しかし──旅の終わりにレオは、さらに驚く“真実”を用意していた──。(公式サイトより)
******

アキ・カウリスマキ監督の兄でもあり、「GO!GO!L.A.」などでも知られるミカ・カウリスマキ監督によるロード・ムービー。

無理やり父親に連れ出された旅の中で起こる様々な出来事を通して、
35年ぶりに再会した親子の距離や、息子の心境の変化などが、ほっこり、のんびりと伝わってきて、とても良い映画でした♪

主役の二人はどちらもフィンランドでは歌手としても有名だそうで。

音楽とともに、自分のルーツを知り大事なものを知ることになる旅。

最後は切ないけども、暗くなるわけじゃなく、いい塩梅ででした。

(2014年2月劇場鑑賞)

[ 2014/03/02 15:46 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

MUD-マッド-(2012)

mudposter.jpg<原題:MUD>
2012年アメリカ制作(130分)
2014年1月日本公開
監督・脚本:ジェフ・ニコルズ
製作:サラ・グリーン、アーロン・ライダー、リサ・マリア・ファルコーネ
製作総指揮:トム・ヘラー、ギャレス・スミス 他
撮影:アダム・ストーン
編集:ジュリー・モンロー
音楽:デヴィッド・ウィンゴ
出演:マシュー・マコノヒー、タイ・シェリダン、ジェイコブ・ロフランド、サム・シェパード、マイケル・シャノン、リース・ウィザースプーン、ジョー・ドン・ベイカー、レイ・マッキノン、サラ・ポールソン、ポール・スパークス 他
〔青春ドラマ・サスペンス〕

一言でいっちゃうと、1986年の名作「スタンド・バイ・ミー」系で、これはこれでまた素敵な青春映画。です。

本作、テアトルシネマグループにて「未体験ゾーンの映画たち」と銘打って
「海外では評価が高くて話題作であるのにもかかわらず日本では劇場公開されていない作品」を上映する企画に入ってた一本。

なんでなんで、配給がつかなかったのか!?
個人的には全く謎!!
すごいよかったよーーー

そうなんだ、130分もあったんだ。全然感じなかった。
もっとその世界に入っててもよかったわ~

冒険心をくすぐられる少年たちの姿だけでなく、
愛って、永遠のものじゃないの??なんで、終わりがあるの??
どうして、見たまま感じたままの事がすべてじゃないの?
子供と大人の境目をうまく超えられない、思春期の感情がとても自然に、ピュアに描かれていて、
さらに、大人の切ない恋愛事情や孤独、ジレンマといったものもうまーく伝わってきて、
ほんとによかったわ~
大人だってね~、もちろん純粋なのよ~
大事なものを忘れちゃったわけじゃないのよ~w
そうそうそして、適度なスリルもあったし、ほんと入り込めました~

終盤、銃撃シーンがね~、アメリカ~って感じのいわゆる雑さ(笑)だったけど
まぁそれでも、総じて良かった~
それにしてもいきなりのぶっぱなしで、そんなのに弱い私はイスから飛び跳ねちゃった(笑)

ラストも、それまでの青くてセンシティブなキュンキュンさから世界観がちょっと離れるかもしれないけど、
それでもよかった。映画としてよかった。もあるけど、”ああなって”よかった。っていうホッとした気持ちも。

子供たちにも、マッドにもおじいさんにも、感情移入しちゃってました~

子供たちもマシュー・マコノヒーの演技も素晴らしく、
そして、サム・シェパード御大の存在感たるや(笑)
でした♪


mud.jpg



2014年2月劇場鑑賞
[ 2014/02/24 23:55 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(0)

17歳 (2013)

17<原題:JEUNE & JOLIE>
<英題:YOUNG & BEAUTIFUL>

2013年フランス制作(94分)
2014年2月日本公開
監督・脚本:フランソワ・オゾン
製作:エリック・アルトメイヤー、ニコラス・アルトメイヤー
撮影:パスカル・マルティ
編集:ロール・ガルデット
音楽:フィリップ・ロンビ
出演:マリーヌ・ヴァクト、ジェラルディーヌ・ペラス、フレデリック・ピエロ、シャーロット・ランプリング、ヨハン・レイゼン、ファンタン・ラヴァ、ナタリー・リシャール他 〔ドラマ〕

***
 大人びた表情の中にあどけなさを残す少女イザベルは、名門高校に通う17歳。家族とバカンスやって来たリゾート地でドイツ人青年を相手に初体験を済ませると、パリに戻った後は、SNSで知り合った男たちを相手に身体を売るようになる。そんなある日、売春相手の男がホテルの部屋で腹上死してしまう。慌てて部屋から逃げ出したイザベル。しかし、捜査の手が及んで、ついに売春の事実が家族に発覚する。動揺する母親の問いかけに、何も答えることができないイザベルだったが…。(allcinemaより引用)
***

ちょっと、私の中の「フランソワ・オゾン監督」を作りすぎて見に行ってしまったかも。

淡々と何も思わずこの映画に入っていれば、なかなか良かったんじゃないかと。
反省です。
同じような失敗何度もしてるくせにxx

さてこれ、17歳の普通の高校生の少女を主人公に、性を交えて彼女の複雑な思春期の感情を表現した映画。

自分が何に興味を持ち、何が好きで何が楽しくて、何が大人で、何をしちゃいけないか、なんて、全く分からない時ってありますよね・・・

自分を含め誰もそんな気持ちを具体的に表現できないんだよね。

それを、主人公の彼女の姿で、飾らずそのまま描き出しているというか・・

悪くなかったです。

ただ、自分には、もう一つ、ぐぐっとくるものがなかったというか。。
この少女の感覚はわからんでもないんだけどね。
てか、男性にはわかるんだろうか。。

あと、この主人公の女性はすごくよかったです!
ほんとにきれいで、アンニュイな感じもよく、繊細で複雑な感じがとても~


2014年2月劇場鑑賞
[ 2014/02/24 23:08 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

宇宙人王(ワン)さんとの遭遇(2011)

王poster<原題:L'ARRIVO DI WANG>
<英題:THE ARRIVAL OF WANG>

2011年イタリア制作(83分)
2012年10月日本公開
監督・脚本:アントニオ・マネッティ、マルコ・マネッティ
撮影:レッサンドロ・キオド
音楽:ピヴィオ、アルド・デ・スカルツィ
出演:エンニオ・ファンタスティキーニ、フランチェスカ・クティカ、ジュリエット・エセイ・ジョセフ、アントネット・モローニ 他 〔SF〕




いいよ~
こういうSF嫌いじゃないよ~(笑)

イタリアに中国語を話す宇宙人がやってきた~

彼の目的は?

中国語翻訳のために雇われた一般のイタリア人女性。

宇宙人に対する正体不明な人々からの強引な詰問、拷問。

宇宙人、王(ワン)さんは本当のことを話しているのか!?

彼はいい人じゃないか!

イタリア人女性は徐々に宇宙人に肩入れし・・・

て、いうお話~

いや~、何かと、設定とか状況とかユルユルなんですけどね。
つっこみどころもありまくりで、でも全体がそうなら逆に気にならず。ってタイプのやつです。

でも色々と映画祭に出品されてるそうで。

うん、グレードは高くないけどね、面白かったよ(笑)
ある意味コメディ映画としてもいいんじゃない(笑)

SFって他ジャンルより特にB級の面白さってのをうまく活用できるよねw
[ 2014/02/24 22:23 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(2)

ドラッグ・ウォー 毒戦(2012)

毒<原題:毒戰>
<英題:DRUG WAR>

2012年香港・中国(106分)
2014年1月日本公開
監督:ジョニー・トー
製作:ジョニー・トー、ワイ・カーファイ
脚本:ワイ・カーファイ、ヤウ・ナイホイ、チャン・ワイバン、ユー・シー
撮影:チェン・チュウキョン
音楽:ザヴィエル・ジャモー
出演:スン・ホンレイ、ルイス・クー、ホァン・イー、ウォレス・チョン、ラム・シュー、ラム・カートン、ミシェル・イェ、ロー・ホイパン、チョン・シウファイ、バーグ・ン 〔アクション・サスペンス〕

*****
 中国、津海。爆発事故があった覚醒剤の密造工場から車で逃走した香港出身の男テンミンは、衝突事故を起こして病院に運び込まれる。中国公安警察のジャン警部は、テンミンに大陸では覚醒剤密造が死刑に相当する重罪と伝え、命が惜しければ捜査に協力するよう迫る。そしてテンミンの情報を元に、商談相手に成りすます危険な潜入捜査を敢行、黒社会の大物へと迫っていくジャン警部だったが…。
(allcinemaより引用)
*****

『「エレクション」「エグザイル/絆」のジョニー・トー監督による、アジア全土にはびこる巨大麻薬組織壊滅に挑む中国公安警察の極秘潜入捜査を描いたクライムサスペンス』

息つく暇もなく、最初からどんどんどんどん犯罪組織を追う展開が進んでいき、緊迫感漂う中の攻防が本当に面白かった。
これほんと1,2日の間の話だよね?その間に一気に巨大麻薬組織の核に近づいてく。
てか、犯罪組織の中で結構重要なパートにいる人が、偶然とはいえ捕まってそのあと簡単に警察の犬になってるところがすごい(笑)いくら自分の生への執着のためとはいえw
まぁ、それがあっての後半の展開へと進むわけなんだけど。
あいかわらず各キャラもとても個性的で(笑)
それにしてもえげつない皆殺し(笑)


ただ、これもまた自分自身の映画への入り方を失敗した~
ジョニー・トーに期待する部分を個人的好みのところに集中させてしまったのだ。
そんなに作品知ってるわけでもないのに(笑)

アクションを描きながらも人間の情の部分がしっかりじんわり伝わってきたり、ピーンと張った緊張の糸が続くかと思えば、ふっとゆるんだり、そういった、哀愁とか、緊張と緩和の妙とか、そしてそして美しい銃撃戦とか、過去作のそういうところが特に好きだったもので、本作にもついそういう部分を過度に期待しすぎてしました。
本作は過去作に比べてそういうのがあまり見受けられなくて・・

もちろんそれは映画の面白さとは別の話で。単純に私の好みの部分の話で。

まちがいなく面白かったのは面白かったのです。


2014年2月劇場鑑賞
[ 2014/02/24 22:14 ] 東アジア映画 | TB(0) | CM(0)

アイム・ソー・エキサイテッド!(2013)

アイム<原題:LOS AMANTES PASAJEROS>
<英題:I'M SO EXCITED!>

2013年スペイン制作(90分)
2014年1月日本公開
監督・脚本:ペドロ・アルモドバル
製作:アグスティン・アルモドバル、エステル・ガルシア
撮影:ホセ・ルイス・アルカイネ
編集:ホセ・サルセド
音楽:アルベルト・イグレシアス
出演:アントニオ・デ・ラ・トレ、ウーゴ・シルバ、ミゲル・アンヘル・シルベストレ、ラヤ・マルティ、ハビエル・カマラ、カルロス・アレセス、ラウール・アレバロ、ホセ・マリア・ヤスピク、ギイェルモ・トレド、ホセ・ルイス・トリホ、ロラ・ドゥエニャス、セシリア・ロス、ブランカ・スアレス、アントニオ・バンデラス、ペネロペ・クルス 他〔コメディ〕

はい、それなりに満足しました。
この映画にそんな感想いうと、どういう趣味してんのと思われそうだけど

ここのところ、「ポルベール」、「抱擁のかけら」と、”観やすい”(とある意味で面白味のない)ものが続き、そして「私が、生きる肌」で、原点回帰的楽しみをもらたしてくれたと思ったところ、その後に更にこれ!
なんか勝手に、しばらく真面目にやってた分のうっぷんを爆発させた(させすぎた!)のかなと思ったりして。
アルモドヴァル監督らしくていいですよ♪

芸術性の高いのを撮って、世界にも高評価をもらってなお、またこんなお下劣な作品を作るところに男?意気を感じるじゃないですか?!

確かに、最初にこれを観たらその後監督の事好きになったかどうかは疑問。
原点回帰といえど、原点といわれる初期のドタバタ劇のほうが断然面白かったから。
もちろん初期以降の作品も好きですが。
観る順番て大事ですね。結局、ひいき目が入ってる的なw

内容はほんとお下劣ドタバタなお話しです。
飛行機のビジネスクラスの中が舞台。ゲイのCA3人組を中心に乗客・機長らを巻き込んでのドタバタ劇。

初期のお下劣ドタバタより逆に?映画的になってる分個人的に好きな荒い面白味はないけども。
そう。面白かった、とまでは言えないけど、その世界観:展開のむりやりさ、突拍子さ、設定・キャラの突出感、ドタバタさ、最後の軽いオチなども十分堪能し、受け入れました。

うん。受け入れた。が適度かな(笑)

2014年1月劇場鑑賞


[ 2014/02/23 20:50 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

スノーピアサー(2013)

ピアサー<原題:SNOWPIERCER>
2013年、韓国・アメリカ・フランス制作(125分)
2014年2月日本公開
監督・原案:ポン・ジュノ
製作:パク・チャヌク、イ・テフン
原作:ジャン=マルク・ロシェット、ジャック・ロブ
脚本:ポン・ジュノ、ケリー・マスターソン
撮影:ホン・ギョンピョ
編集:キム・チャンジュ、スティーヴ・M・チョー
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:クリス・エヴァンスティルダ・スウィントンジョン・ハートエド・ハリスソン・ガンホ、ジェイミー・ベル、オクタヴィア・スペンサー、ユエン・ブレムナー、コ・アソン、アリソン・ピル 他
〔SF・アクション・サスペンス〕

「殺人の追憶」「母なる証明」などのポン・ジュノ監督がインターナショナルなスタッフ・俳優陣で挑む豪華SFアクション大作。

フランスのSFコミックがもとになっていて、それを読んだポン・ジュノ監督がぜひ映画化したいとずっと思っていたそうです。

・・・2014年、人類は急速に進行する温暖化を食い止めるため、人工冷却物質の散布を実施。しかしそれは予想外の結果を招き、地球は氷河期に突入してしまう。やがて人類を含めほとんどの生物は死に絶え、17年後の2031年、“スノーピアサー”と呼ばれる列車の中で生活する乗客たちだけが人類のすべてとなっていた・・・(allcinemaより)
という設定。

いわゆる、列車版ノアの方舟状態になっていまして、その中には貧乏な人々が暮らすゾーン、お金持ちたちが優雅に暮らすゾーン、機械室ゾーン、などに分かれていますが、長い長い一つの列車の、車両ごとに区切られているため、各車両は完全別世界のようになっているわけです。
そんななか、粗悪な暮らしを余儀なくされている貧困層の人々がとうとう、反乱を起こして前方車両(富裕層~スノーピアサー創造主)へ向かっていくのです。

最初に言っちゃうと、監督作の中でSF作品でいうならグエムルのほうがとても魅力的で面白かった

でもこれはこれで、”ワールド”が出ていてそれなりに良かったですよ。
面白かった。

けど、一つの列車ワールドの中で、最終ブロックの対決までめちゃひっぱっといて、そしてそしての創造主とのあの会話はね~・・
なんか、世界観がぐっと小さくなってしまって、お粗末って感じだった。
そして、更にその後のラストの希望感も・・・
う~ん、一縷の望み、一筋の希望、には、感じられなかったなぁ。
いや絶対、無理でしょ。みたいな(笑)

貧困層から富裕層への流れはそれぞれ見どころもあるし楽しめましたけどね。
テンポもやっぱこの監督さんとてもリズミカル、見せ方上手。面白い。
にしても、殺戮シーンがえぐすぎる(笑)
怖かった~(・_・;)←褒め言葉。

ティルダ・ウィンストンの怪演も素晴らしく怖かった♪


2014年2月劇場鑑賞
[ 2014/02/23 19:00 ] 東アジア映画 | TB(0) | CM(0)

ドライブ(2011)

drive_20140402160745619.jpg<原題:DRIVE>
2011年アメリカ制作(100分
2012年3月日本公開
監督: ニコラス・ウィンディング・レフン
製作: マーク・プラット、アダム・シーゲル他
製作総指揮:ヴィッド・ランカスター、ゲイリー・マイケル・ウォルターズ、ビル・リシャック 他
原作: ジェイムズ・サリス
脚本: ホセイン・アミニ
撮影: ニュートン・トーマス・サイジェル
編集: マット・ニューマン
音楽: クリフ・マルティネス
出演: ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、ブライアン・クランストン、クリスティナ・ヘンドリックス、ロン・パールマン、オスカー・アイザック、アルバート・ブルックス 他 〔サスペンス/犯罪/アクション〕


切なかったー・・・

ドライバーのスタントと車の修理屋で働いている主人公は、裏ではもう一つ、強盗の逃走ドライバーとしての顔を持つ。
そんな彼がある日出会った人妻と息子と過ごすうちに、その仲はどんどん深まっていく。
しかし人妻の夫が刑務所から出所してくると、その夫がまた悪事に手を染めることになってしまい、彼は彼の家族を守るため、夫の手助けをすることに・・・


なんかね、心の奥の侘しさとか、他人への優しさとか、抗えない宿命的なものとか、いろんな要素が、とても繊細に伝わってきた感じです。

ジャンルでいうと犯罪モノ、アクションものなんですが。
ストーリー自体は複雑ではないんですが。

そこはこの映画だから、よいほうに転がった。というところなんでしょう。

映像とか、演技とか、様々な要素のおかげで、下手すると単純且つクサくなりそなお話が、きゅんと心に残るものになりました。

ほんと、ゴズリングさんはこういったデリケートな役をやらせると素晴らしい

2011年カンヌ国際映画祭 :監督賞
2011年全米批評家協会賞 :助演男優賞(アルバート・ブルックス)

 BS鑑賞
[ 2014/01/29 22:47 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(0)

BOY A(2007)

BOYA.jpg<原題:BOY A>
2007年イギリス製作(107分)
2008年11月日本公開
監督:ジョン・クローリー
製作:リン・ホースフォード
原作:ジョナサン・トリゲル
脚本:マーク・オロウ
撮影:ロブ・ハーディ
編集:ルチア・ズケッティ
音楽:パディ・カニーン
出演:アンドリュー・ガーフィールド、ピーター・ミュラン、ケイティ・ライオンズ、ショーン・エヴァンス、アルフィー・オーウェン、シヴォーン・フィネラン、ヴィクトリア・ブレイジャー、スカイ・ベネット、ジョセフ・アルティン、ジェレミー・スウィフト 他 〔ドラマ〕

*****
 イギリス、マンチェスター。かつて“少年A”と呼ばれた青年は24歳となり刑務所から出所した。“ジャック”という新しい名前を与えられ、過去を隠して新しい生活を始める。ジャックは大人になってから初めて体験する外の世界に戸惑いつつも、ソーシャルワーカー、テリーのサポートを受けながら、少しずつ社会に溶け込んでいく。職場では親しい仲間も出来、やがて人生初めての恋も経験するジャックだったが…。
(allcinemaより引用)
*****
とてもとても、切ない、やるせない映画だった。

そして、とても難しい問題だね・・・

彼は、そもそもがいい子だったし、実際のあの事件も、巻き込まれたといえなくもないわけで。

それでも世の中には、ピーター・ミュランの役のような人さえ周りにいずに、出所後の人生を暮さなければいけない人たちも多いんだろう。そういう意味では、彼はまた不幸中の幸い?かもしれないのに、それでも、こんな悲劇を迎えてしまう。

リークしたあの息子も、責めにくい。。彼も 「BOY A」の一人だ。
たぶんあの子でなくても、自分のやったことがどれだけ罪深いかを気づかないまま、同じことをやってしまう可能性は高い。

とにかく、一人でも、「BOY A」が減るように、彼らの周りの私たちが、思慮のない行動で同じ人生を歩ませないように、気を付けないと・・・
当たり前のようなことを、ほんとに深く考えなおさせられた映画でした。


CS鑑賞
[ 2014/01/12 00:53 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013)

オンリー<原題:ONLY LOVERS LEFT ALIVE>
2013年アメリカ・イギリス・ドイツ製作(123分)
2013年12月日本公開
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
製作:ジェレミー・トーマス、ラインハルト・ブルンディヒ
製作総指揮:クリストス・V・コンスタンタコプーロス 他
撮影:ヨリック・ル・ソー
編集:アフォンソ・ゴンサウヴェス
音楽:ヨーゼフ・ヴァン・ヴィッセム
出演:ティルダ・スウィントン、トム・ヒドルストン、ジョン・ハート、ミア・ワシコウスカ、アントン・イェルチン、ジェフリー・ライト、スリマヌ・ダジ 他 〔ドラマ・ファンタジー〕


何世紀もの長き間、人間(ゾンビ)社会にまぎれて暮らしてきたヴァンパイア。
彼らはいつの時代も素晴らしい知識・芸術・文化を大事にし、理解を持ち、そして、それらに全く理解のない近年の人間どもに疲れ、そんな時代を長く生きる事に疲れている・・・

デトロイトやタンジールの街の風景、そこになじむアダムとイヴ。
それぞれの服装や、部屋の調度品や、彼らのアビリティや、とにかくその世界観とマッタリ感はとても心地よく、好きでした。
アダムとイヴというヴァンパイア像についても。
そして、エヴァやマーロウというヴァンパイア像についても。

目新しい形のヴァンパイアではないけどもね。

すごく独特な雰囲気を醸し出す2人が、例えばイヴがiphoneをばっちり使いこなしてたり、普通に飛行機の予約取ってたり(ちゃんと夜行便)ってのがいい違和感あって面白かった。

アダムとイヴの世界に引き込まれ、気付けばしっかり浸って観ていたけども、なんか、結局、おもしろい、ってほどでもなく、シンプルに観終わったって感じ。
終わりもな~、結局そっち行っちゃうのかって。
ジャームッシュのヴァンパイアだからって、ちょっと変な期待しちゃってたかもね。

でも、もっとあの世界に浸りたいかと言えば、また浸りたい。

と思いました。

2014年1月劇場鑑賞
[ 2014/01/08 22:44 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(0)

ドラゴン・タトゥーの女(2011)

ドラゴン<原題:THE GIRL WITH
    THE DRAGON TATTOO>

2011年アメリカ製作(158分)
2012年2月日本公開
監督:デヴィッド・フィンチャー
製作:スコット・ルーディン、オーレ・ソンドベルイ他
製作総指揮:スティーヴン・ザイリアン、ミーケル・ヴァレン他
原作:スティーグ・ラーソン(『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』)
脚本:スティーヴン・ザイリアン
撮影:ジェフ・クローネンウェス
編集:カーク・バクスター、アンガス・ウォール
音楽:トレント・レズナー、アッティカス・ロス
出演:ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ、クリストファー・プラマー、スティーヴン・バーコフ、ステラン・スカルスガルド、ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン、ベンクトゥ・カールソン、ロビン・ライト、ゴラン・ヴィシュニック 他〔ミステリー/サスペンス〕
スウェーデンにて2009年に製作された『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』デヴィッド・フィンチャー監督によるハリウッド・リメイク。

オリジナルがとても面白かったので、それで十分な気もしてましたが、
いやいや、このフィンチャー版もとってもおもしろかった!

大筋はオリジナル(というか原作)そのままな感じで細かいところがちょっとずつ変わってたぐらいだけど(オリジナルもう細かいところあんま覚えてないけど^^;)、リメイクするならこれぐらいオリジナルとは別の形で際立たないと意味ないよね!って納得させてくれる作品でした。

オリジナルよりサスペンス色がスタイリッシュになってる感じで、謎の内容の丁寧さはオリジナルの方が判りやすかった気もするけど。
ラストは全く別ですね。
うーん、彼女の切ない気持はいいけども、でも、ちょっとあれで切なくなるってのはそれまでの事を考えると単純すぎる気はせんでもない。

まぁでも、こちらもとても面白かったのは間違いない!


2011年アカデミー賞:編集賞

BS鑑賞
[ 2014/01/02 15:58 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(2)

夢売るふたり(2012)

夢売る2012年日本製作(137分)
2012年9月劇場公開
監督・原案・脚本:西川美和
製作:大下聡 他
プロデューサー:松田広子 他
企画協力:是枝裕和
撮影:柳島克己
美術:三ツ松けいこ
編集:宮島竜治
音楽:モアリズム
出演:松たか子阿部サダヲ、田中麗奈、鈴木砂羽、安藤玉恵、江原由夏、木村多江、ヤン・イクチュン、伊勢谷友介、笑福亭鶴瓶、香川照之 他 〔ドラマ〕

それにしても、西川監督って、人間の感情の言葉に表現しにくい部分、黒とも白とも言えない部分、そんなところをあぶり出すストーリーを描くのが本当にうまいね。

そして、そんな感情をじわじわと感じさせてくれた主役のふたり、特に松たか子の演技、表情は本当に良かった。

夫の浮気によって湧き上がる憎しみ、割り切れない思い、ショックから復讐から何からひっくるめての詐欺師への転換は突飛なようで違和感がなく。(こんなにうまくいくかどうかは置いといて)

トイレのシーン、癌の勉強をするシーン、一人でさみしさを紛らわすシーン、重量挙げの子に嫉妬するシーン、そのほかいっぱいいっぱい、共感というか、彼女の気持ちがとてもよく伝わってきた~

色々と想いを馳せる、映画でした。

ところであとでクレジットみてビックリ!え、ヤン・イクチュン??どこに出てたの???
公式HP見てもCASTんとこに紹介されてないし、思わずネットで「夢売るふたりのどこにヤン・イクチュンが」って検索したら、同じ疑問もった人めっちゃいてた(笑)
探偵の車でビデオまわしてた人だって。顔全然見てないし^^;

BS鑑賞
[ 2013/12/29 15:18 ] 東アジア映画 | TB(0) | CM(0)

TIME/タイム(2011)

TIME.jpg<原題:IN TIME>
2011年アメリカ製作(109分)
2012年2月日本公開
監督・脚本:アンドリュー・ニコル
製作:エリック・ニューマン、マーク・エイブラハム
製作総指揮:アーノン・ミルチャン、アンドリュー・Z・デイヴィス他
撮影:ロジャー・ディーキンス
編集:ザック・ステーンバーグ
音楽:クレイグ・アームストロング
出演:ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド、アレックス・ペティファー、キリアン・マーフィ、ヴィンセント・カーシーザー、マット・ボマー、オリヴィア・ワイルド 他 〔SF・サスペンス〕

設定はすごく面白いのに。
だから興味持ってたのに。

近未来、全ての人間は25歳になると成長がとまり、それと同時に余命カウントダウンの体内時計が動きだす。
老化しないのはいいけども、余命初期設定は23時間。
そこからみんな働いたりして余命時間を買って増やす。余命のローンもある(笑)
「お金」=「時間」なわけで、バスに乗るにも、外食するにも、自分の余命時間から支払う。
自分の余命を人に分け与えることも出来る。
逆に、余命泥棒に襲われることもある。

そして、やっぱりこの世界にも貧困層と富裕層の壁があるのだ。

途中までは良かったんだけどね~。

税金と時間と両方が減ってくとか、少数の長老のために多数が死ぬとか、最初に意味深なことを聞かされて、そういう大きな組織・世界に向かって戦ってくのかと思いきや、結局はねずみ小僧的な(笑)
あら(笑)

うーーん、「ガダカ」のアンドリュー・ニコル監督・脚本だったのね。
アイデアはいいのに~
もったいない感じでした~

ジャスティン・ティンバーレイクは俳優でも全然オッケーだよね。
[ 2013/12/28 00:52 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(0)

永遠の0(2013)

ゼロ2013年日本製作(144分)
2013年12月劇場公開
監督・VFX:山崎貴
製作:市川南、畠中達郎
共同製作:原田知明 他
エグゼクティブプロデューサー:上田太地 他
プロデューサー:遠藤学 他
原作:百田尚樹(永遠の0)
脚本:山崎貴、林民夫
撮影:柴崎幸三
美術:上條安里
編集:宮島竜治
音楽:佐藤直紀
VFXディレクター:渋谷紀世子
出演:岡田准一三浦春馬、、井上真央、夏八木勲、田中泯、橋爪功、風吹ジュン、吹石一恵、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、山本學、平幹二朗 他 〔ドラマ・戦争〕
原作がとっても良かったので、映画も見たくて、でも過度に期待はせずに観に行ってきました。

原作と同様、基本のながれは孫の健太郎が本当の祖父「宮部久蔵」の人物像を探るため、宮部を知る人物に話を聞きに行き、少しずつ宮部の真実を、戦争というものを知っていく。という形で進み、映像も現代と戦時中とが交互に描かれていきます。
いや~、やっぱどうしても2時間の映画にまとめなきゃいけないので描かれない部分が多々あって、あれも!これも!描いてほしかった~~って勝手な要望がたくさんありましたが(笑)
それでも十分、映画も面白かったです。

VFXも良かった。けど、贅沢を言えば、もうちょっと、宮部がめちゃ凄腕パイロットだっていうのが証明できる映像を入れてほしかったな~。最後のとこだけじゃなくさ。
あ、最後のとこも、あれがどれだけ凄いことか、本を読んで無かったらあんまりわかんなかったかも。一応外人さんが説明はしてくれてるけど。

ところで、主役の岡田君。
宮部久蔵は原作ではすらりと高身長の設定で、結構それがキーになってるシーンもあるので、残念ながら背の高くない岡田君が演じる事にちょっと不安はあったのですが、いやいや、岡田くん、すごい良かったです!
もちろんもともと男前ですが、この映画の岡田君、いや、宮部さん、ちょーーー!カッコ良かった!
身長気にならんかった!

そしてそして、何と言っても現在の時代で戦時中を語る、重鎮役者のお歴々、田中泯も、橋爪功も、夏八木勲も、とても素晴らしかった!

戦争の事、特攻の事を考えるだけでなく、あの時代の宮部の行動、宮部の優しさ、強さ、勇気、愛情というものには、なんど見ても、色々と考えさせられる。

敢えて残念だった事を言うと、2回目の景浦の時、大事なネタばらし役も映画では景浦がするんだけど、それがあまりに簡単すぎて^^;
そんな古いもんずっと机の引き出しの上においてんのん!て。なんでそんなん君がもってるんて^^;
原作はネタバレまで自然やったから、違和感なかってんけどね。
まぁ、原作みたいに何人も人に話聞くの繰り返しだったら映画じゃ成り立たないもんね。
1人にまとめてやらせるしか仕方ないとは思うけどさ(笑)

色々原作と同じくグッとくるシーンはあったけど、映画オリジナルで言うと、エンディング付近で健太郎が現代の空にゼロ戦を見るシーン。"宮部の残した命”を色々回想するところ、良かったね~・・・
それまでのシーンで、そこもっと描いてほしかった!ってとこがその回想に来てて、あぁー、嬉しい・・見たいな気持もはいっちゃった(笑)


是非原作ももっとたくさんの方に読んでほしいわ~~!

主人公の健太郎同様、おハズカシながらあまり戦争の知識のない私にとってこんなに戦時中の出来事をすんなり難しくなくたくさん知れるのもなかなかない。もちろんお話はフィクションですが、色々な本当の出来事や実在の登場人物の事もたくさん描かれてる訳で。2回立て続けに読んだわそういえば。

2013年12月劇場鑑賞
[ 2013/12/26 23:52 ] 東アジア映画 | TB(0) | CM(0)

クリスマスのその夜に(2010)

クリス原題:HJEM TIL JUL>
<英題:HOME FOR CHRISTMAS>

2010年ノルウェー/ドイツ/スウェーデン製作(85分)
2011年12月日本公開
監督・製作・脚本:ベント・ハーメル
原作:レヴィ・ヘンリクセン
撮影:ジョン・クリスティアン・ローゼンルンド
編集:パル・ジェンゲンバッハ、シイェ・ノルゼス
音楽:ヨン・エリク・カーダ
出演:トロンド・ファウサ・アウルヴォーグ、クリスティーネ・ルイ・シュレッテバッケン、フリチョフ・ソーハイム、セシル・モスリ エリサ、サラ・ビントゥ・サコール、モッテン・イルセン・リースネス、ニーナ・アンドレセン=ボールド 他 〔ドラマ〕

「キッチン・ストーリー」「ホルテンさんのはじめての冒険」のベント・ハーメル監督による群像劇。
どっちも観たい映画なんだけどまだなのよね~。
それより先にこっちを観られる機会が。

さて本作、ノルウェーのとある小さな町にてクリスマスの夜に起こるいくつかのエピソードが少しずつ並行して描かれていきます。

幸せなものもあれば、切ないものもあり、様々な事情の物語がそこにはあるのね。

全体的には、切ない系だったな~・・
クリスマス映画だと思ってハッピー作品を探してる際はお気をつけて!

で、内容、うーん、悪くは無いんだけど、こういう風に描かれるとね、最後、ストーンと纏まって落ちないと、気持ちよくないよね~。つまり、バラバラの物語であっても、ラストに向けて集約されてくっていうか、一つ軸があってその周りで悲喜こもごもで収束っていうか。

個人的には、これなら、「xxの場合」とか「xxの章」的に一つ一つ短編として流してくれた方がよかったかな~。って感じだったのだ。

まぁそこは完全人それぞれの好みだし、そこが気になってしまう程一つ一つのエピソードがそれほどだったのかもしれない。

BS鑑賞
[ 2013/12/19 20:25 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(2012)

パイ<原題:LIFE OF PI>
2012年アメリカ製作(127分)
2013年1月日本公開
監督:アン・リー
製作:ギル・ネッター、アン・リー、デヴィッド・ウォマーク
原作:ヤン・マーテル(パイの物語)
脚本:デヴィッド・マギー、ディーン・ジョーガリス
撮影:クラウディオ・ミランダ
編集:ティム・スクワイアズ
音楽:マイケル・ダナ
出演:スラージ・シャルマ、イルファン・カーン、アディル・フセイン、タブー、レイフ・スポール、ジェラール・ドパルデュー 他 〔アドベンチャー・ドラマ〕

いや~、劇場で3Dで観たかった
めちゃ幻想的ですよぉぉ
普通にテレビで見てもめちゃキレイだったし壮大な世界観がとてもとても伝わってきた。
ベンガルトラとの命がけのドキドキ漂流、大画面で堪能したかった~

嵐によって客船から大海原に小さなボートで投げ出されてしまった少年が、ベンガルトラと漂流して生き延びた奇跡の227日間の物語。

主役の男の子は新人さんなんだってね。
すごいね。

彼の語る漂流生活から目が離せず、不思議な事も違和感なく、面白かったです!

トラとの別れ、あそこで振り向かないのもまた良かった。哀しいけどね。振り向くとクサくなっちゃう(笑)

助けられてから日本の保険担当者に話すシーン、登場人物を家族に置き換えてする話とかもすごく印象的だった~


客船のコックとして突然ジェラール・ドパルデューが出てきてあまりのチョイ役にびっくりした(笑)

2012年アカデミー賞:・ 監督賞 ・撮影賞 ・作曲賞  ・視覚効果賞
2012年ゴールデン・グローブ賞:・音楽賞
2012年英国アカデミー賞:・ 撮影賞 ・ 特殊視覚効果賞


BS鑑賞
[ 2013/12/17 23:08 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(2)

東京家族(2012)

東京2012年日本製作(146分)
2013年1月劇場公開
監督:山田洋次
製作:秋元一孝
製作総指揮:迫本淳一
プロデューサー:深澤宏、矢島孝
脚本:山田洋次、平松恵美子
撮影:近森眞史
編集:石井巌
音楽:久石譲
出演:橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優、小林稔侍、風吹ジュン 他
〔ドラマ〕

この映画の基になっている小津安二郎の「東京物語」の設定がこの時代だとなんかかみ合わない、というか弱くなる感じ?家族のありようなど、時代が変わろうとも普遍的なテーマであるとは思いますが。
ストーリーはほぼ一緒。
大きく違うのは次男は戦死してたのが、今時の若者として生きてるあたり。よって、大事な役未亡人もいなく。それが次男の彼女として登場する。


カメラワークもかなり意識して、小津版と同じような収め方をされています。
役者の演技も、わざと昭和の匂いを感じさせるような演技ですよね。

小津のオリジナルを見ずに見た人は、なんでこんな演技なんだろうとか思うんじゃない?
とくに蒼井優の役とか、あの若さであの言葉づかいとか無いよね^^;

それなら思いきり、過去の時代設定でやればいいのに。
でもそこまでしたらあまりにリメイク過ぎて比較がひどくなると思ったのかな。
・・と、映画内容以外に色々考えてしまう。

くらべるつもりで見たわけではないのだけど・・・
これはこれで普通に面白かったけれども。

まぁでも、その中において、橋爪功の演技、存在感はまさにすごかった!!!

この人、個性強いようで、どの役やってもちゃんとその役だよね!
雰囲気から何から、まとめあげてくる。しかも自然。
いやすごい。

それはほんと実感した。


あとは昭和くさい演技を強いられてる?(笑)人々のなか、ごく自然な振る舞いの役だった妻夫木くんも良かった。
[ 2013/12/17 22:39 ] 東アジア映画 | TB(0) | CM(0)

ATM(2012)

atm.jpg<原題:ATM>
2012年アメリカ製作(90分)
2012年10月日本公開
監督・編集:デヴィッド・ブルックス
製作:ピーター・サフラン、ポール・ブルックス
原案:クリス・スパーリング、ロン・ティップ
脚本:クリス・スパーリング
撮影:ベンクト・ヤン・ヨンソン
音楽:デヴィッド・バックリー
出演:ブライアン・ジェラティ、ジョシュ・ペック、アリス・イヴ  他
〔サスペンス〕





「[リミット]」の脚本家が放つソリッド・シチュエーション・スリラー。深夜のATMコーナーに立ち寄った3人の男女が、突然閉じ込められてしまい、極寒の中で、目的も正体も分からぬ犯人が仕掛けた死のゲームから決死のサバイバルを繰り広げるさまを描く。(allcinemaより)

『現金引き出し、命がけ。』ほんとその通りなんだけどね(笑)

そりゃ、狙われてる間は多少なりともスリルを感じましたよ。
けども、それぐらいなもん。
結局途中の犯人の行動(壁を壊そうとしたり扉を開けようとしたり)の意味も中途半端。
だってあんんだけ緻密にアレを計算してたのなら、そこももっと意味ある計画を立ててそうなもんでしょ。
例えば中の人間を怖がらせるためだけなら必死でノブをいじらなくてもいい(笑)
監視カメラが彼らの首を絞める事にになりそうなのも最初からある程度は読めるけど、でももし他の要素が陳腐過ぎ無ければ、そのカメラネタが冒頭&エンディングと繋がって結構な"アリ"感になってたんだろな。と思うのよ。

まだね、個室に閉じ込められた中での人間模様が面白ければ良かったんだけどそこも中途半端だし(笑)

逃げないのは百歩譲って許す(笑)実際はやっぱ怖いもんね~・・・


『リミット』はあんな特異な設定なのに観終わって何の"?"も残らなかったよ~!
十分そのシチュエーションを楽しんで満足した映画だったよほんと。

けど、これはこじつけ感がどうしても気になる始末。犯人の目的もお知らせしてくれないと気が済まない(笑)

映画館行かなくて良かった。

BS鑑賞


[ 2013/12/08 17:46 ] アメリカ映画 | TB(0) | CM(0)

鍵泥棒のメソッド(2012)

鍵<鍵泥棒のメソッド>
2012年日本製作(128分)
2012年9月劇場公開
監督・脚本:内田けんじ
エグゼクティブプロデューサー:藤本款、和田倉和利
プロデューサー:深瀬和美、赤城聡、大西洋志
撮影: 佐光朗
美術: 金勝浩一
編集: 普嶋信一
音楽: 田中ユウスケ
出演: 堺雅人香川照之広末涼子、荒川良々、森口瑤子、小野武彦 他 〔コメディ〕



「運命じゃない人」「アフタースクール」の内田けんじ監督による最新作。

殺し屋と売れない役者の人生が入れ替わっててんやわんや。

人生に行き詰った「売れない超貧乏役者」と、「冷酷な殺し屋」が銭湯の更衣室ロッカーで隣同士に。
そこで役者はとなりの怖そうな男の財布がパンパンな事に気づく。
そしてお風呂場。石鹸でおおすべりした殺し屋が頭を強く打って気絶してしまったところ、役者はつい出来心で?自分のロッカーと殺し屋のロッカーをすりかえる・・・
と、入れ替わりの物語が進んでいきます。

やはりやはり、おもしろい脚本だった♪♪
予想外の展開、ラストのストーンときれいな着地。
ディテールもすごくこだわってたし、持ってき方の妙ってんですか。いいよね。
それぞれの性格をいろんな小物(や筆跡)で表現してたのも単純だけどわかりやすく。

伏線も色々あって、再確認に、もう一回見てもまた面白いだろうな。

堺雅人も広末もよかったけども、やっぱり香川の演技がすごい。
殺し屋と記憶喪失の普通の男の演じ分けも素晴らしいし、彼の感情表現はとても心地いい。
あ、荒川良々も以外な役どころでよかったね(笑)
そして本作、二人の男の入れ替わり人生が見ものなんだけどもその大もと?には、恋愛事情があって、入れ替わり人生とうまいこと恋愛の展開がからまってそして収まる。

全く別世界で全く別人格の2人だったけど、恋に破れたのをきっかけに・・が共通項だったんだよね。


日本のコメディて、大げさな芝居や演出でザ・コメディ仕立てにするものが多い気がするんだけど(あくまで個人的趣向上で見た限り)、内田監督の作品だと登場人物たちが真剣に生きている様が脚本によって滑稽になるわけで。そのこっけいさ加減が好きだ。

まぁ今のところ「運命じゃない人」が最高で、あんなにスパンと全てがハマったって感覚ってのはその後2作には感じられてないけど、それでも十分おもしろかったです。



マンガや小説を原作にしてつくられた映画が多い中、ほんと大変だと思うけどいつまでも魅力ある脚本を描いてほしい。何年に1本でもいいから。
そう思うなら、ちゃんと映画館行って収益に役立たねばいけないね~^^;
けどつい、内田監督のなら、テレビサイズでも十分おもしろいはずって思って映画館行きそびれちゃうのよね~
反省。



2012年日本アカデミー賞: 脚本賞
2012年ブルーリボン賞 :監督賞、助演女優賞(広末涼子

BS鑑賞
[ 2013/12/02 22:07 ] 東アジア映画 | TB(0) | CM(0)

トガニ 幼き瞳の告発(2011)

トガニ<原題:DOGANI>
<英題:SILENCED>

2011年韓国製作(125分)
2012年8月日本公開
監督・脚本:ファン・ドンヒョク
原作:コン・ジヨン
撮影:キム・ジヨン
音楽:モグ
出演:コン・ユ、チョン・ユミ、キム・ヒョンス、チョン・インソ、ペク・スンファン、チャン・グァン 他 
〔ドラマ〕





******
韓国のある聴覚障害者学校で実際に起こった性的虐待事件を映画化し、韓国社会に波紋を起こしたサスペンスドラマ。郊外の学校に赴任した美術教師のイノは、寮の指導教員が女子生徒に体罰を加えている現場を目撃する。やがて、その女子生徒が校長を含む複数の教員から性的虐待を受けていることを知ったイノは、その事実を告発し、子どもたちとともに法廷に立つ決意を固めるが……。(映画.comより)
*******

本作、韓国で実際に起きた聴覚障害者学校での虐待事件を基に映画化されたもの。

トガニ(dogani)とは、『るつぼ』という意味らしい。
るつぼって、良く使うけどそれ単体の意味知らなかったわ。
本来は高温処理をするための耐熱式の容器の事を指すらしい。

このゆがんだ社会という大きな容器にすっぽり包まれてしまって抜け出せない子供たち・・・
外からはどんどん高熱であぶられて・・・

韓国の映画ってほんと、人間の嫌な部分をリアルに描くのがうまいのが多いよね。残念ながらある意味「人間くささ」だったりする部分。その辺日本のドラマだと、もっとマイルドに描いてしまいそう。
この映画もまさに、非道な教員たちの卑劣さがにじみ出てくる。おかげで余計おぞましい実態がリアルに感じられる。

ところで、実際はどうだったのか知らないけど、この映画を観る限りは、主人公の教師よりそれを手伝った人権保護団体?の女性のほうが主役級の活動をしてないかい?と(笑)


とにかく、後味の悪さ(映画のせいではなく基の事実のせいで)を残したまま終わってしまったこのストーリー、映画だけでなく事実でも、子供たちに非常な虐待をした教師たちは結局裁判の末大した罰も受けずまた職場復帰してたそうです!
マジ恐ろしい。

しかしこの映画の原作である小説が世にこの事実を伝え、大きな反響を呼び、そして映画となりさらに多くの人々の目に触れた事で、再度事件の調査が始まり、関係者の再逮捕につながり、実際の学校は廃校になったそうです。
『トガニ法』というものまで出来たそうで。

どうかこのような事の起こらぬよう。ほんと祈りたい気持ちになりました。

・・・・・映画の感想というより、実際の事件についての感想ばかりになる始末。でした。


余計なお世話かもしれないけど、日本ではR18指定されたこの映画に出演してる子役たち、トラウマとか残らないのでしょうかね。この手のものを観ると毎回子役への影響が心配になる・・・
[ 2013/11/27 22:56 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

最強のふたり(2011)

最強<原題:INTOUCHABLES>
<英題:UNTOUCHABLE>

2011年フランス製作(113分)
2012年9月日本公開
監督・脚本:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
製作:ニコラ・デュヴァル=アダソフスキ、ヤン・ゼヌー、ローラン・ゼトゥンヌ
撮影:マチュー・ヴァドピエ
編集:ドリアン・リガール=アンスー
音楽:ルドヴィコ・エイナウディ
出演:フランソワ・クリュゼ、オマール・シー、アンヌ・ル・ニ、オドレイ・フルーロ、クロティルド・モレ、アアルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ、トマ・ソリヴェレ 他 〔コメディ/ドラマ〕


**********
実話を基に、首から下が麻痺した大富豪の中年男と、ひょんなことからその介護人となったスラム出身の黒人青年が、互いの境遇の違いを乗り越えて真の友情を育んでいく姿を、ユーモアを織り交ぜハートウォーミングかつエモーショナルに綴る。
 パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった大富豪のフィリップ。彼の新しい介護人募集の面接にやってきたのは、いささか場違いな雰囲気の黒人青年ドリス。スラム街に暮らす彼の目的は、失業手当をもらうための不採用の証明書だった。周囲の憐れみの同情と腫れ物に触るような態度に辟易していたフィリップは、そんなドリスのふてぶてしい態度に興味を抱き、思いつきで採用してしまう。ドリスには介護の経験がないばかりか、趣味や生活習慣にいたるまで互いが歩んできた世界はまるで水と油。いつまで持つかと思われたが、障がい者相手にも遠慮することなく本音で接するドリスは、他の誰よりもフィリップの心を解きほぐし、いつしか2人は固い絆で結ばれていく。(allcinemaより引用)
***********

大変話題となり、うちの地方でもロングランだった本作。
内容は上記あらすじの通りですが、やっぱこれが実話に基づくってところが、重要ですよね。

私の素直な感想としては、とてもいい映画、というより、いいお話。と言った方がニュアンス正確。ですね。

この手の話だとすごく心に響きやすいだろうし、響いてほしい、響いていいと思うんですよね。
でも、そこまで、色んな映画館でロングランや再上映をするほどっていうのは?がつく感じでした。

これはこの二人だから成り立った交流であって、それは素晴らしい事だと思うし表現もされてたと思う。
ただ、重度の障害を抱え苦しみ心を閉ざしていた人間と、全く別境遇の人間との交流と言う点では、他の同様の映画に比べて、~いや、特殊な関係性でなく、さまざまな人とのつながりを語る上での普遍的なテーマですよね。この映画に描かれているものも。そういう意味でひとくくりにしても~群を抜いてうまく描かれていたというほどではない気がします。。
いや、要は、この映画がどうこうでなく、他にも素敵な映画があってもそっちが目立たないのはなぜだろうと、それが残念だと言いたいのかな(^_^;)


まぁ、なんか否定めいた感じになっちゃいましたが、なんやかんや言って十分良かったし素敵な映画なんですよ。それは本当にそうだと思いました。

音楽もとても良かった♪

それにしても、日本での評価高いね~
東京国際映画祭、主演男優W受賞だって。


2011年セザール賞:主演男優賞(オマール・シー)
2011年東京国際映画祭:東京サクラグランプリ、最優秀男優賞(フランソワ・クリュゼ 、オマール・シー)
2012年日本アカデミー賞:外国作品賞

BS鑑賞
[ 2013/11/26 19:02 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

少年は残酷な弓を射る(2011)

弓<原題:WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN>
2011年イギリス製作(112分)
2012年6月日本公開
監督:リン・ラムジー
製作:リュック・ローグ、ジェニファー・フォックス 他
製作総指揮:スティーヴン・ソダーバーグ、クリスティーン・ランガン 他
原作:ライオネル・シュライバー(少年は残酷な弓を射る)
脚本:リン・ラムジー、ローリー・スチュワート・キニア
撮影:シーマス・マッガーヴェイ
編集:ジョー・ビニ
音楽:ジョニー・グリーンウッド
出演:ティルダ・スウィントンジョン・C・ライリー、エズラ・ミラー、ジャスパー・ニューウェル、ロック・ドゥアー、アシュリー・ガーラシモヴィッチ 他 〔サスペンスドラマ〕

*********
自由奔放に生きてきた作家のエヴァは、突然の妊娠に戸惑いを拭えなかった。やがて誕生した息子ケヴィンは、なぜか自分にだけ懐こうとせず、子育ては苦難の連続となる。成長するにつれ、反抗的な態度はエスカレートし、エヴァは我が子に対し恐怖さえ抱くようになる。夫に相談しても真剣に取り合ってもらえず、次第に不安が募っていくエヴァだったが…。(allcinemaより引用)
*********

息子の精神性がどうしてこうなってしまったのか、それは先天的なのか、後天的なものか、母親の愛情の不足か。彼なりの屈折した愛情表現だったのか。
本作中ではそれを突き詰めて描く必要はなく、まさに、この母親のように、理解できないまま、彼を追うしかないのだ。
母親の様々な葛藤、苦悩がディルダ・スウィントンの迫真の演技によってピリピリと表現される。

悲惨な事件も、具体的な様子を描くことなく、フラッシュバックの形によって、母親の頭の中で浮かぶようにちらちらとお目見えする。

オープニングから彼女に何が起こったのかわからないまま、徐々に徐々にその真相が現れる。
その展開も良かった。

結局、事件とそれにまつわる人間形成、人間関係などの全体像のうち、深く掘り下げて描かれるのはごく一部なんだけども、なかなか見応えありましたね。

そして観終わった後はまさに原題の通り、WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN なのだ。


2011年ヨーロッパ映画賞:女優賞(ティルダ・スウィントン

BS鑑賞
[ 2013/11/25 20:50 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

いとしきエブリデイ(2012)

いとしき<原題:EVERYDAY>
2012年イギリス製作(90分)
2013年11月日本公開
監督:マイケル・ウィンターボトム
製作:メリッサ・パーメンター
製作総指揮:アンドリュー・イートン
脚本:ローレンス・コリアット、マイケル・ウィンターボトム
音楽:マイケル・ナイマン
出演:シャーリー・ヘンダーソン、ジョン・シム、ステファニー・カーク、ロバート・カーク、ショーン・カーク、カトリーナ・カーク 他
〔ドラマ〕



『ステファニー、ロバート、ショーン、カトリーナの兄妹は、毎朝シリアルを食べ、学校へ通い、母カレンはみんなを学校へ送った後にスーパーで働き、夜はパブでも仕事をする。どこにでもある毎日。でも、違うのは父親がいないこと。父親は刑務所にいる。会えるのはほんのわずかな面会時間だけ。季節は巡り、子供は成長し、一緒にいない時間が非情に流れていく…。 (公式HPより)』

「ひかりのまち」等のマイケル・ウィンターボトム監督が、当時8歳、6歳、4歳、3歳の実の兄弟をキャストにし、5年の歳月を費やして撮影したドキュメンタリータッチの映画。
子役の4人は全員実名で出演。

当然両親役は俳優さんで子供たちとは他人なんだけど、本当に演技なの!?!?というぐらい子供たちがあまりに自然で、毎日の生活のリアル感がハンパない。

そこに、毎日のありがたみを素直に感じさせてくれた。
・・・人の不幸をみて我が振り直せ。とやらしい言い方もできますが(^_^;)

子供たちもさみしいだろうけど、ほんと、4人の子供の母親、恐ろしいほど孤独で大変で・・・だろうね。


子供たちの成長も併せて引き込まれるんだよね。
5年という歳月で、8歳⇒13歳、3歳⇒8歳。
顔から体型から、全く変わるお年頃だからね~
本当にこのフィクションの中で成長したって錯覚に陥りそう。

悪い事をしてはいけません。
ごく普通の事が、あまりに遠い世界の事になってしまいます。
罪を償う本人だけでなく、一生懸命生きているいとしき人たち全てが償わないといけなくなるのです。

難しい事なしに、丁寧にとても大事な事を伝えてくれる映画でした。
いとしき23jpg
泣き虫ショーン可愛すぎ



2013年11月劇場鑑賞
[ 2013/11/17 22:34 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

もうひとりの息子(2012)

息子<原題:LE FILS DE L'AUTRE>
<英題:THE OTHER SON>

2012年フランス(101分)
2013年10月日本公開
監督:ロレーヌ・レヴィ
製作:ラファエル・ベルドゥゴ、ヴィルジニー・ラコンブ
原案:ノアン・フィトゥッシ
脚本:ロレーヌ・レヴィ、ナタリー・ソージェン、ノアン・フィトゥッシ
音楽:ダッフェル・ユーセフ
出演:エマニュエル・ドゥヴォス、パスカル・エルベ、ジュール・シトリュク、マハディ・ザハビ、アリーン・オマリ、ハリファ・ナトゥール 他 〔ドラマ〕




ちょうど是枝監督の「そして、父になる」でも軸になっている子供の取り違えが
本作でも描かれていますが、こちらはその点だけでなく、取り違え先が、ずっと対立が続いているイスラエルとパレスチナだというややこしい問題がからんでくるのです。

残念ながら私はまだ是枝監督の方は観れてないんですが。

こちらはとにかく、とても良かったです。

取り違えられた子供たち、母親、父親、兄弟、それぞれの視点での世界がちゃんと描かれており、難しい問題であってもこの映画の描くストーリー上に自然に未来を感じさせてくれて、考えさせられながらもどこか気持ちよく、見終えました。

フランス系イスラエル人家庭の息子が18歳になって父親と同じ軍人になろうと兵役検査を受けた際、血液検査で両親の子供でない事に母親が気づく。そして原因を追っていくうち、湾岸戦争時に混乱のさなか病院で隣のベッドの赤ん坊と取り違えられた事が判明。そして実の赤ん坊が取り違えられた先は、パレスチナ人家族のところだった・・・

子供が18歳ということで、本人たちも当初はかなり戸惑い傷つきながらも、ちゃんと自分で整理をつけて行くんだけども、その演出の自然さが受け入れやすく、子供なりの感性がうまく功を奏し、前向きに進んでいく。

そして、こんな事態に驚き打ちのめされながらも、母親、女性と言うのはいかに強いものかというのが、とてもリアルに伝わってきた。
同時に、男親の、不器用な加減もとてもリアルで(^_^;)
どこの国も、どんな性格でも、その辺は一緒のケースが多いのかと、変に納得してしまった次第。

事の重大さを重々しく取り上げるのではなく、さりげなく、でもしっかりと描かれていて、すごく良かったです。
暖かい愛がたくさんあふれている映画でした。
対立している国々で観たら、私たちほどのんきに見れないんだろうなとも思いますが。。
こんな事良く知らない私が言える立場ではないですが、
血とか、歴史とか宗教とかでなく、まずは人対人での理解、つながりというものが根本にある事を、取り違え事件を軸にとてもわかりやすく描いた映画だと思います。


2012年東京国際映画祭:さくらグランプリ、最優秀監督賞

2013年10月劇場鑑賞
[ 2013/11/17 22:33 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

Yuu~ユウ~ 

Author:Yuu~ユウ~ 

昔の鑑賞、最近の鑑賞、手持ち作品等
関係なくその時思いつくものをテキトー
にUPしています。
ド素人の勝手気ままなお気楽感想です。

目標は、これまでに観た映画全てを
書き出して自己満データベースを完成
させる事。

musicは'80年~'90年代を中心に
好きなものをUP。
可能な限りYOUTUBE貼付で。
洋楽HIP-HOP・FUNK・NJS・R&B
が中心です。

リンク、トラバはご自由にどうぞ☆
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削除させて頂く事がありますので
ご了承下さい。

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